五感で味わう、至福の一皿。西宮のミシュラン一つ星「鮨割烹・汐」で過ごす贅沢な昼下がり
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No.454 MIYUU
西宮北口の閑静な住宅街に佇む
鮨割烹・汐

ここは、ランチもディナーも一部制のみという完全予約制のお店。
静かな空間でゆっくりと食事が楽しめる、まさに大人の隠れ家のような場所です。
この日は、久しぶりに母と一緒にランチへ。
通されたカウンター席には、美しく磨かれた器と凛とした空気感。
始まる前から、ただものではない期待感が高まります。

運ばれてきたのは、どれも新鮮なネタを使った美しい握りの数々。
その一貫一貫がまるで宝石のようで、口に運ぶたびに驚きと感動が押し寄せます。
素材の味を最大限に引き出す技術と、丁寧な仕事が感じられる一皿一皿は、
まさに“五感で楽しむ寿司”。
最近は赤酢を使ったシャリがトレンドですが、
こちらでは私の好きな白酢の酢飯が採用されていて、それもまた嬉しいポイント。
爽やかでまろやかな酸味が、ネタと絶妙にマッチしていました。

そして最後に運ばれてきたのが、なんとも意外性のあるデザート。
しらすと甘酒のフロマージュ——。
「合うのかな?」と少し不安になりつつ一口食べると、
しらすの塩気が程よいアクセントになっていて、
びっくりするほどおいしい!
甘酒の優しい甘みと見事に調和して、心に残る一品となりました。
ちなみに本来は「イカナゴ」を使ったレシピとのことですが、
近年は不漁が続いており、なかなか手に入らないのだそう。。。
原因は乱獲によるものだとか。

この話を聞いて思い出したのが、
アーユルヴェーダの授業で先生が以前授業で話していた、
「アイヌの人々は翌年のために獲りすぎないようにする」という知恵。
自然との共生を大切にするその考え方に、あらためて深く共感しました。
イカナゴがまた豊漁になりますように——。
そんな願いを胸に、心まで満たされたランチタイムでした。
次回の帰国時にも、必ずまた訪れたい。
「鮨割烹・汐」は、そんな“また行きたい”が自然と湧いてくる
特別なお寿司屋さんです。
📍〒663-8034 兵庫県西宮市長田町1−15


