『イカゲーム』シーズン2での好演に期待!カン・ハヌル&イム・シワン&パク・ギュヨン出演韓国ドラマまとめ
『イカゲーム』シーズン2に出演すると話題の人気実力派俳優たちの作品にフューチャー! カン・ハヌルやイム・シワン、パク・ギュヨンといった旬な俳優たちが出演している人気作をチェック!
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Kカルチャー・旅・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年間十数回は海外へ。最近の趣味は「各国でローカライズされた韓国料理を食べること」。
- 【カン・ハヌル】ミュージカル界でも活躍!実力派人気俳優
- 離婚寸前の夫婦が喪失に!?韓国で観客動員数200万人超えのヒット作『ラブリセット 30日後、離婚します』
- カン・ハヌルの魅力がギュッ! 『椿の花咲く頃』
- 【イム・シワン】演技派として高い評価
- 四次元な魅力が炸裂! イム・シワンが型破りな国税徴収官を好演する『トレーサー』
- 【パク・ギュヨン】旬の韓国女優
- インフルエンサーの世界は煌びやかでデンジャラス⁉『セレブリティ』
- ワンコ×イケメンの最強の“癒しケミ”にキュンキュン!『ワンダフルデイズ』
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【カン・ハヌル】ミュージカル界でも活躍!実力派人気俳優
カン・ハヌル●1990年2月21日生まれ。ドラマ、映画だけでなくミュージカル俳優としても活躍。映画『ミッドナイト・ランナー』(2017年)でデビュー。韓国版ドラマ『花ざかりの君たちへ』(2012年)で知名度アップ。『椿の花咲く頃』(2019)で主役を演じ、一気に人気が上昇。
離婚寸前の夫婦が喪失に!?韓国で観客動員数200万人超えのヒット作『ラブリセット 30日後、離婚します』
『ラブリセット 30日後、離婚します』
出演:カン・ハヌル、チョン・ソミンほか
配信情報:U-NEXT
©CINEMA WOOLLIM, TH STORY AND MINDMARK
あらすじ
映画のような大恋愛の末に結婚したノ・ジョンヨル(カン・ハヌル)とホン・ナラ(チョン・ソミン)。しかし、お互いの価値観の違いに耐えられなくなり、離婚を決意する。裁判所の調停で熟慮期間を経た30日後に離婚が成立することが決まるが、その帰り道に交通事故に遭い、2人とも記憶喪失になってしまう。
ここが見どころ!
2023年秋に韓国で公開され、上映開始から35日で観客動員数が200万人を超えるスマッシュヒットとなった『ラブリセット 30日後、離婚します』。日本では2024年春に公開され、現在はU-NEXTで配信されています。
主演は、『椿の花咲く頃』や映画『ミッドナイト・ランナー』で知られ、12月26日から配信される『イカゲーム』シーズン2への出演が決定しているカン・ハヌルと、『イタズラなKiss』や『還魂』など数々の話題作で活躍し、『となりのMr.パーフェクト』での好演が記憶に新しいチョン・ソミン。2人は2015年公開の映画『二十歳』でも共演しており、本作で8年ぶりの再共演となりました。
親の反対を押し切って大恋愛の末に結婚するも、価値観の違いから夫婦仲が冷めきっていたジョンヨルとナラ。スマホに「D-30」とカウントダウンを設定するほど離婚を待ち望んでいた2人でしたが、交通事故で記憶喪失になり、すべてを忘れてしまいます。
家族や仕事のことも忘れてしまったため、ジョンヨルとナラは記憶を取り戻すためにこれまでと同じように共同生活をすることに。相手への愛も憎しみも忘れた2人だけど、やはり運命なのか、自然と惹かれ合っていき……。
どちらか一方ではなく、夫婦そろって記憶喪失になるというストーリーが新鮮。あんなに憎み合っていた2人がもう一度恋に落ちてしまう展開に胸キュンし、お互いに好きなのに両親は離婚に賛成、熟慮期間の終わりも近づいてくる中で、誰が先に記憶を取り戻すのか、それとも同時に取り戻すのか。「記憶喪失」はあるあるでも、予測できそうでできない展開にわくわくさせられます。
