【生活費のデトックスTIPS】光熱費や服代などを削減するための見直し方法まとめ

小さな支出からきちんと整理! ムダをカットして“育てるお金”に

予算の目安や買い方のコツを知るだけで、チリツモな支出のムダが見えてくる!ファイナンシャルプランナー・溝井さんによるレクチャーで、生活費を今すぐ見直ししてみよう。
溝井英子さん

教えてくれたのは

ファイナンシャルプランナー 溝井英子さん

アメリカの大学卒業後、外資系金融や大手求人広告会社を経て現職に。顧客のライフスタイルに寄り添ったマネープランの提案で、幅広い世代から支持を受けている。

生活費を“見える化”して漠然としたお金の不安を解消

生活費のデトックスとは、がむしゃらに節約を頑張ることではなく、“効率よく日々のお金のムダをカットする”こと。最大のポイントは、みなさんそれぞれの楽しみを奪われることなく継続できることです。コストカットしすぎてストレスがたまったり、自分を成長させる機会までも逃してしまっては本末転倒。また、一時的に頑張っても、続けられなければ効果的とは言えません。

まず必要なのは、お金の流れの“見える化”です。手取り月収に対して、『何に』、『いくら』使っているのかを徹底的に洗い出し、収入に見合った暮らしができているか、無意識に浪費していないかを把握しましょう。そして、その生活費のムダを削減したことで生まれた余剰金こそ、投資などの資産運用や自分磨きにまわして将来に備えるお金に。

日々の小さな支出からきちんと整理することで、漠然としたお金の不安が解消されて、心に余裕のある生活を送ることができるんです(ファイナンシャルプランナー・溝井英子さん、以下同)。

FPに聞く!“生活費の見える化”をする方法は?

ポイント1. 支出を「固定費」と「変動費」に分類して見える化

お金とスマホと電卓が並ぶ机
お金の流れを整理して把握するために、まずは支出を『固定費』と『変動費』に分けて考えましょう。

次に、それぞれのお金の使い道を『消費』(=生活をするうえで必要なもの)、『浪費』(=吟味して削ろうと思えば削れるもの)、『投資』(=将来の自分に利益をもたらし成長させてくれるもの)に分類をしてみましょう。

『浪費』をストレスがない範囲で抑えたり、『消費』の中にもムダがあるかを確認したり、意外と『投資』にもっとお金をまわせるかもしれなかったり。3つのカテゴリーに分類するだけで、自分のお金の使い方や思考のくせが浮かび上がってきて、次に取り組むべき具体的なアクションが見えてきます(ファイナンシャルプランナー・溝井英子さん、以下同)。

ポイント2. 家計簿アプリやクレジットカード払いで支出を見える化

近年は、『マネーフォワード ME』のような、スマホがあれば誰でも簡単に家計管理ができる家計簿アプリが充実しているのでぜひ活用しましょう。さらに、クレジットカード払いに集約し、明細書に全支出項目が記載されるようにすれば、レシートでの把握も必要なくなります

そして何より、家計の管理は“継続”が重要! ストレスを感じない、自分に合った方法を見つけてください

ポイント3. ファイナンシャルプランナーに相談して見える化

実は、今は事業主や資産家でなくても、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに気軽に相談しやすい時代です。

実際に、社会人になって貯蓄ができたり、ライフイベントが増えてくるモア世代の女性からの相談が増えています。『お金の健康診断』のような、複数のプロに無料で相談できるサービスもあるのでぜひ利用を。ライフスタイルに合ったマネープランを立てる手助けをしてもらえますよ。

生活費の見直しにおすすめの『お金の健康診断』アプリ

生活費の見直しのおすすめのお金の健康診断アプリの画面
スマホから質問に答えるだけで現在の家計の状況診断が可能。また、全国にいるファイナンシャルプランナーの検索だけでなく、家計や保険、投資、ローンなどのお金の悩みを複数のプロにチャット相談することもできる。全サービス無料。
https://okane-kenko.jp

【固定費の削減・見直し】のおすすめ方法は?

いちばんムダが隠れがち! 固定費のデトックスをしよう

生活費の見直しで最初にメスを入れたいのが、住居費やデジタル通信費といった毎月必ず支払うお金である固定費。だからこそ、一度改善すれば無理なく継続的なデトックスが可能になる!

固定費を安くする・見直す方法【1】通信プランの見直しor格安スマホに乗り換え

デジタル通信費の全国平均は約1万円/月
データ容量、1カ月の通話時間や回数、インターネットの使用時間などを明細で確認して把握していますか?

