名コンビや熱い友情など、男同士の絆が描かれる「ブロマンス」系の韓国ドラマがアツい♡ バディ愛にキュンとする作品を厳選してご紹介します!

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韓ドラマニアのライターがおすすめ!

ライター
中川薫

Kカルチャー・旅・漫画・音楽・スポーツ観戦好きのライター。ドハマりしたK沼が旅沼に直結し、年間十数回は海外へ。最近の趣味は「各国でローカライズされた韓国料理を食べること」。

ライター
轟 友貴

20代の韓国系ライター。K-POPアイドル、俳優にインタビューを行い、現在はソウルと東京を行き来して活動中。美容/コスメ好きで、美容雑誌やWEBマガジンでは韓国美容のコラムを担当。私生活でも3日に1度はポーチに新入りコスメが増える。韓国人ビューティユーチューバーのメイク動画を見るのが癒し。

CONTENTS
  1. 50歳差のブロマンス!ソンガンが舞う『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』
  2. ブロマンス要素たっぷりな 『D.P. -脱走兵追跡官-』
  3. 後半のブロマンス要素にも注目!史劇リーガルロマンス作品『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』
  4. 韓ドラオタクおすすめの作品を探す

50歳差のブロマンス!ソンガンが舞う『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』

ナビレラ -それでも蝶は舞う- 写真左からチョロク(ソン・ガン)、ドクチュル(パク・イナン)

写真左からチョロク(ソン・ガン)、ドクチュル(パク・イナン)。

『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』
全12話
出演:パク・イナン、ソン・ガンほか
Netflixシリーズ「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」独占配信中

あらすじ

一流のバレエダンサーを目指すイ・チェロク(ソン・ガン)は、自分を取り巻く厳しい現実のせいでスランプに陥っていた。一方、郵便配達員として家族のために働き続けたシム・ドクチュル(パク・イナン)は定年を迎え、残りの人生を考え始めていた。ある日、友人の葬式の帰りにダンススタジオを通りかかったドクチュルは、チェロクが踊る姿に心を奪われる。
ドクチュルは子どもの頃バレエダンサーに憧れていたが、貧しい家庭環境がそれを許さなかった。かつてあきらめた夢に挑戦するため、ドクチュルはダンススタジオに再訪し、バレエのレッスンを受講したいと伝えるが、チェロクは相手にしない。それでも熱心に通い続けるドクチュルを見たバレエスタジオの団長から、チェロクドクチュルのバレエの指導者に、ドクチュルチェロクのマネージャーになるよう言い渡される。
かくて23歳と70歳の奇妙なバレエレッスンが始まり……。

ここが見どころ

今回紹介するのは、“47歳”もの年の差を超えて、バレエでつながった老人と若者の物語、『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』。嬉しくも悲しく、熱くて切なく。観る者すべてに勇気と感動を与える極上の夢追い物語でした……。

高みを目指す若きバレリーノ、チェロク役には人気俳優ソン・ガン。70歳でバレエに挑戦するのドクチュルを、大御所俳優パク・イナンが熱演しています。

原作は韓国ウェブトゥーン(縦読み漫画)で、漫画界のアカデミー賞と呼ばれる“アイズナー賞”のベストウェブコミック(2022年)にもノミネートされた人気作。ドラマ化のみならず、2023年には全本語版コミックも発売。今年春には、三浦宏規さん・川平慈英さん・狩野英光さんほか出演で、日本でミュージカル化も! 世界的にも大注目の作品になっています。

ナビレラ -それでも蝶は舞う- ソン・ガンのソロカット

自主レッスン中のチョロク。

一方、パク・イナンが演じているドクチュルは、バレエスタジオの門を叩いたものの、当然、最初は全然踊れなくて、基礎動作とストレッチばかりなのですが、どうみても素人のそれなんですね。しかしドクチュルは、47コも年下のチェロクを“師”として敬い、厳しい練習にも必死に食らいつき、自主練習も欠かさず、真剣にバレエと向き合います。
その一方で、チェロクのマネージャーとしてのドクチュルは、持ち前の勤勉さで、毎朝のコールはもちろん、コンディションや練習量、食事などを事細かに記録。さらに風邪をひけば、家を訪ねておかゆを作り、薬やおかず、梅エキスといった体にいいものもしっかりと差し入れるなど、渾身のサポート。
スランプでやさぐれモードになっているチェロクから見れば、ただのお節介にしか思えないのですが、次第にお節介は真心となって、孤独と不安で隙間だらけだったチェロクの心を埋めていくのです。また、ドクチュルがバレエに挑む真摯な姿が、チェロクの心に情熱の火を灯していき、二人の間に特別な絆を結んでいくのです。