なんといっても本作の見どころは、2人の振り切ったコメディ演技! 人気も実力も兼ね備えたトップ俳優によるコミカルな掛け合いに思わず声をだして笑ってしまうことでしょう。(劇場でもあちらこちらから笑い声が漏れていました)
カン・ハヌルのコメディ演技と言えば、『ミッドナイト・ランナー』の笑顔の練習をするシーンが有名ですが、本作でも彼の専売特許と言ってもいい“変顔に近いキラースマイル”が効いているのでお楽しみに。ナム・テジュン監督が「カッコよさとせこさを爽やかに演じられる韓国唯一の俳優」と絶賛したように、ねちっこい三枚目キャラを絶妙な塩梅で演じています。
もちろんチョン・ソミンも負けていません。口から米粒を飛ばしながらキレる演技や酒に酔っ払った演技など、そのぶっ飛び具合はナム監督が「ここまでやっていいのかと思うほど、まるで引退作のような感じで一生懸命に演じてくれた」と語るほど。これまでもチャーミングなコメディ演技に定評がありましたが、『ラブリセット 30日後、離婚します』ではクレイジーな魅力が加わり、バリキャリで豪快なナラを生き生きと演じています。
カン・ハヌルがチョン・ソミンとの再共演について「『二十歳』の時は、お互いに若かったので、物事を知らなかった。あの時は自分たちの意志ではなく周りの指示で動いて受動的な芝居をしていたとしたら、今はふたりとも年齢を重ねていろんなことがわかってきて能動的になり、成長したなという気持ちになりました」とインタビューで語ったように、実績を積んで再会した2人の阿吽の呼吸が光るのが序盤に登場する裁判所のシーン。お互いに相手の不満をぶつけ合うセリフの応酬は、もはやラップのディスバトルのよう(笑)。数々の作品で活躍してきたカン・ハヌルとチョン・ソミンのしっかりした発声や滑舌の良さのおかげで、口喧嘩シーンや욕(罵倒)が混ざったセリフも軽快さを保ちながら耳にスッスッと入ってきて、笑いを加速させています。
たぶんこうなるだろうなという予想を裏切る展開も多く、そのどれもが面白おかしくて約2時間笑いっぱなしの『ラブリセット 30日後、離婚します』。『イカゲーム』シーズン2での演技に期待が高まるカン・ハヌルと、『Mr.となりのパーフェクト』での親近感のある演技が評判を呼んだチョンソミン、いま話題のトップ俳優2人の演技をご堪能あれ!
作品概要
『ラブリセット 30日後、離婚します』
出演:カン・ハヌル、チョン・ソミンほか
配信情報:U-NEXT
©CINEMA WOOLLIM, TH STORY AND MINDMARK
カン・ハヌルの魅力がギュッ! 『椿の花咲く頃』
『椿の花咲く頃』
全20話
出演:コン・ヒョジン、カン・ハヌル、キム・ジソクほか
Netflixシリーズ「椿の花咲く頃」独占配信中
あらすじ
女手ひとつで息子を育てるドンベク(コン・ヒョジン)に突然訪れた、新たな恋の予感。
シングルマザーへの偏見と差別に負けることなく、幸せをつかむことはできるのか。
愛に傷付き、何度も裏切られた経験から、心に傷を持ったドンベクと、「愛があれば大丈夫」と信じる田舎くさくも善良なヨンシク(カン・ハヌル)。そんな2人を取り囲む、地域密着型のロマンティックコメディドラマ。
ここが見どころ
今回ご紹介するのは、韓国ドラマファンなら一度は耳にしたことがある『椿の花咲く頃』。コメディ、サスペンス、ヒューマン、ロマンスなど、実に様々な要素が複雑に絡まり、視聴者の琴線を絡ませまくった名作です。2019年の作品を、なぜおすすめするのか。
それはカン・ハヌル演じるヨンシクが、めっちゃカッコいいから!
カン・ハヌルといえば、12月26日にNetflixで独占配信予定のドラマ『イカゲーム』シーズン2出演者のひとり。「彼の姿が待ち遠しい!」という方は、本作をチェックしてみて。イケメンで演技も上手く、“美談製造機”と評されるほどに人柄もいいカン・ハヌルらしさを最も昇華したキャラクターが本作のヨンシクなので、きっと満足いただけるはず。
それでは、おすすめポイントです!
