『ワークマン』で揃う! 防災グッズ最強打線を考えてみた
『ワークマン』の強み=プロ職人向けやアウトドアギアを防災グッズに応用
毎年9月1日は“防災の日”。近代日本の首都圏に未曾有の被害をもたらした関東大震災が発生したのがちょうど100年前の9月1日であったことに由来しているため、今年は、日頃の防災対策を見直そうという気運が例年以上に高まっています。
『ワークマン』で販売されている商品は防災用ではありませんが、過酷な環境で働く職人や、キャンプなどアウトドアのプロフェッショナルが納得する機能性をお手頃価格でそろえており、いざという時に役立ちそうなアイテムが数多く販売されています。その豊富なラインナップの中から、自分や家族に本当に必要な備えを見極め、日頃の防災・減災対策をより万全なものにアップデートしましょう。
大地震や水害で建物や公共インフラが崩壊し、危険な自宅から避難所に向かうまでの経路を想像してみてください。いつもは安全に歩いてきた道が、危険度MAXのデスロードとして行手を阻むであろうことが容易に想像できると思います。暴風雨などの悪天候も予想されます。日頃からシミュレーションをしていくことが望ましいと思います。
避難時に絶対気をつけたい7つのこと
1. 9つのギア装備で最強の避難コーデ打線を組む
まずはなるべく安全に避難するための全身コーディネートを総点検。
1番)スチロールライナー入りヘルメット
2番) ヘッドライト
3番) 非常用持ち出しバックパック
4番) バックパックの上から羽織れる、高撥水・透湿・防風機能に優れた高機能タイプのレインジャケット
5番) 同様のレインパンツ
6番) 耐切創天然ゴム背抜きグローブ
7番) セーフティシューズ
8番) シューズに入れた踏抜防止インソール
9番) 抗菌防臭ソックス
ちなみにレインジャケットは、視認性の高いエマージェンシーカラー(オレンジ)が入ったデザインが◎。体を冷やして低体温症を引き起こさないよう、雨で濡れたままの状態も避けて。
2. 落下物や飛来物から頭と顔を絶対死守!
落下物や飛来物から真っ先に自衛するべきは頭と顔! 作業服専門店として長年キャリアを培ってきた『ワークマン』にはヘルメットが豊富です。衝撃を吸収する発泡スチロールライナーや、粉塵から目もとを保護するひさしがしっかりついたものを選んで。また、ヘルメットの上からでも装着できるヘッドライトがあれば、両手が空いた状態で避難行動ができます。ぜひセットで買いそろえておきましょう。
3. がれきやガラスの破片などから両手を死守!
大概の防災セットに必ず含まれている軍手。しかし、よくある白いニットタイプの軍手では、がれきやガラスの破片から完全に手を守ることはできません。耐油性・耐摩耗性・耐切性に優れた、グリップ力の高い天然ゴム使用のグローブがあれば、たとえスマホががれきに埋もれても無事に拾いあげることができます。“背抜き”表記のあるものが通気性がよく、長時間着用していてもムレにくいのでおすすめです◎。
4. 状況に合ったセーフティシューズ+踏み抜き防止インソールで足もとを二重に保護!
避難時、真っ先に確保すべきは足もとの安全。さらに水害の場合は、避難経路の状況(特に水位)によって選ぶべき靴が変わるのでご注意を!
●ひざあたりまで冠水した道→足首やくるぶしを守り、脱げにくいスニーカータイプの靴(写真左)
●土砂・がれき・水たまりのある悪路→雨や泥が侵入しにくいレインブーツタイプの靴(写真右)
なぜなら、ひざ上まで浸水した状況の中を徒歩で避難しなければならない場合、長靴だと水が中に侵入してかえって歩きづらくなり、とても危険だからです。『ワークマン』には、つま先が先芯で保護されていてしっかり滑り止め加工されている安全靴タイプのシューズやブーツがたくさんそろっているので、ぜひ自分の足に合う1足を選んでみて。
汚染水やがれき混じりの泥道には、がれき・ガラスの破片・釘など、足を突き刺すような大怪我のもととなる突起物が潜んでいる可能性が限りなく高いもの! 足裏を守ってくれる踏み抜き防止インソールを靴の中にプラスして、安心を二重構造に。
5. 重すぎ注意! 防災バッグ
非常用持ち出しバッグは、収納力と撥水力に優れ、両手が自由になるバックパックタイプで備えているという方も多いでしょう。ただし、注意したいのはその重さ。一般的に、防災バッグは10〜15kgにもなるといわれています。重たいバッグパックを背負って足もとの悪い道を歩くのはとても危険。“最優先すべきはまず自分や家族の命!”と心得て、生き延びるために必要最低限なものだけ持ち出すように、バッグの中身は厳選しましょう。
6. インナーやソックスは天然素材がベスト
雨や粉塵で体が汚れやすかったり、長期間入浴が困難だったりetc.、被災下において衛生的な状態をキープするのは本当に難しい! 直接肌に触れるインナーやソックスは、通気性やよく、抗菌・防臭効果に優れているウールやコットンなどの天然素材のものがいちばん向いているそう。
7. 暗闇を照らすライトはキャンプギアを活用!
暗闇の中での避難行動を強いられる場合、光源の確保は死活問題! キャンプ用のライトを災害時にも活用しましょう。横に持って懐中電灯に、縦に置いて卓上ライトに、アームを伸ばして読書灯にと、1台で3役こなすハンディランタンスタンドが便利です。懐中電灯使用時の正面ライトは白色LEDで遠くまでしっかり照射する一方、ランタンとスタンドライトは暖色系の優しい光。単3形乾電池3本使用(別売り)。
『ワークマン』の豊富なラインナップから、安心できる防災グッズをピックアップ!
以上、『ワークマン』のプロ向け商品&キャンプギアの中から、防災用としてアレンジ可能なおすすめアイテム5選をお届けしました。いつ起こるかわからない災害、自分や家族の命を守るための備えをぜひ見直してみてくださいね。
取材・文/沖島麻美 ※掲載内容には私物および個人の見解が含まれます。また、価格・入荷予定・在庫状況を含むすべての商品情報は2023年8月31日時点でのもので、店頭や公式オンラインストアでは予告なく変更になる場合があります。
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