ナビレラ -それでも蝶は舞う- 笑うパク・イナンのソロカット

人のよさが滲み出ているドクチュルの笑顔。 

何歳になっても夢を追いかける姿、周りに反対されても諦めないドクチュルの姿は、ともすれば「70も過ぎて妙なことを始めたお節介じいさん」になりかねません。

そこは半世紀以上も最前線で活躍する大俳優パク・イナン。大らかで人情深く、お節介だけど憎めないかわいらしさで、まわりに愛情を与えるドクチュルを、魅力たっぷりに演じています。

ドクチュルな真剣な思いと優しい言葉、そして思いやりの数々は、慈愛に満ちた海のように周囲の人を包み込み、チェロクだけでなく、明るい未来を描けなかった若い世代の背中も押していくのです。

ナビレラ -それでも蝶は舞う- パク・イナンのソロカット

バーでレッスン中のドクチュル。毎瞬間、全力投球!

「今こそ新しいことを始めよう」。そんな希望を胸に抱きつつも、なかなか踏み出せずにいることってありませんか?

ドクチュルがバレエに挑むキッカケは、旧知の友が最期に言い残した後悔でした。友の慟哭を聞いて、「バレエをやらないまま、人生を終えることはできない」と決心したドクチュル。世間体や、家族の反対や、体力的限界にも負けず、必死にバレエに食らいつきます。そこまで努力しても、妻や息子、孫は「いい歳をして何を言っているのか」と冷ややか。

一方、若いチェロクが順調満帆かと言われたら、そうではありません。親元を離れて生きているチェロクは、経済的にも精神的にも不安だらけ。若いが故の迷いもあります。

つまり、夢を追うことへの苦悩や葛藤は、年齢に関係なく付きまとうってこと。だからこそ、本作で描かれる夢を追うことの苦悩、乗り越えた先にある奇跡が、心を揺さぶるのだと思います。

ナビレラ -それでも蝶は舞う- 路上で舞うドクチュルと見守るチョロクの2ショット

「準備が整うまで待つな。まずはスタートを切れ」
「さあ次はお前の番だ」

そう若者たちに声をかけるドクチュルの言葉は、画面の向こう側にいる我々にもエールを贈ってくれているようで、胸に沁みます。

年齢も、生きてきた環境も違う2人をつないでいるのは、バレエへの情熱。自分の夢を他人に踏みつけられたり、容赦のない“老い”という時の流れに、怒り、苦しみ、絶望しながらも前へと進み続ける2人。彼らを見ていると、「したいことをする」その先には「幸せ」というまばゆい光景が広がっているのだなと思いました。

タイトルの“ナビレラ(나빌레라)”は、韓国語で「蝶のように美しく羽ばたく」という意味。ソン・ガンの蝶のような舞いに見惚れ、パク・イナンの演技やセリフに胸打たれ。2人の追いかける夢の結末に涙するはずです。

Netflixで見られる!

ナビレラ -それでも蝶は舞う-
全12話
Netflixシリーズ「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」独占配信中

Netflixシリーズ「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」独占配信中
ソン・ガンがバレエに挑戦! 『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』が教えてくれる、“幸せの意味”【韓ドラオタクおすすめの1本】 | MORE

ブロマンス要素たっぷりな 『D.P. -脱走兵追跡官-』

D.P. -脱走兵追跡官-:チョン・へインとク・ギョファン

ジュノ(写真左/チョン・へイン)とホヨル(ク・ギョファン)は入隊中ですが、脱走兵を追うため、時々シャバに出動

『D.P. -脱走兵追跡官-』シーズン1~2
全12話(各シーズン6話)
出演:チョン・ヘイン、ク・ギョファン、キム・ソンギュン、ソン・ソック、チ・ジニ、キム・ジヒョンほか
Netflixシリーズ「D.P. -脱走兵追跡官-」シーズン1~2独占配信中

あらすじ

2014年に兵役で入隊したアン・ジュノ(チョン・へイン)は、上官のパク・ボムグ(キム・ソンギュン)の指示で、脱走兵を捕まえる「D.P.」に任命される。元D.P.の上等兵ハン・ホヨル(ク・ギョファン)と組んで逃亡する脱走兵に関わるうち、ジュノは過酷な軍隊の闇に直面する。若き民間人に課される容赦のない強制=軍の責務。人間の尊厳を無視した“絶対服従”の命令が罪なき兵士らを地獄に突き落としている事実。過酷な現実から逃げることは、果たして罪なのか……。

ここが見どころ

D.P. -脱走兵追跡官-:チョン・へイン

はあ……。さすがチョン・へイン様。陰のある役でも美しい!