長い間プランを変更していなかったりすると、いつの間にか自分の利用状況とプラン内容にズレが生じていたりします。利用状況に最適なプランに変更するだけで、通信費の削減が期待できます。

また、大幅な通信費の節約を狙うなら格安スマホも選択肢のひとつ。かなりプランが充実してきているので、大手キャリアと料金の仕組みや契約条件、違約金などを比較検討してみましょう。

実際に店舗に出向く前に、料金比較サイトなどで自分に最適なプランをリサーチしていくと冷静に判断できます(ファイナンシャルプランナー・溝井英子さん、以下同)。

固定費の削減・見直し方法【2】不要なオプションやサブスクリプションサービスは解約する

サブスクサービスの動画を観ている女性
スマホのアプリなどのオプションサービス、音楽・動画配信、書籍読み放題など、加入している定額配信サービスは、クレジットカードの明細などで定期的にチェックする習慣をつけましょう。必要のないものは解約するだけで、継続的なコストカットになります。

固定費の削減・見直し方法【3】住居費のコストカットはデトックスの最短ルート

住居費は手取り月収の三分の一までに抑える
家計にとって最大支出である住居費は、一度の見直しで大幅に収支改善が見込めるので基本中の基本。たとえば、ひとり暮らしの場合、手取り月収20万円の人であれば、7万円以内に収めることを意識してみてください。

固定費の削減・見直し方法【4】水道光熱費の料金プランを比較検討

ひとり暮らしの水道光熱費の全国平均は約11000円/月
意外と把握が甘いのが、水道光熱費の料金プラン。2016年、2017年に自由化がスタートした電気とガスは、事業社がたくさん増えてプランもバリエーションが豊富になっています。

現在のプランを調べ、よりお得なプランへの変更やスマホとのまとめ払いでポイントの還元を狙うなど、工夫してみるのが手。また、照明を蛍光灯からLEDにする、お風呂の残り湯を洗濯にまわすなど、意識的に日々の家電や水の使い方に気をつけることも大切です。

こんなサービスもおすすめ!『エネチェンジ』

光熱費を安くしたい時におすすめのエネチェンジアプリの画面
現在の電気とガスの使用状況を入力するだけで、今より安くなる切り替え可能な電力、ガス会社が見つかる。また、エネチェンジのサイト内から直接申し込めるプランなら切り替え完了まで“でんきコンシェルジュ”がサポートしてくれる。
https://enechange.jp

【食費の削減・見直し】のおすすめ方法は?

選択と行動で改善の余地あり! 食費もデトックスしよう

食費を減らすためには手取り月収の15〜20%程度に抑える
毎月の生活費の中でも大きなウエイトを占める食費。基本のコツは「手取り月収の15〜20%程度に抑える」こと。買い方の見直しやサービスの上手な活用で、意外と削れる部分があるからチェックしてみて!

食費の削減・見直し方法【1】外食、デリバリー、カフェの回数を正しく把握

1カ月の外食、デリバリー、カフェで使っている金額、利用回数をパッと言えますか?

特に、カフェなどは気軽な価格なので無意識に回数がかさみがち。やみくもに我慢するとストレスになるので、外食で使える予算をあらかじめ設定したり、カフェならタンブラーを持参したりして“意識的に”利用することが大事です。

また、予算も月単位ではなく週単位で設定しておくのがベター。帳尻合わせもラクで予算管理がしやすいですよ(ファイナンシャルプランナー・溝井英子さん、以下同)。

食費の削減・見直し方法【2】都度買いorまとめ買いするなら作りおきを

料理をする女性
忙しいひとり暮らしの女性は、急な外食や予定の変更で自炊ができなくなることも。そのため、まとめ買いして食材をムダにするよりは、フードロスを生まないためにも『都度買い』が比較的おすすめです。その際も、外食同様、週単位で予算を設定しておくと買いすぎを防げます

もし、まとめ買いをするなら作りおきまでしておくとロスを防げます。冷凍でも保存期間が長めなキャロットラペや、電子レンジで加熱するだけのレンコンの甘辛煮、小腹がすいた時にもいいピクルスなどをストックしておいてはいかがでしょうか。

食費の削減・見直し方法【3】食材選びは「地産地消」を意識

自炊する時、スーパーなどでの食材選びのコツは、『旬の素材』や『地産地消』のものを選ぶこと。

メニューを決める際にこのふたつのコツを生かした料理を選べば、流通が豊富で価格が安い&新鮮で栄養価が高い食事がとれるので一石二鳥! 家計にも体にもいいことずくめです。

食費の削減・見直し方法【4】食品宅配サービスを活用

働く女性は、平日は特に忙しくてスーパーへの買い出しや自炊の時間が取れない人もいるでしょう。

近年、注目が高まっている食品宅配サービスは、そんな買物に行く手間や料理時間の短縮、さらには買いすぎの防止ができることも含めるとコストパフォーマンスがよく、食費のデトックスに活用することができます。

