【山羊座】哲学派占い師SUGARさんの12星座占い<10/4~10/17> 月のパッセージ ー新月はクラい、満月はエモいー

12星座全体の運勢

「新たな習慣、新たな取り組み」

10月8日を過ぎると二十四節気では「寒露」に入り、晩秋を迎えます。「晩秋」というと、どこか寂しさをそそりますが、旧暦の時代には10月のことをさまざまな言い方で表してきました。

例えば、稲を収穫することから「小田刈月(おだかりづき)」、また菊も咲き始めるので「菊月」、木の葉が染まり出し、梨や柿や金柑など、さまざまな果実も実りのときを迎えていくので「色取月(いろとりづき)」など。

まさに心豊かに過ごせる時期と言えますが、そんな中、10月17日にはてんびん座で新月を迎えていきます。今期のテーマは「蝶の第三の羽」。

蝶は古来より「霊的な復活のプロセスの結末」を表すシンボルであり、二枚の羽の代わりに三枚の羽を持っているなら、霊的生活の観点において特別な発達があったことを示していますし、また「3」という数字は「充足」の象徴でもあります。

すなわち、合理的知性では説明がつかない新たな可能性を秘めた習慣や試み、突然変異的な取り組みを生活の中に取り込んでいく機運が高まっていきやすいタイミングなのだと言えるでしょう。

充実した秋の夜長を過ごすべく、これまでは手が伸びなかったような新しい何かに打ち込んでいくのにもうってつけかも知れません。

山羊座(やぎ座)

今期のやぎ座のキーワードは、「未熟の惑星」。

山羊座のイラスト
映画化もされた小説『存在の耐えられない軽さ』(1984)で有名になったチェコ出身のミラン・クンデラには、あまり知られていませんが『七十三語』(1986)という味わい深い私家版の用語集があり、中でも「未熟」の項に書き添えられた次のような一文は非常に印象的です。

老人は自分の老齢に無知な子供であり、この意味で人間の世界は未熟の惑星なのである。

冒頭の小説に作者が最初に付けようとした題名も「未熟の惑星」であったそうですが、しかしなぜ未熟なのか。

それは、私たちは一度しか生まれないために、前の生活から得た経験を新しい生活に活かすことができず、若さの何かを知らずに少年期を去り、結婚をよく知らずに結婚し、自分が何に向かって歩んでいるかを知らずに老境に入って行く。つまり、いくつになっても現在の自分を知らないのだ、と。

地球はそういう人間の住む惑星だという訳です。なお惑星は、つねに変わらない恒星に対して、宇宙をたえず彷徨う星であり、クンデラはそうした人類の不安定で未熟な在り様を二重に強調するために、「未熟の惑星」という言葉を考えついたのでしょう。

けれど、(小説を読めばわかるのですが)それは必ずしも悲観的な意味で使われている訳ではありません。永遠に未熟であるとは、いたずらに過去にこだわって「あの頃はよかった」「あの頃に戻れれば」と執着するべきではないということでもあるからです。

そして、今期のやぎ座もまた、うすうす感じつつあった現在の自分の未熟さを直視していくことで、また一つ過去から解き放たれていくことができるはず。


参考:ミラン・クンデラ、金井裕・浅野敏夫訳『小説の精神』(法政大学出版)
<プロフィール>
應義塾大学哲学科卒。卒業後は某ベンチャーにて営業職を経て、現在西洋占星術師として活躍。英国占星術協会所属。古代哲学の研究を基礎とし、独自にカスタマイズした緻密かつ論理的なリーディングが持ち味。

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