スタイリスト石上美津江さんが教える「可愛いベースで大人になれる名品」

大人なスタイルに憧れるけれど、自分らしさも忘れたくない。20代が今手に入れるべき“センスを育てる”アイテムをスタイリスト石上さんに学ぶ連載。

スタイリスト石上美津江さん

スタイリスト石上美津江さん
『MORE』や『LEE』で活躍するスタイリスト。フレンチシック好きで、シンプルな中に可愛げや女らしさのあるスタイリングにファン多数。大好きな『レペット』は旅にも必ず持参。かつてはパリ旅行で1日3万歩も歩いたことがあり、この秋は国内旅行で3万5000歩を目指すそう。

VOL.4 Repetto バレエシューズ

Repetto バレエシューズ
1947年にパリのオペラ座近くで、ダンスやバレエシューズのアトリエとしてオープンしたブランド。ブリジット・バルドーのリクエストにより誕生したバレエシューズがアイコンとなり、世界中にファンが多数。バレエシューズは現在でもフランスの工場で職人により作成されている。
靴(右)¥29700・(中)モデル着用と同じ。¥39600・(左)¥38500/ルック ブティック事業部(レペット)

足もとから大人の可愛げを底上げしてくれるいくつになっても相棒にしていきたい名品

Repetto バレエシューズと土屋巴瑞季
石上さんがバレエシューズを合わせるのは、カジュアルだったりマニッシュだったりするコーディネート。そこにあえて品のある靴を添えることで、コーディネートがぐっとノーブルな印象に変化する。
靴¥39600/ルック ブティック事業部(レペット) ジャケット¥69300/ホワイトオフィス(クチュール ド アダム) ビスチェ¥19800/メゾン イエナ(エンリカ) シャツ¥23100/シップス インフォメーションセンター(ネル) パンツ¥26400/TICCA バッグ¥81400/アー・ペー・セー カスタマーサービス(アー・ペー・セー) カチューシャ¥6600/フラッパーズ(レフィエ) ネックレス¥31900/シンゾーン ルミネ新宿店(カドー)
Repetto バレエシューズと土屋巴瑞季
「『レペット』のバレエシューズと初めて出合ったのは25歳の時。そう、まさにモア読者の皆さんと同じような年齢でした。それからは何回この靴と一緒に玄関から外に出たかがわからないくらい大好きな相棒的存在。ベーシックでカジュアルなお洋服の仕上げにはいつだってこのバレエシューズを合わせて上品さと可愛げを足したくなるんです。たとえば今回のコーディネートのようにマニッシュなジャケットにトレンド感のあるビスチェ、メンズライクなミリタリーパンツの組み合わせには足もとでピリッと赤のパテントをきかせてみて。甘いけれども大人っぽくて品がいい雰囲気のあるこのシューズには私の憧れの女性像が詰まっていておばあちゃんになってもはき続けたい、そんな一足です」(石上さん)
土屋巴瑞季

関連リンク

リトルブラックドレスをワードローブの宝物に。スタイリスト石上さんが選ぶ名品Vol.3
普遍的な白Tこそ細かいあしらいを大切に。スタイリスト石上さんが選ぶ名品 Vol.2
『サンダース』のドレスシューズで甘い服を大人に。スタイリスト石上さんが選ぶ名品
『トッズ』の「ケイト ローファー」【20代で買う名品アイテム】
【ユニクロユー】スタイリストが本気チョイス! 女子が着ても可愛いメンズアイテムは?
撮影/田村昌裕(FREAKS) ヘア&メイク/川添カユミ(ilumini.) モデル/土屋巴瑞季 スタイリスト/石上美津江 ※MORE2022年10月号掲載