サービスの種類は大きく分けて3つあり、一から調理する『食材タイプ』、下ごしらえはすんでいてあとは調理するだけの『半調理タイプ』、調理が完了していて温めるだけの『完成タイプ』です。自分のライフスタイルに合ったタイプを選択すれば、無理なく自炊を続けられます。まずは、気になる会社のお試しセットを注文してみて、続けられるか精査して本契約を。

おすすめの食品宅配サービス1. 食材を厳選するなら『Oisix』

オイシックスのロゴマーク
有機栽培の農産物や添加物をできるだけ使わない加工食品など、安心安全な食材が届く。管理栄養士が監修し、必要量の食材とレシピがセットになったミールキット『Kit Oisix』が人気。

おすすめの食品宅配サービス2. 時短を狙うなら『ヨシケイ』

ヨシケイのロゴマーク
管理栄養士監修のミールキットを提供。調理時間10分で完成するコースや、旬の食材を生かしたコース、1食約350円の冷凍弁当など、あらゆるライフスタイルに対応した商品が豊富にそろう。

おすすめの食品宅配サービス3. ダイエット中なら『ナッシュ』

ナッシュのロゴマーク
糖質90%オフの食事とスイーツをライフスタイルに合わせて、必要な個数だけ届けてくれる。管理栄養士と一流シェフ監修のレシピで調理。届いた商品は、電子レンジで温めて食べるだけという手軽さが◎。

服代・美容費・日用品代をストレスなく抑える方法は?

服代・美容費や日用品代は、手取り額の5%程度に収めると◎

被服や美容費は手取り月収の5%程度に抑える
いつの間にか家計を圧迫していることが多い被服・美容費や日用品代は、 買う方法や場所、タイミングをちょっと工夫するだけで、無理なく削減することができる!

服代・美容費の削減方法【1】季節ごとに予算を決める

買い物をする女性
被服・美容費は、月ごと、またはシーズンごとに予算を決めておくとよいでしょう。月ごとに設定する場合、予算の目安は手取り月収の5%以内、多くても10%以内に収めるのが理想です。

リボ払いに頼りすぎると、利息の返済ばかりに追われてしまい、なかなか元本を減らせないでいる方も多々見受けられます。できるだけリボ払いには頼らず、ためたポイントを活用したりセール時期を狙うなど、予算内で楽しくショッピングできる工夫をしましょう(ファイナンシャルプランナー・溝井英子さん、以下同)。

服代・美容費の削減方法【2】ひと晩考えてから購入

クローゼットに眠っている洋服はありませんか? 同じような服やコスメを持っていませんか? 被服・美容費の節約で重要なのは、衝動買いをやめることです。買物に行く前に、手持ちの服をきちんと把握しておきましょう。

また、ひと目惚れしても、ひと晩たつとそれほど欲しくなくなっているなんてことも。予算内でよりよい買物をするためにも、ひと晩考えてから買うくせをつけましょう。

服代・美容費の削減方法【3】レンタルシェアサービスやフリマアプリを

最近話題のレンタルシェアサービスを活用するのもひとつの手。定額でいろんなコーデが楽しめる服のレンタルシェア『airCloset』や、憧れブランドのバッグを1日単位から借りられる『ラクサス』など多種のサービスがあります。

また、フリーマーケットアプリを使って、服をリユースしたりすることも選択肢として持っておくといいでしょう。

おすすめのレンタルシェアサービスは『airCloset』

airClosetのロゴマークとアプリ画面
プロのスタイリストが、体型や好み、着るシーンに合わせてコーディネートしてくれた洋服が、月額9800円で借り放題! スタイリングに悩む時間から解放されたり、クリーニング代が節約できたりといいことずくめ。

日用品代の削減方法【1】店舗とオンライン、両方のお得情報を使い分け

日用品のストックは+1個まで
日用品の購入は、よく行く実店舗やネット通販を使い分けるとよいです。

ネット通販の場合は、クレジットカードとの合わせ技でポイント還元、ポイントアップなどお得なキャンペーンが毎日のように行われているので、定期的に確認し、タイミングを見て購入すると◎。

実店舗の場合は、ポイントデーや特売日を狙うとよいです。ただし、どちらで購入するにしても、送料無料やポイント付与のキャンペーンに執着しすぎて買いすぎはNGです!

日用品代の削減方法【2】在庫の管理を徹底

洗剤類、トイレットペーパーやティッシュ類、調味料などはジャンルごとに分類して収納し、在庫や賞味期限をきちんと把握しておけば、ムダ買いや重複買いを防げます。防災用に用意しているものは別として、普段使いの日用品のストック数は、『今使っているもの+1個』にすると管理しやすいです。

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