メダリスト警官が不正をただす! “頭は冷静に、心は熱く”

グッドボーイ集合写真:パク・ボゴム、キム・ソヒョン、イ・サンイ

韓国ドラマ『グッドボーイ』 で元メダリストを演じる(左から)パク・ボゴムさん、キム・ソヒョンさん、イ・サンイさん。

6月1日からPrime Videoで配信を開始し、話題を集めている韓国ドラマ『グッドボーイ』。今回は元メダリストで警官を演じている俳優の中からパク・ボゴムさん、キム・ソヒョンさん、イ・サンイさんにインタビュー! 作品の魅力や思い、役作りや気になる現場エピソードなどをお届けします。 

配信中のドラマ『グッドボーイ』とは?

  • グッドボーイのキービジュアル

『グッドボーイ』

全16話予定(毎週日曜と月曜配信。6月18日現在、6話まで公開中)
出演:パク・ボゴム、キム・ソヒョン、オ・ジョンセ、イ・サンイ、ホ・ソンテ、テ・ウォンソクほか
韓国ドラマ『グッドボーイ』Prime Videoで独占配信中

【あらすじ】
11年ぶりに復活した国家代表特別枠での警官採用。国際大会のメダリスト、彼らは当時英雄だった。しかし、熱い聖火が消えた今、彼らが向き合うのは冷たくみすぼらしい現実……。年金の中断、生活苦、不慮の事故など、厳しい現実が彼らを襲う。そんな事情を抱えた彼らが凶悪犯罪に立ち向かうべく、特殊専門担当チームに結集する。警察内での冷笑や差別にも屈さず、選手時代の意地と根性とそれぞれの特技を生かし、不正に満ちた事件に挑む。
失われた栄光を取り戻し、新たな“英雄”として奮闘する、元アスリートたちの熱き戦いの火ぶたが切って落とされる。

元アスリートの警官3人とは?

本作は、特別採用枠で警察官となった元メダリストたちが“寄せ集め”のチームを結成し、犯罪がはびこる世界や不正に満ちた事件に挑むポリスアクション。体を張った緊迫感のあるシーンのみならず、犯罪捜査や家族愛、コメディやロマンスといった要素を巧みに織り交ぜ、各話ラスト5分で「そこで終わる!?」「この先、どうなっちゃうの!?」と視聴者をヤキモキさせている注目のドラマなんです。

ここでは、今回インタビューをさせていただいたお三方についてお話します!

ボクシングの金メダリスト、ユン・ドンジュ

  • グッドボーイ:パク・ボゴム

    みんながよく知る愛くるしいパク・ボゴムさん♡

  • グッドボーイ:パク・ボゴム

    ボゴムさん演じる、ボクシングの金メダリストの警官ユン・ドンジュ。ボロボロだけどカッコいいです!

主演を務めるのは、ドラマおつかれさま青春の記憶『恋のスケッチ~応答せよ1988〜』など、数多くのヒット作品に出演している人気俳優のパク・ボゴムさん。ボクシング選手として金メダリストに輝いたものの、紆余曲折の果てに警察官となったユン・ドンジュを演じています。

射撃の金メダリスト、チ・ハンナ

  • グッドボーイ:キム・ソヒョン

    子役時代から演技力と存在感が評価されているキム・ソヒョンさん

  • グッドボーイ:キム・ソヒョン

    射撃選手のチ・ハンナを演じるソヒョンさんのオーラはまさにスナイパー!

ドンジュが思いを寄せているのは、亡き父親を慕って警官になった元・射撃金メダリストの警察官チ・ハンナ『太陽を抱く月』『偶然かな。など、子役時代から数々の作品で活躍を続けているキム・ソヒョンさんが、パク・ボゴムさんとダブル主演を果たしています。ハンナが魅せる射撃シーンも最高にクール!

