【浜辺美波さんインタビュー】主演映画『約束のネバーランド』の撮影秘話、叶えたい家族との約束を明かす PhotoGallery 2020.12.07 『約束のネバーランド』 孤児院で幸せに暮らしていたエマ(浜辺)は、ある日、孤児院に隠された秘密を知り、すべてが偽りだったと気づく。そして、無謀ともいえる脱獄計画をスタートさせる。●12/18〜全国公開©白井カイウ・出水ぽすか/集英社 ©2020 映画「約束のネバーランド」製作委員会 今年20歳になった浜辺さんに、来るべきモア世代に向けて、めざしている女性像を尋ねると……。「自分の意見をきちんと持っていて、余裕がある女性は、カッコいいですよね。私も意志はあるけれど、それを伝えるために話し合いを重ねたり、ときには多少身を削ったりしなければいけないことを、つい先延ばしにしてしまうクセがあって。逃げてばかりじゃダメだなと思います」まっすぐなまなざしでそう語る凜とした佇まいが、一瞬、映画『約束のネバーランド』で見せたエマの表情と重なった気がした。「世界は絶対に変えられる」——そう信じて、孤児院の仲間たちとともに外の世界に飛び出そうとする主人公の姿と。「エマは、天真爛漫ですごく元気な女の子。10代特有のパン! とした感じを出せたらいいなと思って、撮影中はご飯をもりもり食べて(笑)、体力づくりのためにジムでも走り込んでいました。撮影が行われたのは、標高の高い山の上。孤児を演じる子どもたちにとっては、本当にハードだったと思うんです。私自身〝みんなで楽しく撮影したい!〟という思いが強かったので、できるだけ子どもたち全員に目を配って『朝は食欲がないかもしれないけど、頑張って食べてね!』と声をかけたりもしていました。でも、最初は泣いたり怒られてばかりだった子が2カ月間の撮影を経てどんどん成長していく過程を見ると、グッときちゃいましたね。それで、クランクアップしたあと、ひとりひとりに手紙を書いたんです。普段は絶対そういうことをしないタイプなんですけど(笑)、みんなの頑張る姿に刺激を受けて書きたくなってしまって。なかには返事をくれる子もいて、うれしかったです」実生活では、7歳下の弟がいる浜辺さん。今年の夏にトーク番組で披露した「弟から中学の入学祝いにLINEスタンプをひとつねだられて3種類もプレゼントした」という、溺愛エピソードも話題に。「最近は〝スマホの調子が悪いから新しいのを買ってほしい〟とせがまれています(笑)。地元の石川にいる弟や両親とはもう半年以上顔を合わせていないので、会いたいですね。実は、20歳になったのを機に、両親に旅行をプレゼントすることにしたんです。私が10歳の時に家族でテレビを観ていたら『カシオペア』という寝台列車が出てきて、〝いつかあれに乗せてあげる!〟って約束したことがあって。今の状況が落ち着いて、また自由に旅行ができるようになったら、家族で『カシオペア』に乗って旅に出る日が楽しみです」はまべ・みなみ●2000年8月29日生まれ、石川県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し、デビュー。以降話題作に出演し、2021年の公開待機作に『映画 賭ケグルイ Part2(仮題)』、劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』がある