被服・美容費や日用品代は、手取り額の5%程度に収めると◎

予算の目安や買い方のコツを知るだけで、チリツモな支出のムダが見えてくる!ファイナンシャルプランナー・溝井さんによるレクチャーで、生活費を今すぐ見直し‼

ストレスなく抑えるには? 買いぐせのデトックス

いつの間にか家計を圧迫していることが多い被服・美容費や日用品代は、 買う方法や場所、タイミングをちょっと工夫するだけで、無理なく削減することができる!
ファッションや美容にかける費用の目安

季節ごとに予算を決める

「被服・美容費は、月ごと、またはシーズンごとに予算を決めておくとよいでしょう。月ごとに設定する場合、予算の目安は手取り月収の5%以内、多くても10%以内に収めるのが理想です。リボ払いに頼りすぎると、利息の返済ばかりに追われてしまい、なかなか元本を減らせないでいる方も多々見受けられます。できるだけリボ払いには頼らず、ためたポイントを活用したりセール時期を狙うなど、予算内で楽しくショッピングできる工夫をしましょう」
複数のショッピングバッグを手に持っている女性

ひと晩考えてから購入

「クローゼットに眠っている洋服はありませんか? 同じような服やコスメを持っていませんか? 被服・美容費の節約で重要なのは、衝動買いをやめることです。買物に行く前に、手持ちの服をきちんと把握しておきましょう。また、ひと目惚れしても、ひと晩たつとそれほど欲しくなくなっているなんてことも。予算内でよりよい買物をするためにも、ひと晩考えてから買うくせをつけましょう」

レンタルシェアサービスやフリマアプリを

「最近話題のレンタルシェアサービスを活用するのもひとつの手。定額でいろんなコーデが楽しめる服のレンタルシェア『airCloset』や、憧れブランドのバッグを1日単位から借りられる『ラクサス』など多種のサービスがあります。また、フリーマーケットアプリを使って、服をリユースしたりすることも選択肢として持っておくといいでしょう」

『airCloset』

服のレンタルサービス『airCloset』のアプリ画面
プロのスタイリストが、体型や好み、着るシーンに合わせてコーディネートしてくれた洋服が、月額9800円で借り放題! スタイリングに悩む時間から解放されたり、クリーニング代が節約できたりといいことずくめ。

店舗とオンライン、両方のお得情報を使い分け

日用品を買うときに意識すべきこと
「日用品の購入は、よく行く実店舗やネット通販を使い分けるとよいです。ネット通販の場合は、クレジットカードとの合わせ技でポイント還元、ポイントアップなどお得なキャンペーンが毎日のように行われているので、定期的に確認し、タイミングを見て購入すると◎。実店舗の場合は、ポイントデーや特売日を狙うとよいです。ただし、どちらで購入するにしても、送料無料やポイント付与のキャンペーンに執着しすぎて買いすぎはNGです!」

在庫の管理を徹底

「洗剤類、トイレットペーパーやティッシュ類、調味料などはジャンルごとに分類して収納し、在庫や賞味期限をきちんと把握しておけば、ムダ買いや重複買いを防げます。防災用に用意しているものは別として、普段使いの日用品のストック数は、『今使っているもの+1個』にすると管理しやすいです」
溝井英子さん

教えてくれたのは

ファイナンシャルプランナー 溝井英子さん

アメリカの大学卒業後、外資系金融や大手求人広告会社を経て現職に。顧客のライフスタイルに寄り添ったマネープランの提案で、幅広い世代から支持を受けている。

取材・原文/海渡理恵 構成・企画/高戸映里奈 渡辺真衣(2人ともMORE) ※情報は2020年12月時点のものです。紹介している制度やサービス、特典、キャンペーンなどは予告なく変更・中止となる場合があります。