フェンシングの銀メダリスト、キム・ジョンヒョン

  • グッドボーイ:イ・サンイ

    これまで、割とひょうきんなキャラクターを演じることが多かったイ・サンイさん

  • グッドボーイ:イ・サンイ

    イ・サンイさん演じるキム・ジョンヒョンは、挫折や苦悩を抱えた理知的なキャラクター

また、ハンナの元恋人で、警察学校を首席で卒業して警察官になった元・フェンシング銀メダリスト、キム・ジョンヒョン役には、『社長のお品書き』『損をするのは嫌だから』『椿の花咲く頃などのイ・サンイさんが。ドンジュを含めた三角関係の行方も見逃せません♡

“炎”“ブルドーザー”“白鳥”の戦い!?

特別採用ということで警察内での冷笑や差別もあるけれど、決して屈さず、選手時代の意地と根性と各自の特技を生かし、不正に満ちた事件に挑む元メダリストを演じた、パク・ボゴムさん、キム・ソヒョンさん、イ・サンイさんにお話を伺いました。

――本作に出演を決めた理由、そして皆さんが思う作品の魅力を教えてください。

 パク・ボゴム:ユン・ドンジュ役を務めます。僕はこの作品の中で、善良な市民を守るための警察、またその警察として「特技がスポーツである」というところに魅力を感じました。さらに「国家の代表選手であった」ということも、非常に興味深く感じました。とても新鮮に感じたのです。

 キム・ソヒョン:台本自体も素晴らしいと思ったのですが、私は本作のキャラクター、チ・ハンナが非常に素晴らしいキャラクターだと思いました。なぜなら、「銃を持って射撃をする選手」というヒロインは、国内のほかの作品ではこれまでになかったキャラクターだからです。挑戦して新しい姿をお見せできる……ということで出演を決めました。

 イ・サンイ:本作を観て、自分は映画『アベンジャーズ』を思い浮かべました。韓国の警察として、素晴らしくカッコよく、より魅力的な姿で市民を守ることができ、悪いやつらと戦うことができる。そんな“グッドベンジャーズ”としての役割を考え、出演を決めました。

グッドボーイ:パク・ボゴム

サムズアップで作品を“いいね!”するパク・ボゴムさん

――“メダリスト“を演じるうえで、どこにポイントを置きましたか? また、ご自身が演じたキャラクターについてキャッチコピーをつけるとしたら?

パク・ボゴム:僕が演じるドンジュは、元ボクシングの選手なので、ボクシングの訓練を6カ月以上し、さらに筋トレなどで体重と体格をパワーアップさせて体作りに努めました。また、キャッチコピーについてですが、“ブルドーザー”です。理由は、不義に立ち向かって戦う、また正義のために戦うので、僕は“ブルドーザー”だと思っています。

キム・ソヒョン:私も6カ月以上、射撃訓練をしました。演じるうえで気をつけたポイントは、射撃選手として銃を使うときと、警察官になった後の銃の扱いにおいて差別化を図りました。前者の場合は落ち着いた形で集中する選手、後者はタフで強力なイメージで演じるというふうに重点を置きました。チ・ハンナのキャッチコピーは“炎のような女性”。最初はろうそくの火のように落ち着いた感じですが、非常に熱い炎を燃やすことができる、そういった女性だからです。

イ・サンイ:自分が演じるキム・ジョンヒョンは、となりの2人とメダルの色が違って、銀メダリストなんですね。そのため、より一生懸命に打ち込む努力家です。金メダルではないという“違い”には、実にさまざまな理由があります。事件、葛藤など、なぜジョンヒョンが銀メダルであるのかの理由は、これから作品を視聴される皆さまのお楽しみということにさせてください。また、キャッチコピーは“白鳥”。真っ白なフェンシングのユニフォームは、一見優雅に見えますが、その下では白鳥のようにあがいていて、非常に頑張っていて、自分が守ろうとする人たちをなんとしても守ろうとする責任感、また努力があります。

三角関係の行方や友情と愛の変化に注目

グッドボーイ:キム・ソヒョン

この日、紅一点だったキム・ソヒョンさん。

――印象に残っている撮影エピソードを教えてください。

 パク・ボゴム:実はまだ、すべての撮影は終わっていなくて……(6月1日時点)。3、4話目でようやく、警察内に僕らが所属する特殊チームが作られ、麻薬関連の捜査が始まります。アクションドラマという部分を楽しみにしていてください。

