アメリカで大ブームを起こした「ジャーフード」が、日本でも大ブレイク!

最近よく耳にする「メイソンジャー」。これは、米国人技師ジョン・メイソンが19世紀に考案したガラス製の密封容器のこと。昔から海外では保存容器としておなじみの商品なんです。特に有名なのがBall社のもの。アメリカの飲食店が、このジャーにスイーツやドリンクを入れて提供したのをきっかけに、今世界中で「ジャーフード」旋風が巻き起こっています。 「ジャーフード」がブームになったのは、その可愛さと便利さに秘訣が。ジャーは密封性が高く、フードが透けて見えるのがキュート。特に人気なのは「ジャーサラダ」♪ しっかり密封することで、シャキシャキ感を長くキープ可能だそう。 海外セレブがハマっていると言われる「ジャーサラダ」。おしゃれな働く女子は、なんとお弁当にしていたんです……!!  一体、みんなどんな風に作っているのでしょう? 気になるその「ジャーサラダ弁」、見せてもらいました♪

サラダなのに満腹♪ 『クスクス入りジャーサラダ弁当』 

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澤田樹里さん 『レ・メルヴェイユーズ ラデュレ』PR担当 お弁当歴10年のベテラン澤田さんの「ジャー弁」は、ヨーロピアンテイストのしゃれたサラダ。 作り方は 1.ジャーにオリーブオイルやにんにくなどで作ったドレッシングを入れ 2.ミックスビーンズ、キャロットラペ、パセリやブロッコリー入りのクスクスの順で重ねるだけ。 下ごしらえをしたニンジンやクスクスを入れることで、深みのある味わいに! クスクスはパスタの一種なので、腹持ちもばっちり。 『自分の好きなもの、求めているものを食べたい』とお弁当作りを始めた澤田さん。美食家の作るジャーサラダは、プロ顔負けの完成度です♪ こだわりは『前夜に翌日の予定や体調を考慮しながらメニューをイメージし、朝、作ること!』だそう。ちなみに、制作時間は15〜30分。こちらの「ジャーサラダ」は冷蔵庫に入れておけば、日持ちもするそう。これだけおしゃれなら、おもてなし料理にも使えそうですよね。

簡単なのにビューティフル♪ 『しましまジャーサラダ弁当』 

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柳澤芙美さん 『アールイズ・ウエディング』広報 柳澤さんの「ジャーサラダ」の作り方はいたってシンプル。様々な野菜をたくさん入れるだけ♪ こちらの写真は、ジャーに手作りドレッシングを入れ→赤大根→大豆→ミニトマト→オリーブ→にんじん→ベビーリーフの順に入れたもの。 実はこの「ジャーサラダ」のポイントは、ドレッシングにあり。オリーブオイルと酢、マスタードとみそをブレンドしてあるんです。しっかり味をしみこませたい食材は下の方に。シャキシャキ感を楽しみたいものは上のほうに入れると、食べたときの食感がよく。大豆をいれることで、満腹感もある素敵なサラダに♪ 和洋の調味料を程よくブレンドして、オリジナルの味を追求している彼女。『前夜にどんな野菜やドレッシングにしようか楽しみながら考えます』とおっしゃっていました。忙しいお仕事なのに、お弁当作りが1年続いているのは「簡単に楽しみながら作っているから」なのかも!

食べる前に完成させる! 『ビビンバ風ジャーごはん弁当』

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袴田美菜さん 『アヴェダ』マーケティング 野菜ばっかりじゃ、午後パワー不足になりそう……なんて心配なあなたは、ジャーにご飯も入れちゃいましょう! 袴田さんが教えてくれたのは、ビビンバ風の「ジャー弁」。ただ、ご飯少な目で野菜たっぷりのサラダ感覚♪  作り方は 1.にんじん、もやし、ほうれん草、大根でナムルを作る。 2.お肉を炒める。 3.それをごはんとコチュジャンと一緒に、ジャーに詰める。 火を通したお野菜は、ぎゅっとコンパクトになるので小さ目ジャーに入れても意外とたっぷり入ります★ たんぱく質も炭水化物も入っていて、栄養バランスもGOOD。 そして、この「ジャー弁は」食べる前にひと手間加える「出来立て感」が魅力。別添えで「温泉卵」を持って行って、混ぜながらいただくんです!! もう少し辛く……なんてときは、チューブ入りのコチュジャンで味足し♪ 混ぜ方次第で味の変化をつけられ、ランチタイムが楽しくなりそう。 袴田さんがお弁当作りスタートしたのはは3 年前。『肌荒れやプチ不調を見直すため』なんだそう。『継続できるよう調理は20分以内に。会食がある日は、グラノーラやココナツオイル、果物などで軽めにします』とのこと。「ジャー弁」なら会社にグラノーラを持っていけちゃうんですね。このアイディアも真似したい!!

簡単なのにおしゃれ。女子にうれしい「ジャー弁」を活用しよう!

ジャーを使ったお弁当で一番人気なのは、やっぱり“サラダ”! 清潔な密封ジャーなら、4〜5日間野菜がフレッシュなまま作り置きが可能だそう。「週末に来週のランチを用意する♪」なんて技もできちゃいます。ポイントは『ドレッシングを入れる場合は、最初に入れること』『固めの野菜を下に、1番上にレタスなど葉っぱ系の野菜を入れること』。これを守れば、水っぽくならずに済むそうですよ。 また、縦長のジャーはバッグに入りやすく密封性も抜群。「お弁当箱」としても便利です。混ざってもOKなタコライスやビビンバ、パスタなどを持っていく場合もジャーを活用して。“しましま”仕上げにすると、見た目がきれいに! お弁当箱のように「変なすき間ができて困る」「開けたときに寄ってしまっていた」なんてこともなく、ランチまでそのキュートさをキープできます。 ぶきっちょさんでもおしゃれランチを作れる「ジャー弁」。あなたもトライしてみては?? MORE2015年5月号には、「ジャー弁」以外にも「スープジャー弁当」や「おにぎらず弁当」など、簡単おしゃれなみんなのお弁当をたっぷり掲載中。ぜひ、読んでみてくださいね♡

MORE2015年5月号・さらに詳しい情報は雑誌MOREをチェック! 取材・原文/広沢幸乃