みなさん、こんにちは!
この『D.P. -脱走兵追跡官-』は徴兵制の闇を描くという、軍隊モノとしてもめずらしい作品。重めのテーマながら、チョン・ヘイン(代表作『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』)&ク・ギョファンによるバディものとしてのおかしみと、心に重くのしかかるような悲しみの連打で魅せる展開がすばらしく、2021年のシーズン1では“韓国のゴールデングローブ賞”とも呼ばれる百想芸術大賞で賞を総なめに。2年後の2023年に配信したシーズン2で、さらに人気を得たという名作。これだけでも十分観る価値のある作品なのですが、今だからこそ観てほしい理由があるんです。

D.P. -脱走兵追跡官-:軍隊内でのしごきシーン

「軍隊生活」と書いて「理不尽」と読む、徴兵制の現実よ……。

視聴前は、テーマがテーマだけに「共感しにくいかも」と思っていたんですが、全然違いました。軍人も一般社会で暮らす私たちも、さほど変わらない! 「おなじ人間だもの!」ということが、良くも悪くもリアルに描かれていました……。

 ぶっきらぼうな性格の中に優しさと芯の強さを持っている青年アン・ジュノは、兵役義務で入隊後、軍の脱走兵を追跡する部隊「D.P.」に配属されます。そこでハン・ホヨルとバディを組んで、軍事基地から脱走した兵士たちそれぞれが抱える過酷な問題と厳しい現実を知ることになるのですが……。これがまあ、同情せざるを得ないくらいのしんどい理由でして。

そう、「いじめ」と「パワハラ」。それも生半可なものじゃありません。軍隊という特殊な環境の中で、罪の意識もなく、対象を叩きつぶすことで憂さ晴らしをする加害者。保身のために傍観者になる者。そして、理由もなくいじめのやり玉にあげられる者……。人間の尊厳を保てなくなるほどのいじめやパワハラが横行している時、実際にいじめを行った者だけが加害者かと言えば、そうではないですよね。“傍観”することも、さらに被害者を苦しめるのです。

D.P. -脱走兵追跡官-:チョン・へイン

一体何があったのか……。それは本編で確かめてみて。

原作(ウェブトゥーン)を手掛けたキム・ボトン氏は、今回脚本にも参加しておりまして、彼自身が「D.P」出身なんだそう。作品から軍隊生活の厳しい現実がひしひしと伝わってきます。「義務を守ることの意味とは何なのか」「何が善で、何が悪なのか」。答えの出せない大きな問いを視聴者に投げかけるのですが、それこそが、今観るべき理由のひとつ。世界が混沌としている今こそ、常識をう呑みにせず、“自分で考える”ことの大切さを教えてくれているのではないでしょうか。

D.P. -脱走兵追跡官-:ク・ギョファンとチョン・へイン

軍隊内での2人。やっぱりいい感じ♪

拘束すべき対象者が最悪の結末を迎えて落ち込んでいたジュノ。その原因になった先輩も、脱走兵を追い込んだ人間も、本当にどうしようもないヤツばかりで、観ているこっちもフラストレーションが溜まってしょうもない、第1話。しかし、2話からは重苦しい空気を、秒でエアリーにする天使・ホヨルが登場! 彼の出現によって、グッと物語がおもしろくなるんです!

ホヨルジュノのD.P.でのバディで三枚目担当。そして健全で真っ当な人間性の持ち主なのでした。脳筋、タテ社会で辟易する軍隊生活においても、威張らず、人をおとしめず、常にユーモラスな言動で対応するホヨルが素敵すぎて。堅物なジュノに力抜いていこうな、となだめつつ、彼のイケメンぶりをダシに使って、イジりつつも、おさえるべきところは、きっちりとおさえる先輩ぶりに拍手! そしてイヤな先輩にジュノを殴れと指示されても、ビンタしたフリをしてやりすごすところ(音に合わせてジュノも「チェソンハムニダ!(申し訳ございません)」と合いの手)、腹を抱えて笑わせていただきました、本当に大好き!

