6/17の『ドリームボーイズ』製作発表をリポート!

6/17に行われた製作発表会。Sexy Zone菊池風磨さん、SixTONES田中 樹さん、ジャニーズJr.の7MEN侍と少年忍者のメンバーたちが会場に登場し、和気あいあいとした雰囲気の中で行われました。
 
舞台『ドリームボーイズ』とは?
始まりは2004年。ジャニー喜多川氏 作・構成・演出、滝沢秀明さん主演の初演以来、大切に演じ継がれてきた作品。少年たちの夢と友情を描いた本作は、17年間に渡り、亀梨和也さん、玉森裕太さん、中山優馬さん、岸優太さんら、豪華なアーティスト主演で演じられてきました。

2021年の主演を務めるのは、Sexy Zoneの菊池風磨さん。2015年にチャンプ役を演じた彼が、26歳になって『ドリームボーイズ』の主役を見事射止めました! 今回のチャンプ役には、SixTONESの田中 樹さん。菊池さんと田中さんはジャニーズ事務所入所同期! そんなふたりが演じる、究極のライバルとは……? 想像するだけでもワクワクするキャスティングです。今回の『ドリームボーイズ』は、東京・帝国劇場にて、9/6(月)~29(水)上演予定です。
  • 製作発表の会場に登場した菊池風磨さん
    製作発表の会場に登場した菊池風磨さん 菊池風磨さんと田中 樹さんが語った熱い想い

    本光一さんからのアドバイスは「僕らが普段やらないパフォーマンスを」
    菊池風磨さん(以下、菊池):2015年にチャンプ役をやらせていただいてから6年がたって、あらためて帝国劇場という大きな場所に立つことへのプレッシャーを感じています。でも、こうしてまた帰ってこられたこと、そして樹と一緒にやれることを本当に嬉しく、光栄に思っています。

    田中 樹さん(以下、田中):僕はまだジャニーズに入所する前に、滝沢(秀明)くんの『ドリームボーイ』(初演)を観て、数年後にチャンプの弟役を演じさせていただきました。この作品に対してはずっと強い憧れがあって、もし僕が出演するならチャンプをやってみたいとずっと思ってきました。

    本作への熱い想いを語るふたりは、昨年に引き続き演出を担当する堂本光一さんと、話し合う機会があったそう。

    菊池:ミュージカルとはこういうものだ、というお話しに加え、今回、僕たちらしい『ドリームボーイズ』をやるのはもちろん、僕らが普段やらないような演目やパフォーマンスに挑戦してみるのもいいんじゃないか、というアドバイスをいただきました。

    田中:前回(の『ドリームボーイズ』を)やっていたKing & Princeの岸(優太)と神宮寺(勇太)の舞台を観て、ここをこうしたら僕たちらしくなるのでは、ということをお話しさせていただきました。これまで作られてきた『ドリームボーイズ』を残しつつ、そこにエッセンスとして僕と風磨の色が加わるのではないかと思います。

    “不良”と呼ばれた僕たちが、帝国劇場で主演に⁉
    記者からも多くの質問が飛び交いました。「『ドリームボーイズ』に対して、ここが熱いと思うところを教えてください」と問われた二人は……。

    菊池:単に熱いだけではなく、物語の中に、仲間との出会いと別れなどの悲劇がある。その部分に、ジャニーさんらしさが色濃く出ていると思います。

    田中:輝かしい部分と、そうじゃない部分、陰と陽をリアルに生々しく描いている。等身大の男を描いているからこそ、誰もが感情移入して観られるのでは?

