生活費の見直し方! デジタル通信費など、固定費に潜むムダをcheck
予算の目安や買い方のコツを知るだけで、チリツモな支出のムダが見えてくる!ファイナンシャルプランナー・溝井さんによるレクチャーで、生活費を今すぐ見直し‼
いちばんムダが隠れがち! 固定費のデトックス
生活費の見直しで最初にメスを入れたいのが、住居費やデジタル通信費といった毎月必ず支払うお金である固定費。だからこそ、一度改善すれば無理なく継続的なデトックスが可能になる!
通信プランの見直しor格安スマホに乗り換え
「データ容量、1カ月の通話時間や回数、インターネットの使用時間などを明細で確認して把握していますか? 長い間プランを変更していなかったりすると、いつの間にか自分の利用状況とプラン内容にズレが生じていたりします。利用状況に最適なプランに変更するだけで、通信費の削減が期待できます。また、大幅な通信費の節約を狙うなら格安スマホも選択肢のひとつ。かなりプランが充実してきているので、大手キャリアと料金の仕組みや契約条件、違約金などを比較検討してみましょう。実際に店舗に出向く前に、料金比較サイトなどで自分に最適なプランをリサーチしていくと冷静に判断できます」
不要なオプションやサブスクリプションサービスは解約
「スマホのアプリなどのオプションサービス、音楽・動画配信、書籍読み放題など、加入している定額配信サービスは、クレジットカードの明細などで定期的にチェックする習慣をつけましょう。必要のないものは解約するだけで、継続的なコストカットになります」
住居費のコストカットはデトックスの最短ルート
「家計にとって最大支出である住居費は、一度の見直しで大幅に収支改善が見込めるので基本中の基本。たとえば、ひとり暮らしの場合、手取り月収20万円の人であれば、7万円以内に収めることを意識してみてください」
料金プランを比較検討
「意外と把握が甘いのが、水道光熱費の料金プラン。2016年、2017年に自由化がスタートした電気とガスは、事業社がたくさん増えてプランもバリエーションが豊富になっています。現在のプランを調べ、よりお得なプランへの変更やスマホとのまとめ払いでポイントの還元を狙うなど、工夫してみるのが手。また、照明を蛍光灯からLEDにする、お風呂の残り湯を洗濯にまわすなど、意識的に日々の家電や水の使い方に気をつけることも大切です」
こんなサービスも 『エネチェンジ』
現在の電気とガスの使用状況を入力するだけで、今より安くなる切り替え可能な電力、ガス会社が見つかる。また、エネチェンジのサイト内から直接申し込めるプランなら切り替え完了まで“でんきコンシェルジュ”がサポートしてくれる。■https://enechange.jp
教えてくれたのは
ファイナンシャルプランナー 溝井英子さん
アメリカの大学卒業後、外資系金融や大手求人広告会社を経て現職に。顧客のライフスタイルに寄り添ったマネープランの提案で、幅広い世代から支持を受けている。
取材・原文/海渡理恵 構成・企画/高戸映里奈 渡辺真衣(2人ともMORE) ※情報は2020年12月時点のものです。紹介している制度やサービス、特典、キャンペーンなどは予告なく変更・中止となる場合があります。