カン・ハヌルを語る前に、ストーリーをおさらい
舞台となるのは、オンサンという小さな田舎町(ロケ地は韓国・慶尚北道にある浦項市郊外の九龍浦。ノスタルジックな町並みが良き)。ここに乳飲み子を連れたシングルマザーのドンベク(コン・ヒョジン)が引っ越してきたところから物語が始まります。
幼い頃は母親に、成人してからは恋人に捨てられ、ひとりで産んだ息子と生きていくため、ドンベクはオンサンで「カメリア」という居酒屋を始めます。町の男たちが常連となって店は大繁盛する一方、町の女たちからはあからさまにのけものにされ、妬み嫉みは日常茶飯事。しかし、「母親に捨てられた」過去を持つドンベクは自己肯定感が低く、反論できず、口ごもってばかり……。
そんな時に現れたのが、我らがカン・ハヌル!
ソウル勤務だった警官・ヨンシクは、優れた捜査勘の持ち主でしたが、正義感の高さゆえに問題を起こしてオンサンの交番に左遷されます。そして、町で見かけたドンベクに一目ぼれ。その後は、猪突猛進にドンベクへの好意を、ただひたすらに示し続けるのです。
ぶっちゃけ、本作を観るとドンベクを取り巻くつらい現実も見えてきます。
シングルマザーであることによって軽んじられたり、未婚の母だと後ろ指を指されたり。しかし本作では、ドンベクが真正面から社会に立ち向かい、悪者をやっつけて大団円……、という話ではありません。性差別、親子関係、自尊心、嫉妬と劣等感、虚栄を張ってしまうこと、地域社会で暮らす……など、一筋縄ではいかない問題をあるがままに取り上げ、現実世界のように行きつ戻りつ、緩やかに変化をくり返しながら、人生という山の斜面を登っていきます。そんなドンベクに影響を与えるキーマンがヨンシクなのです!
ドンベクの「強さ」を肯定する唯一無二のサポーター
物語前半は、町の人々や男性陣からドンベクに対する偏見や蔑視についての場面が数多く描かれます。特に印象的だったのは、「ピーナッツをサービスしろ」と店の大家がしつこく絡んでくるシーン。この大家は自尊心に問題があり、「自分が見下されている」と感じるような言動を相手がとると騒ぎ立てるんです。酒の勢いもあり、どんどんエスカレートする彼は、「この店の店主は笑顔さえもない」と言いがかりをつけ、腕まで掴む始末。「はいはい」と、あしらうこともできるのですが、彼女はキッパリと拒否。
「(料理の)代金の中に私の手首や笑顔の代金は含まれていません。ここは飲食店です」
この一言は大家よりも、たまたま店にいたヨンシクの胸に深く刺さったのでした。実はヨンシク、これよりも前に書店でドンベクを見かけて一目ぼれしているのですが、その時はフィーリングだけ。「好き」を最初に自覚したのは、この「声を上げることのできる強さ」。ほれたポイントが「NOと言える強さ」って、目の付け所がカッコよくないですか?
そして、以降ヨンシクの一途でひたむきなメッセージが、その後のドンベクを幾度も支えます。
元恋人で子供の父親であるジョンニョル(キム・ジソク)と再会し、「(女手ひとつで育児をする)こんなつらい人生を送ってほしくない」と言われたドンベク。たったひとりで息子を育ててきた8年をまるっと否定された彼女は泣きたくなるほど、みじめな気持ちに。その時、ヨンシクがドンベクにかけた言葉がこちら。
「あなたは弱くない。身寄りのない未婚の母が、ピルグを立派に育てながら店を切り盛りしてる。
責任感もあるし、道徳的に生きている。そのうえ、誰よりも真面目で一生懸命だ。
それって称賛に値することですよ。普通だったらとっくに挫折してます。
だから忘れないで。あなたは誰よりも強くてすばらしい人です。誰よりも立派です」
……こう言われて、ほれない人います?
彼女自身と彼女が築いた歴史を全肯定する言葉にホッとしたのは、きっとドンベクだけじゃないと思います。
ここまでイケメンだの、カッコイイだのと散々ほめまくってきたヨンシクですが、物語序盤の港町の巡査・ヨンシクは、とにかくイケてなかったです!
「カン・ハヌルはどこよ⁉」と叫びだしたくなるほどに見た目がダサいし、動きもダサい(写真ではわかりにくいですが、劇中はすべてがもっさりしてる)。食堂でつまようじを使ってシーシーする姿なんて、想像を超える冴えなさ(笑)。「巡査の制服×カン・ハヌル」という、どう料理しても高級料理にしかならない組合せなのに、弾けないポップコーンのように口の中でジャリッとする残念クオリティーなんですよ。じゃあ、私服はオシャレなのかと言えばそうではなく、襟元とスソがヨレヨレのシャツをインせず、見かねた母親に直されるというね……。
ところが回を重ねるうちに、そのダサさが眩しく見えるのです。それは思い込みや偏見をものともせず、対象の本質を見るヨンシクという男の在り方に視聴者が感化されていくからかも。
ここでちょっと、ヨンシクのすごさがわかる会話をあげます。
ドンベク「私と一緒にいたら運が悪いのがうつる……」
ヨンシク「僕は最強の運の持ち主なんです。僕の運をドンベクさんに全部あげる」
メンタルの強さとポジティブさが銀河系レベル!
