キャッシュレスをはじめるなら高還元キャンペーン中の今が狙いどき! 最新情報やウワサを専門家がアドバイス
知らないとソンをする! キャッシュレスのウソ? ホント?
日々の支払いも楽になるうえ、貯蓄も増えると話題のキャッシュレス。消費税の増税に伴い、無視できない存在になりましたよね。まずは、キャッシュレスにまつわる漠然とした疑問や不安をスッキリ解消しましょう。知ればきっと利用したくなるはず!
教えてくださった方々
『JCB』広報部 貴田久美子さん
2008年入社。社外広報を担当。キャッシュレスや『JCB』について正確に、より広く知ってもらうべく情報発信を行っている
『キャッシュレス推進協議会』ディレクター 鈴木麻友さん
オールジャパン体制によるキャッシュレス普及に向け、推進役を担う協議会の中心メンバー。自身もキャッシュレス生活を実践中
ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さん
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。『ケチケチせずに「お金が貯まる法」見つけました!』(王様文庫)など著書多数
教えてくださった方々
『JCB』広報部 貴田久美子さん
2008年入社。社外広報を担当。キャッシュレスや『JCB』について正確に、より広く知ってもらうべく情報発信を行っている
『キャッシュレス推進協議会』ディレクター 鈴木麻友さん
オールジャパン体制によるキャッシュレス普及に向け、推進役を担う協議会の中心メンバー。自身もキャッシュレス生活を実践中
ファイナンシャルプランナー 風呂内亜矢さん
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。『ケチケチせずに「お金が貯まる法」見つけました!』(王様文庫)など著書多数
10月から最大5%のポイント還元が始まる ○
消費税の増税に合わせ、キャッシュレスで決済すると最大5%がポイント還元される制度がスタート!
「全国の対象店舗で、対象となる製品をクレジットカードやデビットカード、電子マネー、コード決済サービスなどで支払うと、5%または2%のポイント還元が受けられます。ただし、“電子的に繰り返し利用できる決済方法”が前提なので、現金やギフトカードのような使いきりタイプのプリペイドカードは対象になりません。制度の実施期間は2020年6月までの予定です」(鈴木さん)
「全国の対象店舗で、対象となる製品をクレジットカードやデビットカード、電子マネー、コード決済サービスなどで支払うと、5%または2%のポイント還元が受けられます。ただし、“電子的に繰り返し利用できる決済方法”が前提なので、現金やギフトカードのような使いきりタイプのプリペイドカードは対象になりません。制度の実施期間は2020年6月までの予定です」(鈴木さん)
対象となる中小規模の店舗には、上のマークがついたポスターの掲示などが義務化されるのでチェックしてみて
少額決済はお店にイヤがられる ×
「『JCB』が実施した調査では、会計担当者の8割が『金額に関係なくキャッシュレス決済を利用してほしい』と回答しています。クレジットカードも、店頭やレジに利用可能の表示があれば、気兼ねなく利用できるようです」(貴田さん)。「これまでのキャッシュレス決済は対応端末の導入が不可欠でしたが、コード決済は端末不要なケースもあり、個人店でも導入しやすくなりました。また、お店に翌日入金されるサービスも増えており、さらなる店舗への浸透が予想されます」(鈴木さん)
飲み会の精算は現金不要になる △
飲み会は楽しいけれど、面倒なのが会費の回収や支払い。
「本当に便利なので、もっと浸透してほしいサービス! アプリを使えば、払った・払っていないが明確になるだけでなく、ドタキャンや立て替えなどが生じた場合、実際に会わなくても回収や支払いができるので便利。LINEで連絡を取りあう関係なら、LINEの『ウォレット』からLINE Payを設定しておくとスムーズです。幹事を担当する人は、いくつかのアプリを入れておくといいですね」(風呂内さん)
ただし、アプリが増えているとはいえ最終的な支払い方法は、取りまとめてくれた幹事に相談するのがマナー。
「本当に便利なので、もっと浸透してほしいサービス! アプリを使えば、払った・払っていないが明確になるだけでなく、ドタキャンや立て替えなどが生じた場合、実際に会わなくても回収や支払いができるので便利。LINEで連絡を取りあう関係なら、LINEの『ウォレット』からLINE Payを設定しておくとスムーズです。幹事を担当する人は、いくつかのアプリを入れておくといいですね」(風呂内さん)
ただし、アプリが増えているとはいえ最終的な支払い方法は、取りまとめてくれた幹事に相談するのがマナー。
2014年から個人間送金をスタートしている「LINE Pay」。LINE友だちと手数料無料で割り勘・送金ができる
日本はキャッシュレス先進国だ ×
世界各国のキャッシュレス決済比率を見ると、トップは韓国の96.4%。多くの国が40〜60%台であるのに対して、日本はわずか19.9%。
「ただ、日本のキャッシュレス比率は、この10年で約2倍に上昇しています。2025年の大阪・関西万博までに決済比率40%、将来的には80%が目標です」(鈴木さん)。「たとえば、偽造通貨の横行など、経済的に不安定な要素があるとキャッシュレスの必要性が高まるともいわれますが、日本は現金で安心・安全に取引ができて銀行も破綻しにくいため、それほど必要性がなかったことも要因です」(風呂内さん)
「ただ、日本のキャッシュレス比率は、この10年で約2倍に上昇しています。2025年の大阪・関西万博までに決済比率40%、将来的には80%が目標です」(鈴木さん)。「たとえば、偽造通貨の横行など、経済的に不安定な要素があるとキャッシュレスの必要性が高まるともいわれますが、日本は現金で安心・安全に取引ができて銀行も破綻しにくいため、それほど必要性がなかったことも要因です」(風呂内さん)
取材・原文/国分美由紀 イラスト/二階堂ちはる ⒸWAHA/amanaimages