    記者に質問されて「そうですねえ~」と二人同時に声を発してしまうこともしばしばあり、息ピッタリ! そんなふたりが「絆を感じさせるエピソードは?」と問われて……。

    菊池:とにかくずっと一緒にいた仲間で、(田中さんについて)知らないことはおそらくない(!)と思う。ジャニーさんからは、僕たち2人まとめて“不良だ”と言われていたので、そんな2人が帝国劇場の真ん中に立つというのは感慨深いです。ジャニーさんは今頃、腰を抜かしていると思います。

    田中:ね。だからジャニーさんが止めに来る前に、サッとやりたいです(笑)。

    僕たちは、まさに“リアルドリームボーイズ”
    菊池さんと田中さんの、あうんの呼吸で会見は進んでいきます。今回、出演の打診があったのは3ヵ月ほど前だそう。それは、二人にとってとても意外だったようで……。

    菊池:五度聞きしましたよ、ホントに!(笑)。入所のオーディションで初めて樹に会った時、当然ながら僕らふたりは、まだ何者でもなかった。その時の記憶が今もありますし、ふたりの関係も十数年変わっていません。そのふたりが、こうして素敵な会場で記者会見をさせていただいて、帝国劇場に立つ、なんて……、信じられない。すごくありがたいです。

    田中:俺も「(自分がチャンプ役で)いいの?」 って思いました。帝国劇場は素晴らしい劇場ですし、『ドリームボーイズ』は歴史がある、ジャニーさんがすごく大事にしていた舞台です。そこで風磨と俺がやるということで、やっぱり俺も五度聞きくらいしました(笑)。まさに“リアルドリームボーイズ”ですね……。

    菊池:おっしゃる通り!
  • 菊池風磨、田中 樹、中村嶺亜、川﨑皇輝
    中右・菊池風磨(Sexy Zone) 中左・田中 樹(SixTONES) 右・中村嶺亜(7 MEN 侍) 左・川﨑皇輝(少年忍者)
  • 会見中の田中 樹さん
    会見中の田中 樹さん 『ドリームボーイズ』といえば、Kis-My-Ft2 玉森裕太さんの“ローリングタマ”、King & Prince 岸 優太さんの“力岸(りきし)”など、歴代の主演が披露してきた大技が見どころのひとつ。今回の舞台構想についての質問に対する回答は?

    菊池:え~先輩たちの大技を、記憶から消している最中です(笑)。皆さんすごい大技を繰り出してきているので、僕はやっぱり“命綱ナシでのフライング”かなと。それくらいいかないと越えられないですよね?

    田中:無理だよ(笑)! 舞台とかじゃなく違う意味で大ニュースになるから(笑)。

    また、ボクシングを題材にした舞台のため、体作りも重要課題。肉体改造の状況を聞かれたふたりは……。

    田中:僕はじょじょにです。スロースターターなので。

    菊池:いや、間に合わないんですよ、そうすると!

    田中:小さい頃からそうなのですが、そもそも(菊池さんと)体の線が違うんですよ。骨とか。だからこう、お互い、歩み寄らないといけない。

    菊池:(体脂肪率10%以下でキープ中の)僕は、もう体作りを始めているのに、田中くんは全然食べないんですよ。現場で一緒に会うことも多いのですが、ホントに全然食べない! (舞台の)見せ場として、ふたりでのボクシング対決があるのですが、今のところ階級が3つくらい違う。「ちょっとまずいよね」というお話しをしているのに……(と田中さんをわざとにらむように)。

    田中:うん(笑)。

    菊池:僕もより線を細くして、だから田中くんも大きくして、歩み寄りで!

    田中:うんうん(笑)。

    舞台を心待ちにしているファンへのメッセージ
    終始仲の良さをみせてくれたふたりは最後に、舞台を心待ちにしているファンへメッセージをくれました。

    田中:こんな時期だからこそ、観終わった後に「やっぱりステージって、エンターテインメントっていいな」と感じていただけるよう、全身全霊ですべてを舞台に注ぎ込みます。9月の1か月間、ぜひ帝国劇場に観に来ていただければと思います。

    菊池:『ドリームボーイ』で夢のステージを作れたらと思っています。ジャニーズJr.、そして田中 樹と一緒にできるということが、僕にとっては深い意味を持つことなので、この経験を大切に、一生懸命取り組んでいきたいです。よろしくお願いします!

    熱い友情を見せてくれた、同期で親友の菊池さんと田中さん。いまはフェザー級とライト級ほどに開きのある二人の体格の差ですが、開幕までには彼らの心の距離同様ググっと近くなることでしょう!