話題沸騰中の『モア・リポート2017』、もうチェックしてくれましたか? 現代のaround27歳の「性」と「セックス」はどうなっているのか? 2000名のアンケートと30名の赤裸々な体験談をまとめたのが、モア7月号別冊付録『モア・リポート2017』! そこで30人の告白集インタビューを行ったライターI、ライターM、編集Yの3人が、取材後記がわりの座談会を決行! 取材をしながらひそかに思っていたことや時間が経ってあらためて思うことなど、ここでしか言えない話がじゃんじゃん出てきました!

>>『モア・リポート2017』ウラ座談会【前編】はこちら!
性とセックスに関しては、関西女子のほうがの画像_1

関西の女の子は古風な子が多い?

ライターI:前回、Mさんは「主体的にセックスをしている人が少ない」って言ってたけど、私が取材した人たちはわりと違ったの。「気持ちいいから」とか「スポーツ感覚」でセックスを楽しんでる人が多かったな。 編集Y:たしかに、Iさんが取材した人たちは明るいセックスが多くて、Mさんの方はもうちょっと内向的だったかもね。 ライターI:たくさん経験をしていたり、セフレが何人もいる子が、最終的に「気持ちが大事」って言うのも印象的だった。 ライターM:私が取材した人たちは、気持ちよりも「もっとこうしてほしい」とか「相性が」とか、具体的な行為とか悩みの話をよくしていた気がする。そもそも本命の彼氏とセックスしている人が多かったから、相手への気持ちは前提としてあるんだろうね。 編集Y:私は関西にも取材に行ったんだけど、行くまでは「関西の子はちょっと大胆なセックスとかしてるのかな〜」って勝手に思ってたの。それが話を聞いてみたら、意外とコンサバ! 考え方が古風な子が多かったな〜。 ライターM:一見すごく真面目そうなのに、たくさん浮気をしている子もいたし……見た目やイメージでは判断できないものだね。

「ダメですよ」って言うのは簡単だけど……

ライターM:この取材をして、「セックスに正しいも間違ってるもないんだな」って思った。人によって求めるセックスも、正しいセックスも全然違うんだよね。 ライターI:30人30色だったね。「自分と似てる」っていうのもなかったな。 編集Y:結果として、私は30人全員の話を聞いたんだけど、初体験の方法も、体の悩みも、嬉しいことも、何もかもが人それぞれだった。セックスには正解がないんだね。今までのセックステーマは問題を提起したり、悩みを解決したりすることが多かったけど、今回、とにかく話を聞かせてもらうことに徹したのは、新鮮だった。 ライターM:友達とセックスの話はするけど、ここまで踏み込んだ内容は聞かないしね。ちょっとアブノーマルだったり思いがけない話を聞いた時に心の中で「え、それ大丈夫なの?」って思っても言えないし、ジャッジもできないっていうのが、友達と話す時との一番の違いだったかも。 ライターI:わかる! たとえば、ちゃんと避妊してない人がすごく多かったじゃない? それって倫理的にはよくないことだし、私たちが「ダメですよ」って言うのは簡単だけど、結局、それが正しくないことは自分で納得してもらうしかないんだよね。

3人が衝撃を受けた"食ザー"って知ってる?

編集Y:じゃあ、それぞれ印象に残ってるエピソードを発表しようよ! ライターM:私はcase26の、海辺の旅館で初体験した子! すごく応援したくなったし、話を聞きながら甘酸っぱい気持ちになっちゃった♡ 逆にcase16の子は、3Pした女の子と今でも仲がいいって言っててびっくりしたな〜。 編集Y:会社の同期って言ってたもんね。私はcase06の『蛍の光』のエピソード! あれは突き抜けてたな。そしてcase03の、お父さんのエロビデオのタイトルには大笑いした!!!(笑) ライターI:わかる! VHSってところが最高だったね(笑)。でもやっぱり忘れられないのはcase28の「食ザー」!!! 初めて聞いたし、「そんなものあるのか!」ってかなり衝撃だった。 ライターM:どのタイミングでごはんを用意するのか気になるよね! 編集Y:え、気になるのそこ?(笑)

改めて気づいた、反省点もあるんです……

ライターM:一個だけ物申していいですか!? 30人それぞれのデータ欄に「マスターベーションをしたことがあるか・ないか」が載っていないの! これって、けっこう大事な情報じゃない? 編集Y:たしかに、2000人のリアルアンケートでは聞いてたんだけど。でも、したことあるのに「したことない」って答えてる人もいるだろうな〜。恥ずかしいことじゃないんだよってことを、このデータを見てわかってもらえたら嬉しい! ライターI:やっぱり普通は人に言うことじゃないから、恥ずかしいって気持ちもわかるんだけどね。でも告白集で赤裸々に語ってくれた子の中で、本当にしたことがない人が多かったのもびっくりしたな。 編集Y:私の反省点は、LGBTのエピソードをあまり入れられなかったこと。「女の子とセックスしてみたい」って子が1人だけいたけど、取材するエリアを広げたり、人数を増やしていればもっと聞けたんじゃないかなって。そこが2017年バージョンとしては、少し欠けてたなと思う。

「モア・リポート2017」を読んだ人が"31人目"になってほしい

ライターI:そういえば「平均を知りたい」って人がすごく多かったな〜。みんなそれぞれまったく違うことをしてるのに、結局、平均値が気になるものなんだね。 ライターM:峰なゆかさんのスペシャルコラム『出張版アラサーちゃん』にも、“男は女のイカせ方を知りたがり、女は女の平均値を知りたがる”っていうストーリーがあったよね。そういうところはまさに女の子だなって思った。 編集Y:たしかにいろいろなエピソードがあるけど、これを読んで「私と違う!」、「私って間違ってるの?」とは思わないでほしいよね。 ライターI:そうそう。みんな違う、私も違う、だからいい! って思ってほしい。 ライターM:今、セックスに対して感じている不安を和らげたり、カレに言いたいことを言うキッカケになってくれたら嬉しい。 編集Y:「モア・リポート2017」を読んでくれた人が"31人目"になって、自分の性と向き合ってくれたらいいな!

実際にモア世代女子のセックス事情を聞いたライター&編集の座談会、いかがでしたか? 『モア・リポート2017』をまだ読んでいない人はぜひ手に取る機会に、読んだ方はもう一度読み直してみると、新たな発見もあるかもしれませんよ♡

モア7月号