1980年、今から約40年前。女性の「性」にまつわる大規模アンケート調査「モア・リポート」が誕生。2017年までに延べ1万2千人を超える女性たちの「性」を見つめてきました。そして、MeToo運動やフェムテックの進化、コロナ禍の今——。最新版「モア・リポート」をお届けします!
※全国の20〜34歳女性500名(平均27.3歳)に、インターネットによるアンケート調査、またはオンラインでの直接取材を実施。性に関する意識や実際の性体験など、択一式および記述式で回答
「性」にまつわる大規模アンケート調査「モア・リポート」

Q.性欲を感じることはある? それはどんな時?(複数回答)

性欲を感じる時

Q.性欲を感じたらどうしますか?(複数回答)

性欲を感じることはある? 性欲を感じたらの画像_3
そもそも「性欲を感じない」人は5.3%で、性欲を感じた時「マスターベーションをする」人が6割弱で最多に。2017年の調査で1位だった「パートナーとセックスをする」は今回2位。コロナ禍の影響? 2017年は約3割だった「おさまるのを待つ」人は2割強に減少。

Q.初めてマスターベーションをした年齢は?

マスターベーションの初体験の平均年齢は15歳
マスターベーションの初体験の平均年齢は15歳で、20%が小学生以下で経験ずみ。「なぜか気持ちよくて机の角に陰部を当てていた」(26歳・自営業)など、今振り返るとあれがマスターベーションだったという気づきも!

Q.現在のマスターベーションの頻度は?

頻度は、週2回が最多
定期的にマスターベーションをしていると答えた人への質問。頻度は、週2回が最多で、次に週1回。マスターベーションが、セックスの頻度(1位の週1回)より全体的に回数が多めなのは、自分で頻度をコントロールできるメリットの現れかも。

Q.どんなふうにマスターベーションをしている?

「女性用アダルトビデオを観ながらバイブを使用」(23歳・会社員)
「最近パートナーとしたセックスを思い出しながら」(29歳・会社員)
「シャワーで刺激する」(28歳・会社員)
マスターベーションは、女性用アダルトビデオを観ながら行うという意見が多く、その際、バイブやローターなどのセルフプレジャー アイテムを使うという声も。道具を使わず指だけや「椅子や机やふとんにこすりつける」(31歳・パート)というスタイルも少なからず。

Q.「セルフプレジャー」って知っている?

「セルフプレジャー」という言葉を知らない人が7割超え
自慰行為のことを指す「セルフプレジャー」という言葉だが、「知らない」人が7割超え。ひとりエッチ、オナニー、マスターベーションといった言葉のほうが根強く使われている?

Q.マスターベーションは重要?

性欲を感じることはある? 性欲を感じたらの画像_7

重要

「リフレッシュ」(30歳・会社員)
「感度が上がる」(28歳・会社員)
「自分の体を知ることは大事」(28歳・会社員)

重要ではない

「むなしくなる」(29歳・派遣社員)
「満足できない」(27歳・フリーランス)
「わからない」という声も少なくないが、「重要」だと思う人が最多に。「どうしたら気持ちいいかを知る手がかりになる」(25歳・パート)など、性欲を満たすだけでなく自分の体を知るきっかけとしてとらえている人も。
撮影/久々江 満(製品) 取材・原文/毒島サチコ 構成・企画/高戸映里奈(MORE)