絵本づくりの裏側にふれる、やさしくて奥深い展覧会

今回は大好きな絵本作家「レオ・レオーニの絵本づくり展」に行ってきたので、その魅力をご紹介します!

レオ・レオーニってどんな人?

『スイミー』や『フレデリック』で知られるレオ・レオーニは、オランダ出身のグラフィックデザイナーであり絵本作家。アメリカやイタリア等各国を渡り歩き、いくつもの仕事を経験した後、60歳をすぎてから本格的に絵本の世界へ進みました。人間の行動を動物に投影し、明確なテーマを問う作品が特徴的で、色彩豊かで詩的な絵本を多数生み出しています。

絵本ができるまでのプロセスに感動!

今回の展覧会では、彼の代表作の原画・ラフスケッチ・作品で使われたパーツなど、普段はなかなか見られない制作過程がずらり。まるで絵本が生まれたアトリエをのぞいているようでした。

例えばねずみのフレデリックをはじめとするかわいらしい動物達は、もふもふとした質感を出すために紙をちぎって作っていたんだそう!

かわいい♡の奥にはそんな工夫があったなんて、感激です…

作中に登場するねずみを表現したちぎり絵、紙のパーツ

実際に作中で登場したねずみのちぎり絵のパーツ

ひとつひとつのテーマは実は大人向け

レオ・レオーニの作品は、「子ども向け」と思われがちですが、実は大人の私たちの心にこそ静かにしみこむようなテーマがずらり!

大切な人との関係性や愛情、新しい環境になじむ時の心境、平和な世界、自分は何者なのかと問うこと、そして世界情勢…etc

かわいらしい世界観の中に込められた深いテーマに感服し、思わず絵本を大人買いしたくなる事まちがいなし!

壁には作品が一列に並んでいました

壁には作品が一列に並んでおり、それぞれに込められたテーマを知る事ができました

言葉をこえた、絵本の力!

レオ・レオーニの絵本は「子どもだった頃の私」に寄り添いながら、「大人になった私」にも静かな励ましをくれる気がしました✨

かわいいフォトジェニック空間なだけでなく、作品を通して思わず自分の心と向き合う時間になり、気がつけば1時間以上滞在していました!

もちろんスイミーやフレデリックのグッズもたくさん💓今回の展示限定の商品も多く、ついついたくさん買ってしまいました笑

すでに売り切れているものもありましたが、まだまだ1ヶ月あるので在庫状況はタイミング次第なところもあるかも?

暑い夏の週末は、レオ・レオーニの絵本づくり展に足を運んでみませんか?

■レオ・レオーニの絵本づくり展
・場所: 渋谷ヒカリエホール
・日時: 2025/8/27まで(10:00〜18:00)