【バランス型のお金の傾向&対策】支出を見える化して把握・整理を
情報収集力とフットワークを生かせば、未来がどんどん変わる!
パーソナライズ診断で自分のタイプがわかったら、まずは性格的な傾向をチェック。さらに、今よりもう少しお金と上手につきあえる5つのヒントを紹介します。
バランス型の傾向
新しいことには興味津々で、常にアンテナを張っているので情報をキャッチするのが早く、友人たちからのクチコミも集まりやすい。ただ、苦手なことに取り組むのをつい先送りにしてしまいがち。まずは、自分のお金の動きを把握・整理することからスタート!
バランス型の対策
1 固定費と変動費は分けて“見える化”
住居費や通信費などの「固定費」と日用品などの「変動費」、どちらも同じ「出費」とひとくくりにしていない? キャッシュレスの支払い方法や生活費の管理を、固定費と変動費の軸で見直そう! 「基本的に、固定費は還元が狙えるクレジットカード払いがお得。変動費は気分次第で増減しやすい支出なので、使いすぎが心配な人は、口座から即引き落とされるデビットカードや前払い式のプリペイドカードでの支払いがおすすめです」
2 資産の推移を把握
1で支出の仕分けができたら、資産全体の推移をざっくりでいいのでチェック。将来のライフイベントにかかるコストと見比べて目標を立てよう。「ここ数年の資産の推移(=貯蓄ペース)を見た時に、目標が達成できそうなら問題なし。逆に、貯蓄が減っていたり、今のペースでは足りないと感じるなら、家計簿アプリなどを活用して支出を見直す必要があります」。“マネ活”の達人の財布&スマホの中身を参考に、お金の管理を続けるコツをマネしてみて!
3 キャッシュレスの支払いのタイミングを意識する
旅行や買物などで大きな出費の予定がある時は、支払い時期をいつも以上に意識して。「クレジットカードは後払いなので、引き落としまで1カ月ほどタイムラグがあります。もし不安なら、その時だけ事前に予算分をチャージしたプリペイドカードや、リアルタイムで引き落とされるデビットカードで支払うと安心です」
4 ポイントの種類をそろえる
いろんなクレジットカードやコード決済に手を出しているけれど、方法ごとにたまるポイントの種類がバラバラでポイントがなかなかたまらない……というのはよくある話。「どのツールを使うと何のポイントがたまるのか把握して使うことが大事。ポイントの種類を統一する意識を持つだけで、効率よくためられるようになります」
5 新しいお金の動かし方に挑戦
フットワークの軽さを生かして、ぜひ新しいことにもチャレンジを。「応援したい自治体に寄付すると特産物などの返礼品が受け取れる『ふるさと納税』は、実家の見守りサービスなど返礼品のバリエーションも豊富になっているうえに実質負担は2000円ぐらい。話題の投資運用、『つみたてNISA』も、実は月額100円からできるんです。情報収集することで、未来は変わっていきます」
教えてくれたのは
ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さん
住宅ローンアドバイザー。FPならではの小話が聞けるYouTubeチャンネル『FUROUCI vlog』も
イラスト/徳丸ゆう 取材・原文/国分美由紀 構成・企画/高戸映里奈 渡辺真衣(2人ともMORE) ※情報は2020年12月時点のものです。紹介している制度やサービス、特典、キャンペーンなどは予告なく変更・中止となる場合があります。