ドンベク「とんだ地雷女(を選ん)だと思って後悔してるでしょ?」
ヨンシク「ドンべクさんがいるところが地雷原だとしたら、なおさら一人にはしておけません」
「ともに白髪の生えるまで」どころか、一緒に地雷原へ飛び込む覚悟まで……ヨンシクゥゥゥ!
こういったトークのおかげか、ヨンシクがダサジャージにサングラスの姿でドローン片手に登場する素敵なシーンがあるのですが、最近見直した際、自分の目には「大谷翔平っぽいな~」と思うくらいに超ド級の脳内補正がされていました(笑)。終盤に行くほど補正率は上がり、ダサジャージだろうが、ヨレヨレシャツだろうが、ズボンにインしてなかろうが、ヨンシク=イケメンにしか見えなくなるのでご安心ください。
そんなわけで、ドンベクの元々の強さを引き出し、それを彼女と周囲に再確認させたヨンシク。相手を理解し、支え続ける存在として特別な魅力を持った彼の生き方は、愛や尊重の在り方の幅を広げてくれます。心に余裕がない時、ささくれ立ってる時、自信を失いかけた時など、本作を観てください。彼の言葉と行動が心に沁み込んで癒されるはずです。
作品概要
『椿の花咲く頃』
出演:コン・ヒョジン、カン・ハヌル、キム・ジソクほか
Netflixシリーズ「椿の花咲く頃」独占配信中
【イム・シワン】演技派として高い評価
イム・シワン●1988年12月1日生まれ。韓国グループZE:Aのメンバーとして、2010年にデビュー。ドラマ『太陽を抱く月』(2012年)に初出演し、ブレイク。『ミセン-未生-』(2014)に初主演し、大ヒット。
四次元な魅力が炸裂! イム・シワンが型破りな国税徴収官を好演する『トレーサー』
『トレーサー』
全16話
出演:イム・シワン、コ・アソン、ソン・ヒョンジュ、パク・ヨンウほか
U-NEXTにて配信中
©︎Content Wavve Corp.
あらすじ
大企業の裏金を管理する業界トップの会計士であったファン・ドンジュ(イム・シワン)。金も成功も得ていたが、突然“ゴミ置き場”と呼ばれる国税庁租税5局に転職し、型破りな方法で脱税者たちを次々と取り締まっていく。そこには、父の死が深く関係していた。
ここが見どころ!
皆さんはどんな韓国ドラマが好きですか? ラブコメ、サスペンス、ヒューマンドラマ、本格的な時代劇やファンタジー時代劇とさまざまなジャンルがありますが、ここ数年人気を集めているジャンルと言えば、『梨泰院クラス』や『ヴィンチェンツォ』などに代表されるスカッとした気分を味わえるサイダードラマ。今回紹介する『トレーサー』も、脱税する悪者や組織の不正を暴いていくストーリーが痛快で、気軽に観たい時におすすめな作品です。
本作は、国税庁を舞台に脱税を取り締まる徴収官を主人公にしているところが新鮮。弁護士や検事がリベンジするサイダードラマを見尽くしたという人も、新しい視点で楽しめると思います。
主人公を演じたのは、ボーイズグループ・ZE:Aのメンバーとして2010年にデビューし、ドラマや映画に引っ張りだこのイム・シワン。好青年から狂気を帯びた悪役までこなす彼ですが、本作では会計士としての成功を捨てて公務員となるファン・ドンジュをひょうひょうと演じています。
脱税者にわざと殴られたり、消費者金融を掛け持ちして借金して元締めをあぶり出したりと、クレイジーな方法で脱税者たちを取り締まるドンジュ。破天荒でおちゃらけているかと思えば、優れた頭脳で数字のほころびを見つけて巧みな弁舌で論破していく二面性がかっこよく、シワンの緩急ある演技が光ります。
俳優としても確かな地位を築き、イ・ビョンホンやソン・ガンホ、イ・ソンミンといった大御所俳優たちから可愛がられているシワンは「今度家に遊びにおいで」という誘いが社交辞令でも、本当に先輩のお宅に遊びに行くのだとか。シワンによると「社交辞令なのか本気なのかを見極めることが苦手」とのことですが、そうしたピュアでちょっと不思議な“四次元”っぽいところがユニークなドンジュとシンクロしているような。韓国では澄んだ目をしているのにどこか狂気が感じられる人のことを「マルヌングァン(澄目狂)」と表現するのですが、本作ではシワンのマルヌングァンが存分に発揮されていて、彼の魅力が引き立つキャラクターに仕上がっています。