D.P. -脱走兵追跡官-:ソンソックとキム・ソンギュン

左がジソプ、右がボムグ。まるで恋が生まれた瞬間のようなショットですね♡

お次のブロマンスカップルは、ジュノ&ホヨルの上司にあたる2人です。パク・ボムグ中士(キム・ソンギュン)は、長いものには巻かれろ的な一面もあるけれど、内心は上官たちのやり方に納得できないものを持っていて、ここぞ、という時には部下を守る気概のある男。もうひとりは、ボムグの上官として赴任してきたイム・ジソプ准尉(ソン・ソック)。極悪非道でも、傍若無人でもないけれど、保身のために危ない橋は決して渡らず、進級のためには上官に媚を売る。ただし、部下には有無を言わせない強引さが「ウチの会社にもいるわ……」と想像できて、とってもリアル。
序盤では、お互いにキリッと敬礼をしながらも、心の中は真っ黒、という神経戦を繰り広げていた2人ですが、無能な上官のせいで最低最悪な事件が起きたために仲間意識が芽生え、中盤以降は、こっちのブロマンスも花盛り!

D.P. -脱走兵追跡官-:ソンソックとキム・ソンギュン

シーズン1の2人からは想像もできないイチャコラぶり!

本当は、チェ・ヒョヌクとか、日本の漫画やアニメ(『鋼の錬金術師』や『ワンピース』など)をオマージュしたシーンとか、まだまだ語りたかったんですけど、すでに長くなってしまったので、このへんで『D.P. -脱走兵追跡官-』の追跡は終わりにしたいと思います。

配信サイト

『D.P. -脱走兵追跡官-』シーズン1~2
全12話(各シーズン6話)
出演:チョン・ヘイン、ク・ギョファン、キム・ソンギュン、ソン・ソック、チ・ジニ、キム・ジヒョンほか
Netflixシリーズ「D.P. -脱走兵追跡官-」シーズン1~2独占配信中

D.P. -脱走兵追跡官-|Netflixにてシーズン1~2独占配信中
“ディープときどきコメディ”な社会派ドラマ『D.P. -脱走兵追跡官-』にしびれる【韓ドラオタクおすすめの1本】 | MORE

後半のブロマンス要素にも注目!史劇リーガルロマンス作品『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』

オク夫人伝:チュ・ヨンウとイム・ジヨン

森の中の逢瀬を楽しむソイン(チュ・ヨンウ)とクドク(イム・ジヨン)

あらすじ

心無い両班一家に使用人として仕えている奴婢のクドク(イム・ジヨン)は、主人の娘に代わって読書や刺繍をこなしながら、いつか海辺で父親と一緒に暮らすことを夢見ていた。一方、名門家の長男ではあるが母親に疎まれながら育ってきたソン・ソイン(チュ・ヨンウ)は、偶然出会った聡明なクドクに興味を持つ。しかし、それが発端となって、クドクと彼女の父親は逃亡奴隷として追われる身となってしまう。さらに、ある事件に巻き込まれたクドクは名前も身分も偽り、両班の娘のオク・テヨン(イム・ジヨン)として生きることになる。そんなある日、売れっ子芸人チョン・スンフィ(チュ・ヨンウ)として生きるソインと運命の再会を果たす。この出会いは必然か偶然か。それとも……。

ここが見どころ

今回紹介するのは、1度観始めたら止まらない、ノンストップ新時代劇『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』です。時代劇に現代の感性を絶妙に落とし込み、スピーディかつギュッと凝縮された展開とストーリーで注目を浴びた本作。『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』の悪女ヒョンジンのイメージだったイム・ジヨンを“信じて見ることのできる女優、イム・ジヨン”に格上げし、新人だったチュ・ヨンウをネクストブレイク俳優に押し上げた話題作なんです。早速、本作の見どころを紹介します。

