「水を飲む」「片づけする」など、意外と簡単!?「自律神経」の整え方♡

整えないと心身によくない影響が出るといわれる自律神経。その働きを操作することはできないけれど、自律神経のスイッチにアプローチする方法はあるんです! そこで今回は、手軽にできるテクニックを教えます♪

【教えてくれたのは……小林弘幸先生】
順天堂大学医学部教授。自律神経研究の第一人者。『怒らなければすべて健康』など著書多数

★「ON」の時のコントロール術

仕事モードをONにする=とにかく交感神経を高めればOK! と考えるのは勘違い。たとえば、車を運転するのにブレーキを一切踏まずにアクセル全開で走れば、大きな事故やトラブルを招くのと同じこと。日中に交感神経を少しだけ高めつつ、ふたつの神経が乱れないようにバランスをキープするポイントは、「タイミング」と「動作」にありました!

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【目覚めたらコップ1杯の水を飲む】

起きて軽く口をゆすいだら、コップ1 杯の水を一気に飲むことで、眠っている間に失われた水分補給とお通じの改善にも効果あり。「水を飲むと胃がふくらみ、反射的に大腸が収縮するので、便を直腸へ送り出す“胃・結腸反射”という動きが起こります。胃腸を目覚めさせて活性化することで、自律神経のスイッチが入りやすくなります。多少勢いよく、一気に飲むのがコツ」(小林先生、以下略)
【発想力が必要な仕事は朝イチに】

朝いちばんは、脳が最も活性化する時間帯なのだそう! 「午前中は、企画書を作るといったものごとを深く考えたり、発想力を必要とする仕事を優先させましょう。集中力が高まり、スムーズに進められるはずです。逆に、機械的な作業は15時以降がベスト。やることが多い時は、項目をメモに書き出して作業する順番をつけると、頭の中が整理されてはかどります」
【集中力が鈍ったら1カ所だけ片づけ】

気持ちを切り替えたい時、集中力が鈍ってきた時は、“ 1カ所だけ、30分間”の片づけを。「人間の集中力は、もって90分。それ以上は交感神経が高まり、自律神経が乱れます。片づけをすると自然と深くいい呼吸ができて頭の中が整理され、副交感神経も高まります。途中で目についたほかの場所も片づけてしまうと自律神経にとって逆効果。“ 1 カ所だけ、30分”を習慣に」

★「OFF」の時のコントロール術

ハードな一日を終えたら、自律神経のリズムに合わせて副交感神経が高まるようスイッチの切り替えを。自分の好きな香りを活用したり、ぬるめのお湯にゆっくりつかる、質のいい睡眠をとるといった心がけも、自律神経を整えるうえでは重要なポイントになるのだそう。心と体の緊張モードを解除するには、「ゆっくり」、「リラックス」がキーワード。

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【「タッピング」で血流促進】

一日の緊張や疲労をオフするには、顔や頭のツボを軽くたたく「タッピング」が効果的。「両手の人さし指から薬指までの3 本を使って優しくたたくことで副交感神経を活性化させ、体に負担をかけることなく血流を促進できます。頭部→眉間→眉の下→目の周辺→鼻の下→あご周辺の順に、心地よく感じる場所をゆっくりタッピングしてください。時間は30秒ぐらいが目安です」
【全身を伸ばしてストレッチ】

小林先生が考案した「セル・エクササイズ」を、朝&夜の習慣にすると、細胞のすみずみまで血流が行きわたり、自律神経も整いやすく。「両足を肩幅に開いて立ち、両ひじを伸ばして交差させ、手のひら同士を合わせたら、上半身を前に倒す→上半身を左右に倒す→指先で円を描くように上半身を大きく回すの順に実践を。ゆっくり呼吸しながら、1本の棒になったイメージで行いましょう」
【眠る30分前に首もとを温める】

「冷えや疲れを感じやすい現代人が、自律神経の機能を高めるのに効果的なのが、首を温めること。太い血管が通っている首を温めると、全身の血液が温まりやすくなり、冷えや疲れもやわらぎます。そして、首を温めることで副交感神経の機能も高まるので、緊張状態からリラックスできるようになったり、血流がよくなることで体のこりもほぐれて疲労感が解消されやすくなります」
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