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これが「マルヌングァン(澄目狂)」。
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どんな脱税者もドンジュから逃げ切ることは不可能。
次々と成果をあげるドンジュの本当の狙いは、脱税者と国税庁幹部たちの癒着を暴き、不正を告発し交通事故で他界した父の死の真相を突き止めること。
そんな彼の最大の敵となるのが、中央地方国税庁長で本庁長官の座を狙うイン・テジュン。演じるのは、『梨泰院クラス』のセロイのお父さんでおなじみのソン・ヒョンジュです。『梨泰院クラス』では温かくて優しいお父さん、主演ドラマ『模範刑事』では人情派刑事を演じるなど親近感のあるキャラクターでお茶の間から愛されていますが、本作のソン・ヒョンジュは冷たい眼差しと威圧感を放ち、セロイのお父さんはどこへ行ってしまったの状態に(作品が違うので当たり前ですが)。国税庁の隠れたラスボスとして作品にピリッとした緊張感を与えるソン・ヒョンジュの存在感に圧倒されます。
脱税者と癒着しているテジュンの部下の幹部たちを追い詰めていくドンジュと壁として立ちはだかるテジュン。欺くか欺かれるか、2人の頭脳戦は回を重ねていくごとに複雑になり、目が離せなくなります。
難しい専門用語が出てきたり、権力闘争を繰り広げる複雑な人間関係が描かれたりと情報量が多い作品ではありますが、テンポよく展開していくので肩の力を抜いて楽しめること間違いなし。痛快さと緊張感が交差するストーリーが、日ごろのストレスを解消してくれるはずです!
配信概要
『トレーサー』
全16話
U-NEXTにて配信中
©︎Content Wavve Corp.
【パク・ギュヨン】旬の韓国女優
パク・ギュヨン●1993年7月27日生まれ。チョン・グォン(2AM)のミュージックビデオ『横断歩道』(2016)で、女優デビュー。ドラマ『サイコだけど大丈夫』(2020)でも好演。『ワンダフルデイズ』(2023年)や『セレブリティ』(2023)で主役を演じ、一気に話題に。
インフルエンサーの世界は煌びやかでデンジャラス⁉『セレブリティ』
『セレブリティ』
全12話
出演:パク・ギュヨン、カン・ミニョク、イ・チョンア
Netflixシリーズ「セレブリティ」独占配信中
あらすじ
ある日、死んだはずのメガインフルエンサー、ソ・アリ(パク・ギュヨン)が突如配信を開始する。韓国中を騒然とさせた彼女は、自らの成功と転落をめぐる秘密を暴露すると宣言する。
ここが見どころ!
イベントに招待されたり、高級ブランドからプレゼントを貰ったり。スマホの画面越しに見るンフルエンサーたちの毎日はキラキラと華やか。けれど、その裏は?
本作は、フォロワー数が富となり権力となるインフルエンサーたちの内幕を描いたドラマ。主人公ソ・アリは裕福な家庭に育つも、今は化粧品の訪問販売員として平凡な人生を歩んでいました。いわゆる“映え”には興味がなく、SNSとは無縁なアリでしたが、何気なくアカウントを作ったところ瞬く間に人気者に。アリはSNSの魅力に取りつかれていきます。
アリ役を演じるのは、『ワンダフルデイズ』のパク・ギュヨン。『サイコだけど大丈夫』のムン・ガンデ(キム・スヒョン)に片思いする看護師役や『悪魔判事』のガオン(ジニョン/GOT7)に想いを寄せながらも友達として寄り添う刑事役など、これまで親近感のあるキャラクターで視聴者の心を掴んできた彼女が、キラキラなインフルエンサーに大変身! 超強気なアリをカリスマ性たっぷりに演じています。
アリはインフルエンサー集団「佳賓(カビン)会」と出会うのですが、アリと「佳賓(カビン)会」のバチバチ感がすごい! 最初はアリのことを見下していたのに、フォロワー数が逆転した途端におべっかを使うし、かと思えばすぐ蹴落とそうとしてくるし……。その展開がとにかくド派手で、作品の世界観にぐんぐん引き込まれちゃいました。
サスペンスの部分も見逃せません。死んだはずのアリはどうやって配信をしているのか。なぜ死んだのか。そして、アリは何を暴こうとしているのか。最後まで予測不可能な展開が続くので、ハラハラするストーリーが好きならドハマりするはず!
