今月のオススメ★BOOK『牛姫の嫁入り』『アウシュヴィッツの図書係』
爽快な読後感で元気になれる!『牛姫の嫁入り』大山淳子
時は江戸。絶世の美女忍者であるコウの任務は、大名の娘・重姫の誘拐! でも、かつて美少女と名高かった重姫は思わぬ姿になっていて――。アクションあり、ドンデン返しあり、感涙ありのエンターテインメントの中に、本当の美しさとは、幸せとは、という大切な問いかけが隠れている新感覚の時代小説。恋に仕事に迷う女子にこそ読んでほしい! (角川書店 ¥1600)
少女が信じた 生きる希望とは『アウシュヴィッツの図書係』アントニオ・G・イトゥルベ 小原京子〈訳〉
絶望の中で人が生きる力とは――? 第二次世界大戦中、アウシュヴィッツ強制収容所にいた14歳の少女・ディタにとって、それは「本」と、その世界を空想することだった。囚人たちによる“学校”の図書係として、わずか8冊の本を守るという使命を胸に、地獄の中でも決して屈しないディタ。本が持つ力に心を打たれる、実話に基づく物語。(集英社 ¥2200)
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