【エモい写真の撮り方】知っておきたい“技”をMOREインフルエンサーズが伝授
MOREインフルエンサーズに学ぶ「エモい旅写真のキーワード6」
ときめきや驚き、ワクワク……写真を見返すたびにあの旅の感情が甦る! 旅先で“心動いたエモい瞬間”を美しく記録するためのテクニックを徹底解説。感性を刺激する写真を撮るなら押さえておきたいポイントを『MORE』が誇る読者組織「MOREインフルエンサーズ」の写真とともに紹介!
#01 世界をひとり占め
広大な自然の中で撮るのがポイント
海、空、岩、花……地球が持つ美しさとダイナミズムを感じる写真は、見返すたびに感動を呼ぶこと間違いなし。あくまでも主役は、広大な自然。人物は、視線なしの小粒サイズにして撮れば、まるで“世界をひとり占め”しているようなカットになる。
#02 レトロ感
“懐かしさ”が伝わってくる
ノスタルジーをかき立てるヴィンテージ家具や旧字の看板など、歴史を感じるもを背景にしたり、あえて粗い画質で撮るだけで、レトロな写真ができ上がる。
#03 始まり
ワクワクが待っている……!
暗闇の中から明るい出口への扉を見ているような構図は、写真に奥行きが出てワクワク感を演出。「枠」に見えるような場所や、階段の途中で撮影してみて。
#04 ワントーン or メリハリツートーン
おしゃれな配色はふたつ
背景と被写体の色を合わせてワントーンにする、または背景と正反対の色を被写体に入れてツートーンに仕上げると、鮮烈な印象を与えるこじゃれた一枚に。写真に登場する色数は、抑えるのがベター!
#05 ノールック
気がついたら撮られてた風
旅先でリラックスして楽しんでいるムードを写真に残すなら、目線をはずしてみて。上空を見上げたり、手に持っているものを眺めたり、振り返る過程を撮影すれば、“ふい打ち感”を出すことができるはず!
#06 ロードムービー風
遅れてやってきた、大人の青春感
旅の開放感や、友人と仲よしな感じを記録するなら、青空×後ろ姿が鉄板。また、その時の盛り上がりを残せる乾杯シーンや、画面いっぱいのパーティーテーブルのカットは、手もとを写り込ませること。
写真が上手な4人に、撮り方を聞いてみました!
構図や服がポイント
私は、全体にピントを合わせた写真はスマホ、物やボカしが入った写真は一眼レフで撮っていて、たとえば【★1】がそう。実は、ここに写る人物は整備された道を歩いているのですが、花畑の中にいるように見せるためにローアングルから撮影しています。また、幻想的なムードを出すために、手前の花を意図的にボケさせました。
素敵! 私もさくらさんと一緒で、物を撮影する時は一眼です。【★4】は、この日、ピンクのコートを着ていたので、同じ色合いの花の前で撮ることで、いい感じの一枚になりました。
写真の色彩で、受ける印象って変わりますよね! 私も、行く場所に合わせて、いつも着ていく服の色を考えます。たとえば、これからの季節、海やプールに行く時は、黄色や白がおすすめ。写真に季節感が出ていいなと。
私は、どんな場所にもなじむベーシックカラーを着ることが多いかも。そして、撮影する時は、いろんな角度と距離から連写して、あとでベストショットを探す。そうやって【★2】や【★5】も撮りました。
私は、9割スマホ(iPhone)のカメラにある「Live Photos」機能(シャッターを切った前後の1・5秒の映像を記録)を使い撮ります。あとで、ベストショットを切り出せるから便利で。#6「ロードムービー風」の写真もそうやって撮りました。ちなみに、Bのフードが並ぶテーブルは真俯瞰、【★6】のような高さのあるグラスは、真横から撮るといい感じに仕上がります。
#5「ノールック」のような写真を撮る時は、モデルに話しかけるようにしてます。そうしたほうが、自然体な姿が撮れるんですよね。あとは【★3】のように後ろから撮ったり。
それぞれの加工方法は?
なるほど。勉強になる! みなさん、写真の加工は何でしていますか? 私は、スマホの編集機能で。編集後は、オリジナル画像と比べて、加工しすぎてないかを必ず確認するようにしています。
私もスマホ!
私は、Instagram。アップ時の見え方を確認するだけ用のアカウントを持っていて、そこで彩度やシャドウを細かく調整しているかな。
私は、写真編集アプリ「Lightroom」を愛用しています。本格的な編集がしたい人にすごくおすすめ!
Photo : Ibuki Tamura Text : Rie Kaido ※MORE2024年夏号掲載