PENTAGON・YUTOさんインタビュー3

韓国のリアリティ番組を通じて選ばれた韓国・日本・中国出身のメンバーからなるアイドルグループ、PENTAGON。2016年にデビューし、メンバー自らが作詞・作曲・振付けを担当するというクリエイティビティの高さと個性豊かな顔ぶれが強みです。その唯一の日本人メンバーが現在23歳のYUTOさん。
この記事では、「PENTAGONの強みと、メンバーとの関係性」について教えてもらいました。
PENTAGON・YUTOさん
PROFILE ゆうと●1998年1月23日生まれ、長野県出身。「PENTAGON」のメンバー。2016年ミニアルバム『PENTAGON』でデビュー。2020年デビュー4年にして韓国の音楽番組で初の1位を獲得。『ジェジュンJ!』など日本のテレビ番組やラジオにもYUTO単独で出演している。近況はYUTOさんのInstagramでチェック!

PENTAGONの強みとは?

──8月にウソクさんとキノさんというPENTAGONのマンネチームで作った新曲『Cerberus』が配信されましたね

YUTOさん「あの曲はほんとうに遊ぶようにして作ったんですよ。いつものように、キノがレコーディングなどもメインで見てくれて、ラップはウソクと自分が好きなように歌詞を書いて、作っていきました。曲は“アイドルがやっていないことをやろう”というのがテーマでした。それでMVでもアイドルがやらないような表情をしていたり、ヘアスタイルをしていたり。マンネたちも成長してきているので、大人な部分を見せていこうっていうことで攻めました」

──強者揃いのK-POP界の中で、グループとして大切にしていることはなんでしょう?

YUTOさんPENTAGONはまだまだ模索中ですね。メンバーひとりひとりの個性が本当に強いグループなので、そのユニークさが一番の強みだと思います。そこをさらにうまく引き出せたらもっと売れるんじゃないかなとは思っているんですが。普通やっぱり休みの日は休みたいですから、デビューをすると、個人レッスンを受けなくなるパターンが多いんです。でもPENTAGONのメンバーはいまだに個人レッスンを受けています。自分もひとりで作曲やダンスレッスンを受けています。フイさんが、『初心を忘れず休まない』ということをいつも言ってるので、それをチームで実行しているんです。それに、休んでいると不安になるので『休みたい』と僕は一切思わないんですよ。常に練習を優先したいっていうか。今は日本に帰ってきていて、ちょっと作曲から離れているので『大丈夫かな?』って思うんですけど、事務所の会長が『ゆっくり休んでこい』って言ってくださったので、『じゃあ休もうかな』って感じです(笑)」

──PENTAGONが良いグループだと実感するところは?

YUTOさん「上下関係があまり厳しくないところです(笑)。自分もよく兄さんたちとふざけあったりして、友達感覚で接していますね。伸び伸びやらせてもらえてるのは嬉しいです」

それぞれのメンバーとの関係性

──PENTAGONのメンバーとはそれぞれどんな関係性ですか?

YUTOさんジンホさんは最年長のお兄さんなんですけど、ときどきかわいい弟みたいな感じなんです。肌がすべすべなので触ってみたりして、ふざけあう関係ですね。

フイさんは、すごいリーダーです尊敬しているアーティストのひとりでもあるので、たくさんの刺激をもらっています。

ホンソクさんは食事制限やプロテインのメーカーを教えてもらって、ジムのトレーナーみたいなことをやってもらってます(笑)。『運動が終わって30分以内にプロテインを飲む』ということも教えてもらいました。もうあの人はアーティストというより筋肉ですね(笑)。そこがおもしろいです。

シンウォンさんは、自分とイェンアンくんという海外組にすごく優しくて、いつも遊んでくれるお兄さんです。海外組って、恥ずかしがり屋なのと、外食ばかりしていると食費がすごいことになっちゃうので、なかなか外で食事ができないんです。シンウォンさんは、ちょうどおなかが空いてる時にタイミングよく連絡をくれて(笑)、食事へ連れていってくれるんです。

ヨウォンさんは……、めっちゃ優しいなって。仏です(笑)。でも優しすぎるからか、ちょっと変わってるんですよね。練習中、なぜか上半身だけ脱いで裸で踊っていたり、ときどき変なヨウォンさんが出るんです(笑)。

イェンアンさんとは、お互いゲームが好きなので、一時期モンスターハンターをよく一緒にやってました。お互い海外組で韓国語をあまり喋しゃべれない時からよくコミュケーションを取っていたので、イェンアン兄さんがいてくれてよかったなと思いますし、心の支えになってくれた存在です。

キノさんは、パフォーマンスに関してはすごい大先輩。プライベートに関してはちょっとおっちょこちょいな後輩。ドジが多くてかわいいんですよ(笑)。この間スタッフさんがコーヒーを持ってきてくれたんですが、すぐにこぼしていました(笑)。1日に1回はスマホを落としますし。でもパフォーマンスとなると一切隙がないほど。そのギャップがまたかわいいんですよね。

ウソクは性格も似ていますし、双子みたいな存在です。練習生の時は全然しゃべらなかったんですが、いざしゃべってみたらなんでも言い合える仲になりました。休みの日はウソクとずっとビデオ通話をしたりしてます。1日1回ウソクの顔を見ないとダメなんですよね(笑)。嘘がなく純粋で、でも天然でちょっとキノさんと似ています。かわいいんです」
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INFORMATION

Digital Single『Cerberus』イメージビジュアル
Digital Single『Cerberus』配信中
PENTAGONの末っ子ライン・ユウト&キノ&ウソクのユニットでリリースした初の楽曲。ギリシャ・ローマ神話でハデスの地獄の門を守る3つの頭を持つモンスターを連想させる『Cerberus』は、3人が団結すればケルベロスのように強いエネルギーを持つという意味を含んでいる。ウイットに富んだ歌詞が印象的なヒップホップジャンルの今作でPENTAGONのスタイルとはひと味異なる魅力を披露した。
■各種配信サイトはこちらから→https://pentagon.lnk.to/Cerberus
펜타곤(PENTAGON) - 'Cerberus (Song By 유토, 키노, 우석)' Official Music Video

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撮影/齊藤晴香 ヘア&メイク/日髙朋子 取材・文/小松香里