また、刺激的なストーリーと同じくらい注目を集めたのが、登場人物たちのファッション。ソ・アリのパツっと切りそろえられたボブヘアやハンサムな要素とガーリーをうまく組み合わせた着こなしがかわいいと話題に。
また、イ・チョンアが演じるユン・シヒョンのエレガントなファッションスタイルもおしゃれ。トレンドの“オールドマネールック”ど真ん中なスタイリングに憧れる視聴者が続出しました。シヒョンは「佳賓(カビン)会」のメンバーでありながら、唯一まともな感覚を持っているお姉さん的存在。優雅で洗練されたオーラがとても素敵なんです。
パーティーで髪を引っ張り合う喧嘩をしちゃうし、相手の服にワインだってぶちまけちゃうし、インフルエンサーたちのぶっ飛んだ行動は驚きの連続。もちろんドラマなので現実はそんなことないだろうけれど、“こういうこともあるのかなあ”なんて思ってしまうシーンもあったり。
ハラハラしながら、そしてツッコミながら夢中になってしまうので、週末に見始めることをおすすめします(笑)。
■配信サイト
『セレブリティ』
全12話
Netflixシリーズ「セレブリティ」独占配信中
ワンコ×イケメンの最強の“癒しケミ”にキュンキュン!『ワンダフルデイズ』
『ワンダフルデイズ』
全14話
主演:チャウヌ(ASTRO)、パク・ギュヨン
製作国:韓国
製作年:2023年
配信情報:U-NEXT/見放題(日本初・独占配信)
配信日:毎週水曜 23:00~
あらすじ
教師のハン・ヘナ(パク・ギュヨン)は、“異性とキスすると⽝になってしまう呪い”のため、なかなか恋愛をできずにいた。ある⽇、酔ったヘナは、片思い中の同僚のイ・ボギョム(イ・ヒョヌ)と勘違いし、別の同僚である教師のチン・ソウォン(チャウヌ)にキスしてしまう。
呪いを解くためには、100日以内に犬の姿のまま、同じ相手とキスをするしかない。だが、ソウォンは⽝恐怖症で……⁉
ここが見どころ!
本作は、“男性とキスをすると犬になってしまう”呪いをかけられた主人公と、過去に大型犬に襲われて犬恐怖症になってしまったイケメン数学教師によるファンタジーラブコメ。
本作の一番の見どころは、“顔の天才”や“顔面国宝”との誉れ高い“演技ドル”(注:歌も、ダンスも、演技もできるアイドルのこと)であるチャウヌ演じるソウォンが、ツンとしてデレるだけでなく、キュートな子犬に恐れおののく、その姿です!
普段はスキのない人が風邪を引いて、ちょっと弱っている姿にドキッ♡としたことはありませんか?
ヘナが変身した後の子犬の姿も庇護欲を刺激されるのですが、そんな子犬に震えるソウォンも、イケメンで仕事もソツなくこなすのに、愛くるしい子犬のようで、ただただ愛おしい……!
といっても、犬にトラウマがある相手へ、ワンコ姿でキスを迫るのは至難の業。ですが、ヘナも諦められない事情があるのです。その理由は、彼女の一族にかけられた呪いの内容です。キスしたら1分後に犬に変化し、以降、毎日夜12時~から朝6時までは犬の姿でいなければならない。呪いを解くためには犬の姿のまま、再度同じ相手とキスをするしかない。しかも、100日内にミッションを達成できなければ、ワンコのまま一生を送ることに!
「キス諦めますか?」or「人間諦めますか?」の二択だなんて……と思いきや、現段階(第6話まで)はサスペンス要素はなく、テンポのよい上質なラブコメディに仕上がっています。
はたして、ヘナの呪いは解けるのか? ソウォンはトラウマを解決できるのか⁉ 二人がどう危機を脱していくのか、主人公たちを溺愛する飼い主のような気持ちで見守りたくなる作品です。
配信サイト
『ワンダフルデイズ』
U-NEXT独占配信中
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