キム・ソヒョン:もう予告編にそのシーンが出ていると思いますが……印象深かったのはトンネル内での撮影のシーンです。1話で出てきたと思うんですが、非常に長いシーンで、スタッフ、俳優ともに、最善を尽くして撮影をしました。それがいちばん印象に残っています。

イ・サンイすでに1話が放送されていますが、アクションシーンの中で、我々の特技であるスポーツを生かして魅せる、というところがポイントです。また、今後話が進むにつれて、自分たちが所属する特殊部隊の5人が足並みを合わせるというところも非常に大きな見どころになると思います。大いにご期待ください!

グッドボーイ:イ・サンイ

ブラックの衣装がお似合いのイ・サンイさん。ガッツポーズを決めていますが、作品内でもガッツ度高いです!

――共演者の方との雰囲気や印象を教えてください。

パク・ボゴム:僕の上司コ・マンシクを演じるホ・ソンテさんは、現場でのアドリブが有名な方で、僕ら5人が登場するシーンを豊かに表現してくださいました。また、シン・ジェホン役のテ・ウォンソクさんも非常にきめ細かな表現をしてくださって。このような共演者の方と一緒に演じることができて非常に光栄です。

キム・ソヒョン:私は、ジェホン役のテ・ウォンソクさんとのシーンが多く、よく一緒に撮影をしました。テ・ウォンソクさんは身長が高く、体格がいいにもかかわらず、中身は純粋で、また心配性で弱いところがあるんです。しかし、私が演じているハンナは背も小さく、女性ですのでか弱いのですが、表現行動としては真逆という魅力があります。ハンナジェホンのシーンは、見どころのひとつです。

イ・サンイ今、名前が挙がったホ・ソンテさん、テ・ウォンソクさんは、韓国では悪役として非常に有名な俳優さんです。本作では(悪役から善良な警察官という)演技の変化というところにご期待ください。ちなみに、ジョンヒョンとこのふたりの関係性はそれほど仲がいいものではありませんし、ドンジュジョンヒョンの関係もそれほど居心地のいい関係ではないので、ストーリーが進むにつれて、ジョンヒョンと周囲の関係がどう変化していくのかも注目していただければと思います。

  • グッドボーイ:ホ・ソンテ

    ドンジュたちのチームを率いるのはホ・ソンテさん演じる、コ・マンシク。彼はレスリングのメダリストなのですが、悲哀と笑いを誘う演技がお見事!

  • グッドボーイ:テ・ウォンソク

    体はデカいが心根は優しい、元円盤投げのメダリスト、シン・ジェホン。演じて(吠えて)いるのはテ・ウォンソクさんです♪

――最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

パク・ボゴム:本作の見どころは“アクション”です。みんなが最善を尽くして臨んだ作品なので、このダイナミックなアクションを楽しんでいただき、涼しい夏を過ごしてください!

キム・ソヒョン:私はロマンスが見どころだとお伝えしたいです。ドンジュとハンナのロマンス、ぜひ注目してください

イ・サンイ今、ロマンスという言葉が出ましたが、作品の中では家族間の愛も出てきますし、友情も出てきます。関係の中で変化する愛と友情についてもご期待ください!

 

 

『グッドボーイ』については、後日、韓国ドラマコラムとしてもお届けする予定なので皆さま、お楽しみに!

グッドボーイ:パク・ボゴムとキム・ソヒョン

ダブル主演のパク・ボゴムさんとキム・ソヒョンさんの2ショットが、子犬がじゃれ合っているみたいでかわいすぎます…♡

グッドボーイ:パク・ボゴム

メダリストたちで結成された協力特殊チーム5人の集合ショット。左からテ・ウォンソク、キム・ソヒョン、パク・ボゴム、ホ・ソンテ、イ・サンイ。

『グッドボーイ』 Prime Videoで独占配信中