オク夫人伝:イム・ジヨンとチュ・ヨンウ

風光明媚な景色も魅力。海辺を背にするテヨンとチャンウィ。

基本的なストーリーは、クドクが奴婢(律令制における賤民)という身分を隠し、両班(官僚。朝鮮王朝の支配階級)の令嬢オク・テヨンとして生きていくというもの。そこに、お嬢様の意志を引き継いた主人公は、その聡明さで外知部(今で言う弁護士のような職業)となって、困っている人々を分け隔てなく助けていくというお仕事ドラマ要素をプラス。さらにクドクと運命的な出会いを果たすソインの一途な純愛も描かれ、すべてを捨てて愛し抜き、守ろうとする男の一途な姿が相まって“オク沼”は拡大。

加えて、時代劇でありながら、LGBTQ+についての問題提起や男性と対等に活躍する女性の姿、そして、法の下では人はその身分に関係なく平等であるべきという、21世紀にも通じる要素をさらっと取り入れ、「斬新さ100」「説教臭さ0」で描いているところが、見やすく新しく、爆速史劇のテンポを上げていると思います。

オク夫人伝:イム・ジヨン

イム・ジヨンさんには韓服がよく似合います♡

また牢から出た人に豆腐を差し出したり、アロエパックをしたり(いずれも韓ドラあるあるですね)。さらに劇中、「ストーカー」や「ドッペルゲンガー」というワードが違和感なく飛び出す現代オマージュセリフまで出てきて、大爆笑! ちなみに、相手と腕をからめておちょこを酌み交わす「ラブショット」を「恋慕杯」という造語で表現していました。うまい! 

また、テヨンがいわゆる弁護士のお仕事をしているので、リーガルドラマの『グッドパートナー』のチャン・ナラ & ナム・ジヒョンや、『ハイエナ』のキム・ヘスばりに言いたいことを痛快に代弁してくれるので、スカッとします。

これまで時代劇とあまり接点がなかった方には、“はじめての時代劇”としておすすめです
あと、伏線回収率100%なので、登場人物たちの一挙一動をお見逃しなく。少ししか出ていないキャラクターであっても、「ここで!?」と再登場したりしてヒロインの窮地を救うという、わらしべ長者的神展開がてんこ盛りなので覚悟してください。人徳ってボディーブローのように後から効いてくるものなんですね、大切……。

オク夫人伝:イム・ジヨンとチュ・ヨンウ

クドクを前にするとにっこにこになるチャンウィ(チュ・ヨンウ)。かわいい。

イム・ジヨンに負けず劣らずの貢献をしているのが、2021年に俳優デビューしたチュ・ヨンウ。本作では、クドクにひとめ惚れする、学問書よりも小説を愛し、武芸よりも歌舞音曲に好んで変わり者扱いされている名門両班の子息ソン・ソインとして登場。自身の出自を知った後、チョン・スンフィと名を変え、芸人として全国を放浪しながらクドクを探し続けるキャラクターです。自身の愛を物語に紡いで伝える、売れっ子芸人スンフィの美しい舞踊と語りにうっとり♡ 

イム・ジヨン同様、チュ・ヨンウも、もう1役演じているんです。それは、ソンイ&スンフィとうりふたつ、生真面目で武芸の達人の役人ソン・ユンギョム。こちらもテヨンと深い関係になる人物で、ある秘密を抱えているキーマン。

オク夫人伝:チュ・ヨンウ

韓服も着こなす男、チュ・ヨンウ。

チュ・ヨンウが演じる一人二役は、似ているけれど別人で、ともに両班の衣装を身にまとっているのに、画面に出てきた瞬間、どっちなのかがすぐ分かってしまう演じ分けがすごい。まなざしに込めた感情のアクセントや立ち振る舞いなど、2人の違いが画面からしっかりと伝わってくる。そして、それぞれが宿すクドクへの尊敬の念を、異なる形で表現しているのもすばらしくて。初時代劇でこのクオリティ、ヤバくないですか!?

この真逆のキャラクター2人を表現するため、パンソリ、舞踊、剣術、弓術、乗馬など、役柄に必要なすべてを学んだとのことなのですが、一挙手一投足がいちいち美しい!  華麗な演舞に心打たれ、胸打たれ、爽やかなのに情熱的で、陰すらもうっすら感じさせる稀有な存在感に、すっかり抜けがらになりました……。

配信サイト

オク氏夫人伝:メイン2人のタイトル写真

このデザインにも意味が。最終回のエンドロールをお見逃しなく!

オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-
全16話
出演:イム・ジヨン、チュ・ヨンウ、キム・ジェウォン、ヨンウほか
© SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved.
U-NEXTにて独占配信中  

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