コスメの正しい捨て方って? マシンガンズ・滝沢さんに伺いました!【いげちゃんのコツコツSDGs】
日々、よく耳にする“SDGs”という言葉。なんのために取り組むの? 私にできることは何? SDGsに興味を持ち始めた井桁弘恵が、そんな疑問に向きあいます!
Vol.30-1 コスメやキッチンまわりのゴミの分別のしかたは?
本連載の第11回にて、世界中で深刻化しているゴミ問題への向きあい方を教えてくれた、ゴミ清掃員芸人のマシンガンズ・滝沢さん。読者から、“もっと捨て方を詳しく知りたい!”との声を受けて再登場! コスメやキッチンまわりのゴミの分別のしかたを徹底的に教えていただきました。
教えてくれたのは……
化粧品の正しい分別方法は?
マニキュアや化粧水、アイシャドウ、マスカラ……使わなくなった化粧品の処分に困ったことはありませんか?
よく分からないコスメの正しい処分方法を覚えておきましょう。
滝沢さん、お久しぶりです。前回、ゴミの現状や分別方法の基本を教えていただいてから、ゴミの捨て方にすごく気をつけるようになりました。でも、不要になった化粧品は、いまだに迷ってしまうことが多くて……。
コスメの容器は、金属やプラスチック、ガラスなど、あらゆる素材で作られているので迷ってしまうよね。それでは、ひとつひとつ捨て方をチェックしていきましょう!
※自治体によって、「資源」「可燃」「不燃」と出し方が違うのでは、詳細住んでいる地域のホームページをチェックしてください。
スキンケア類の捨て方は?
スキンケア類は、キレイに使い切ってから、素材ごとに分別して捨てることが大切ですよね?
そのとおり! まずは、中身を出し切りましょう。水質汚染を防ぐために、液体は流し台に捨てずに使い古したタオルや紙などに染み込ませてくださいね。空になった容器は資源回収へ。プラスチックならプラスチック資源、ビンならビンとして出してください。もし、汚れがひどい場合は、容器の素材をチェックして「可燃」または「不燃」ゴミに出してOKです。
オイル・バームなどは?
オイルやバーム、クリームなども、スキンケア類と同様に、まずは中身を出し切ったほうがいいですよね?
正解! 中身をきれいに使い切って、びんやプラスチックがあれば、「資源」として出せます。しかし、油性のクリームやオイルが入っていた容器、少し中身が残ってしまったものは、「資源」として再生できないため、容器の素材をチェックして「可燃」または「不燃」ゴミに出してください。
マニキュアや香水は?
ガラスビンに入っているマニキュアと香水。マニキュアは、中身をすべて出し切ることが難しいので「不燃」!
井桁さんの言うとおり、マニキュアは、キレイに使い切ることが難しいので「不燃」で正解! 中身が残っている場合は、紙に中身を出してから捨ててくださいね。
香水は、使い切っていれば「資源」で合っていますか?
ガラスビンは基本的に「資源」です。でも、香水が入ったガラスビンは、実は「不燃」ゴミ扱いです。使い切ったとしても香りが強いのと外国製のものは特殊なガラスやびんもあるので、「資源」には出せないんです。
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撮影/野田若葉 モデル/井桁弘恵 ヘア&メイク/山口春奈 スタイリスト/辻村真理(井桁さん分) 取材・文/海渡理恵