ナム・ジュヒョクの好演が光るアクションスリラー『ヴィジランテ』が熱い!【韓ドラオタクおすすめの1本】
衝撃的な展開がクセになるスリラードラマ
韓国ドラマ大好き! なライターが、ぜひおすすめしたい作品を紹介する不定期連載コラムです。
今回は、ダークヒーローになってもなお、イケメンぶりが輝くナム・ジュヒョク主演のアクションスリラー『ヴィジランテ』のあらすじや見どころを紹介します。
『ヴィジランテ』
各8話
出演:ナム・ジュヒョク、ユ・ジテ、イ・ジュニョク、キム・ソジン
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
© 2024 Disney and its related entities
あらすじ
キム・ジヨン(ナム・ジェヒョク)は警察学校の首席学生。人柄もよく、まさに学校のスター的存在のジヨンだったが、辛い記憶を持っていた。それは、幼い頃に目の前で、母親が見知らぬ乱暴者に殴り殺されたのだ。当時の残像が脳裏に焼き付いて離れないジヨンは、ある事件をキッカケに決心する。犯罪を幾度となく繰り返す者や、犯した罪に比べて軽すぎる罰で済んだ犯罪者たちが、いとも簡単に釈放される「法」に対し、自らがダークヒーロー“ヴィジランテ”となって制裁を加えると……。
ここが見どころ!
今回紹介するのは、世界で累計閲覧数3億7000万回を突破した大ヒットウェブトゥーン(韓国のタテ読み電子漫画のこと)の実写ドラマ。ただ今入隊中のナム・ジュヒョクが凶悪犯を裁くダークヒーロー“ヴィジランテ”を堂々と演じて大変話題になっている作品です。
ナム・ジュヒョクと言えば、『スタートアップ: 夢の扉』『二十五、二十一』など、青春を代表する、爽やかで穏やか、あるいは気のいい青年というやわらかいイメージ。
しかし、本作での彼は違います。
主人公のキム・ジヨンは昼は警察大学の模範生、夜は犯罪者に制裁を加えるという、表と裏の顔があるキャラクター。この“昼夜で別の顔”を見せる孤独な主人公という難しい役をナム・ジュヒョクは、これまで培ってきた青春を代表する善良さ、そして犯罪を憎悪する心情を、わずかな表情や手元やちょっとした仕草で多彩に表現。特に雄弁なのは、目や口元の動き。ふいに見せる眼差しの哀しみや危うさに、胸をわしづかみにされます……。
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ジヨンの哀しみをたたえる眼差し。
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射撃練習に打ち込むジヨン。
本作のために、ボクシングや武術訓練でしっかりと鍛えたという肉体にも注目を。187cmという高身長の体から繰り出される見事なアクションは、キレキレどころかバッキバキ(しかも、体は無駄のない細マッチョ)で、「強さも見た目も最強なのでは⁉」とほれぼれすることでしょう。
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図書館に佇むジヨンのモデルのようなスタイルに見惚れる。
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学生時代はバスケットボール選手を目指していたナム・ジュヒョクの、腕の筋は必見!
なお、ダークヒーローのヴィジランテを追うのは、「怪物」と呼ばれる刑事チョ・ホン(ユ・ジテ)。ホンは、素手でコインを潰して相手を脅すといった、法を遵守する側なのに、悪役のような強烈な風貌の役柄。ホンを演じたユ・ジテは、「怪物」の役作りのために約20㎏も増量して、ヴィジランテとの闘いに臨んだそう。彼の本気度が画面の端々から伝わってきます!
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筋トレに余念のない「怪力刑事」を熱量高めに演じるユ・ジテ。
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相手を落す勢いの刑事チョ・ホン。どっちか悪役かわからない⁉
また、ヴィジランテのファンを公言し、彼を支援する財閥の副社長チョ・ガンオク(イ・ジュニョク)の存在も欠かせない。「世の中に、こんな人もいるんだ……」と思ってしまうほど、マニアックな人物である御曹司ガンオクの謎深き言動からも目が離せません。
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端正な顔立ちだが、エキセントリックな性格の持ち主の御曹司チョ・ガンオク(イ・ジュニョク)。
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ガンオクは自分の趣味をとことん極めるキャラクター。
長々と書いてしまいましたが、まとめると……。
・“青春”と“悲哀”と“狂気”を背負ったダークヒーローが新鮮
・「国民を守らない法」と「凶悪犯」への鉄拳制裁が痛快
・何が正義で犯罪なのか
・登場人物がとんでもなく個性的
次第に度を超えてゆくジヨンの“正義”、その向かう先を見届けてください!
■配信サイト
『ヴィジランテ』
各8話
ディズニープラス スターにて全話独占配信中
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Kカルチャー・旅・お酒・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年間十数回は海外へ。最近の趣味は「各国でローカライズされた韓国料理を食べること」。