西宮北口の閑静な住宅街に佇む

鮨割烹・汐

五感で味わう、至福の一皿。西宮のミシュラの画像_1

ここは、ランチもディナーも一部制のみという完全予約制のお店。
静かな空間でゆっくりと食事が楽しめる、まさに大人の隠れ家のような場所です。

この日は、久しぶりに母と一緒にランチへ。
通されたカウンター席には、美しく磨かれた器と凛とした空気感。

始まる前から、ただものではない期待感が高まります。

五感で味わう、至福の一皿。西宮のミシュラの画像_2

運ばれてきたのは、どれも新鮮なネタを使った美しい握りの数々。
その一貫一貫がまるで宝石のようで、口に運ぶたびに驚きと感動が押し寄せます。

素材の味を最大限に引き出す技術と、丁寧な仕事が感じられる一皿一皿は、
まさに“五感で楽しむ寿司”

 

最近は赤酢を使ったシャリがトレンドですが、
こちらでは私の好きな白酢の酢飯が採用されていて、それもまた嬉しいポイント。

爽やかでまろやかな酸味が、ネタと絶妙にマッチしていました。

五感で味わう、至福の一皿。西宮のミシュラの画像_3

そして最後に運ばれてきたのが、なんとも意外性のあるデザート。
しらすと甘酒のフロマージュ——。
「合うのかな?」と少し不安になりつつ一口食べると、
しらすの塩気が程よいアクセントになっていて、
びっくりするほどおいしい!
甘酒の優しい甘みと見事に調和して、心に残る一品となりました。

ちなみに本来は「イカナゴ」を使ったレシピとのことですが、
近年は不漁が続いており、なかなか手に入らないのだそう。。。

原因は乱獲によるものだとか。

五感で味わう、至福の一皿。西宮のミシュラの画像_4

この話を聞いて思い出したのが、
アーユルヴェーダの授業で先生が以前授業で話していた、
「アイヌの人々は翌年のために獲りすぎないようにする」という知恵。
自然との共生を大切にするその考え方に、あらためて深く共感しました。

イカナゴがまた豊漁になりますように——。
そんな願いを胸に、心まで満たされたランチタイムでした。

次回の帰国時にも、必ずまた訪れたい。
「鮨割烹・汐」は、そんな“また行きたい”が自然と湧いてくる
特別なお寿司屋さんです。

📍〒663-8034 兵庫県西宮市長田町1−15