話題のアーティストや音楽から、キーワードに沿った2つのイチ押しと、3つのおすすめ作品をご紹介します。

【今月のキーワード】音楽革命が巻き起こる

ついに幕を開けた2020年。新しい一年の始まりは、これからのミュージックシーンに変革をもたらすアーティストたちのリリースがひしめきあっている。そのなかでも、ひときわ異彩を放つ2組をご紹介。誰にも真似できない独自のスタイルで、時代の波をぐんぐんと突き進むふたつの船に乗り込めば、まだ見ぬおもしろい世界へたどり着けるかも。まずひとつ目の船は、昨年、彗星のごとく現れた4人組バンド・King Gnu(キングヌー)。トーキョー・ニュー・ミクスチャー・スタイルと称した、芸術性と大衆性のバランスがとれたサウンドで、まったく新しいJ-POPを生み出し続けている。今作は、彼らを一躍スターダムへと押し上げた、『白日』はもちろん、心の内側に炎をともしてくれる『Teenager Forever』や、せつないスローナンバー『壇上』など、バラエティ豊かな楽曲が勢ぞろい。東京藝術大学出身で、全楽曲の制作を行うGt.&Vo.の常田大希の荒削りな歌声と、美しいファルセットを持つVo.&Key.の井口理の対照的な歌声が表現する、エネルギーに満ちた歌世界に圧倒されて。
King Gnuの新アルバム『CEREMの画像_1

【イチ押しミュージック1】King Gnu『CEREMONY』

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CMソングにも起用された、『飛行艇』や『傘』、映画主題歌の『どろん』をはじめ、全12曲。彼らの盟友クリエイティブレーベル「PERIMETRON」が手がける、MVやアートワークも要注目。2月末からは、本作を引っさげた初の全国アリーナツアーが開催される。●発売中 通常盤¥2900(ソニー・ミュージックレーベルズ)

【イチ押しミュージック 2】TOMORROW X TOGETHER『MAGIC HOUR』

2つ目の船は、BTSの弟分として注目を集める新星で、満を持して日本デビューを果たしたTOMORROW X TOGETHER(トゥモロー・バイ・トゥギャザー)。まだ20歳前後のメンバーが持つフレッシュさと勢いをギュッと真空パックしたような、きらめきのあるデビュー曲『9と4分の3番線で君を待つ(Run Away) [Japanese Ver.]』は、聴くほどに愛おしさが増す♡ 先輩同様に、世界を賑わす存在になるであろう5人から目が離せない。
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韓国でリリースした楽曲の日本語バージョン3曲を収録。特典には、MVやメイキング映像が。●発売中 初回限定盤A(CD+DVD)¥1500(Republic Records)

家入レオ、SixTONES vs Snow Man、Snow Man vs SixTONES【おすすめミュージックはこの3つ☆】

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家入レオ/『未完成』 
ドラマ『絶対零度 〜未然犯罪潜入捜査〜』(フジテレビ系)の主題歌として話題。“完璧な人間なんていない”ということに気づかされる歌詞と胸に迫る歌声が出合う。●発売中 通常盤¥1200(ビクターエンタテインメント)
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SixTONES vs Snow Man/『Imitation Rain / D.D.』
ジャニーズが世界へと放つ2グループが同時デビュー。SixTONESのデビュー曲は、X JAPANのYOSHIKIが制作。イメージをくつがえすピアノの旋律が美しい楽曲に、6人の底なしの魅力を感じる。●発売中 通常盤¥1000(ソニー・ミュージックレーベルズ)
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Snow Man vs SixTONES/『D.D. / Imitation Rain』
Snow Manの強みである、迫力のフォーメーションダンスが際立つナンバー。アジアツアーを控えている9人の持つ、爆発的なエネルギーを体感して。●発売中 通常盤¥1000(avex trax)
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原文/海渡理恵