多くのモアガールが気になっている「むくみ」。その影響は、免疫力低下にセルライト増加など……放置してもいいことなし! そこで今回は、むくみにまつわる驚きの事実と、みんなのむくみ白書をご紹介します。 【教えてくれたのは……吉澤智子先生】 医学博士。皮膚科、美容皮膚科、外科を経て『広尾プライム皮膚科』で診察にあたる

【ホントにあったむくみの怖い話】女性の6割以上がむくみを自覚している

「むくみとは、同じ姿勢を続けてめぐりが滞るなどの生活習慣による症状であり、血管や筋肉の衰えからくる老化現象のひとつでもあります。また、女性は男性より筋肉量が少ないうえ、生理周期によるホルモンバランスの変化など、さまざまな影響を受けやすい性質なので、そもそもむくみやすいと言えます」(吉澤先生)●出典/ウーマンウェルネス研究会調べ

【ホントにあったむくみの怖い話】脚が重だるい時間帯のピークは夕方以降

「夕方に突然むくむわけではなく、立ちっぱなし、座りっぱなしでめぐりが滞り、徐々に蓄積されて夕方にピークを迎える人が多いというのが現実。気づいた時に体を動かすなど、こまめに滞りをリセットすることでむくみを軽減することができます。また、睡眠不足もむくみの原因となる代謝低下につながるので要注意」(吉澤先生)●出典/「スリムウォーク」のピップ調べ

【ホントにあったむくみの怖い話】むくみを放置するとセルライトになってしまう

むくむと冷えやすくなるだけでなく、避けたい表皮の凹凸の原因にも。「めぐりが停滞し、冷えている場所に老廃物がたまると、それらが脂肪細胞にくっついてセルライトになってしまいます。水分は重力によって下にたまるので、日常生活で筋肉を動かせていないと循環が悪くなり、特に下半身にセルライトがつきやすい状態に」(吉澤先生)

【ホントにあったむくみの怖い話】むくみの出方によっては血管の病気の可能性も

むくみには、病気のサインが隠れていることも。「突然むくみが生じる、指で押したあとが消えるまで数時間かかる、片方の脚だけむくむ、1 週間以上むくみが取れない、だるさがひどい……といった場合は、下肢静脈瘤や心臓機能障害、肝臓・腎臓の機能障害などが原因の可能性が。できるだけ早めに内科などの専門医に相談しましょう」(吉澤先生)

【ホントにあったむくみの怖い話】冷えによるむくみは免疫不全につながる

「冷えによる血行不良や筋肉のこわばりでめぐりが滞って全身が循環不全になり、そこから免疫不全になることは十分考えられます。また、ストレスやプレッシャーによって自律神経のバランスが崩れると、血管が収縮して冷えやむくみが起きます。そのため、日々のストレスからも免疫力低下につながる可能性も大きいと言えます」(吉澤先生)●出典/ウーマンウェルネス研究会調べ

●モアガールの「むくみ」をリサーチ!

Q.むくみを感じたことはありますか?

むくみを放置するとセルライトになる!?【の画像_1

全国25~29歳の働く女性100人にインターネットでアンケート調査を実施。その結果を見ると、なんとモアガールの93%という圧倒的多数がむくみを感じていると明らかに。そして、「まったく感じない」という人は0 %……。ちなみに、いちばんむくみを感じるパーツは、1 位から順に「ひざ下」、「顔」、「足首」という結果だった。

Q.どんな時にむくみますか?

1位は「長時間のデスクワーク」、2位は「ちっぱなしだった時」、3位は「お酒を飲んだ翌朝」。ほとんどの人が仕事で長時間同じ姿勢を続けた後に実感。「水分やお酒をとりすぎた翌朝は寝起きの顔が別人」(25歳・受付)という意見も。「脚が太く見えるし、痛い」(26歳・商社)、「笑顔に自信がなくなる」(28歳・IT)など、心身ともに大きなダメージが。

Q.むくみ予防&解消のために何をしていますか?

「お風呂に入ったら、血行がよくなるよう下半身を中心にマッサージ」(25歳・公務員)という声が目立った。「睡眠をしっかりとる」(29歳・福祉)、「水分をたくさんとってトイレに行く」(25歳・製造)、「寝る時は夜専用の着圧ソックスをはく」(27歳・看護師)、「岩盤浴や半身浴で汗をかく」(28歳・事務)のほか「何もせず、時間が過ぎるのを待つ」(27歳・販売)なんて人も。

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