なんとなく『いけるんじゃないかな』と思っていました

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11月10日に「Zepp ダイバーシティ東京」にて行われた『メンズノンノ』の30周年記念イベント『メンズノンノフェス2016』。その目玉企画でもあった、専属モデル公開オーディションにて、2000通を超える応募の中から見事グランプリを獲得した中川大輔さん。現在18歳、現役の大学生ながら、すでにメンズノンノモデルとして活動をスタートしています。そんな「今いちばん気になる年下男子」の素顔に迫ってみました!

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――メンズノンノモデル・グランプリおめでとうございます! 受賞を聞いた時の率直な感想を聞かせてください。 「なんとなくですが、準グランプリが発表された後に『いけるんじゃないかな』と思っていました。それはファイナリストの10人は全員思っていたかもしれませんね。姉がフェスの会場に来ていたのですが、自分の番号の『2番』が呼ばれた時に、『キャー!』という姉の声が聞こえたんです。身内の声を聞けたことで、落ち着けた部分もありました」 ――そうだったんですね。ではまずはプロフィール的なことを聞かせてください。『メンズノンノ』の公式サイトで沖縄の高校に通っていたと掲載がありましたが、沖縄出身なんですか? 「実は違うんです。東京生まれ東京育ちなのですが、僕が中学校を卒業するタイミングで親が沖縄に移住したんですよ。それに高校三年間だけついていきました。姉は一人で東京に残っていたので、僕も高校卒業を機に東京に戻り、今は姉と二人で暮らしています」 ――じゃあ青春時代は沖縄で過ごされたんですね。沖縄のオススメ、何かありますか? 「ぜんざいってご存知ですか? いわゆるおしるこみたいなものではなくて、沖縄ではぜんざいといえばかき氷なんです。これがすごくおいしいので、沖縄に行ったらぜひ食べてみてください!」 ――すごく食べてみたい! そして現在は先輩メンズノンノモデルの高橋義明さんと同じ美術大学で、しかも同じ建築学部に通っているんですよね? 「はい、憧れのモデルも高橋さんです。ただ、大学も学部も全部同じだから、応募した時はそれだけで落ちるのではないかと思っていました。『現役モデル十数人の中で、経歴が丸かぶりって……』と思われるのではないかと。でもそれが逆に印象に残ったのでしょうか」 ――高橋さんとお話はされましたか? 「フェスの当日と、先日も大学と高橋さんのアトリエで撮影したので、ロケバスの中でずっとお話しさせていただきました。モデルとしてのアドバイスはまだあまりいただいていないですが(笑)、やっぱり共通点である建築の話をたくさんさせていただきました。思っていたとおり、知識がすごく豊富な方ですね」 ――大学では、今どんなことを学んでいるんですか? 「最近は、長さが3m60cmある細い角材を30本使って、グループで構造物を作るという授業をやっています。キャンパス内でグループごとに好きな場所を確保して作業したのですが、面白かったですね。学校生活は友達と遊ぶのももちろんですが、授業が一番楽しいです」

今回ダメでも、来年また受ければいいと思っていました

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――メンズノンノでの撮影はすでに始まっているそうですが、大変なことや楽しいことはありましたか? 「楽しい気持ちの方が大きいですね。ただ、今着回しの撮影をしているのですが、20日分の違った表情やポーズをしなければいけないのに、自分にはまだそれだけのストックがなくて、悔しいです。もっと頑張らなくてはいけないなと思いました」 ――ポーズや表情は過去の誌面を見て参考にしたりもするんですか? 「今はカメラマンさんの要望を聞くのが一番やりやすいですが、バックナンバーを見たりもしました。でもモデルひとりひとりに独特のスタイルがあるから、あまり参考にはしていないですね。誰のマネもできないなと思います」 ――これから中川さんのスタイルが確立されていくのが楽しみですね! 「モアモデルの佐藤栞里さんのように、元気な感じでいきたいです! メンズノンノの雰囲気に合うかはわからないですが、自分の個性を出したいです」 ――モデルになって、何か変化はありましたか? 「心境も生活もあまり変わらないですが、服はたくさん買うようになりました。編集部の方に私服も大事だとアドバイスをいただいたので。あとは、アルバイト先のコーヒーショップで声をかけてくださった方がいましたね。グランプリに決まる前から応援してくださっていたみたいで『メンズノンノのオーディションに出てますよね?頑張ってください!』って。そういう応援してくださる方たちのためにも、グランプリを獲れてよかったです」 ――公開オーディションの前にも、面接やカメラテストがありましたよね。 「面接の時は今みたいにたくさん喋っていました。経歴については話せることが多いので、そこは沖縄に行ってよかったなと(笑)。それ以外にも、明るく礼儀正しくということは心がけていました。あとは、『どうにでもなれ』という心境だったのがよかったかもしれません。実は、今のアルバイト先で一回面接に落ちているんです。でも『都内にある全部のコーヒーショップを受ければどこかしら受かるんじゃないか?』と思い、同じお店の違う店舗を受けました。『ここで落ちてもまた近くのお店を受ければいい』って(笑)。そのおかげでオーディションも、今年ダメでも来年また受ければいいと思っていましたので、自然に話せたのかも。『ここしかない!』という気持ちでいるより、ラクにいられますしね。もちろん、そういう心境でいながらも、準備はきちんとしましたよ。応募書類やアンケート表も少しでも印象が良くなればいいなと思って、すごく考えて自分なりにきれいに書きました。字をまっすぐ書くために、設計で使う定規も使いましたし(笑)」

『絵を描くのが好き』ということで、実際に書いてもらいました!

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――では誌面の企画で出てみたいものはありますか? 「実はグランプリに選ばれる前に、編集部の方に『着回し企画をやってみたい!』と話していたんですよ。それがもうすでに叶ったんです。みなさん優しいですね(笑)。ブランドのタイアップも楽しそうだし……。でも、対談とかもしてみたいですね。いや、対談っていうとどちらもすごい人じゃないといけないから、インタビュー形式で。僕がインタビューしたいです」 ――中川さん自身がインタビューする形ですか!? では、インタビューするとしたら誰にしてみたい? 「憧れの高橋さんとはお話できたので、坂口健太郎さん! やっぱり個性があってかっこいいですよね」 ――中川さんの個性もこれから発揮されていくと思いますが、どんな一面を出していきたいですか? 「絵を描くのが好きなので、そういう部分も出していければと思います。筆で書くのも好きだし、イラストっぽい絵も好きです。よかったら書いてみましょうか? モデルの柳(俊太郎)さんは特徴があって描きやすそう。(イラストを描きながら)見られながら描くのは恥ずかしいですね(笑)……(で、待つこと1分)……できました!」

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こちらが1分ほどで仕上げたイラスト。柳さんの特徴をすごくよく捉えてます!

――すごい完成度! ご本人にも見てもらいたいですね。 「柳さんとお話させていただく機会があったのですが、すごく優しい方なので喜んでくれるのではないでしょうか。お会いするまではクールな印象だったのですが、撮影でもたくさん笑っていたし、帰り道の別れ際にわざわざ手袋を外して握手してくださったりして。うれしかったですね」 ――では最後に、今後の意気込みを聞かせてください! 「絵が好きという個性と、モデルとしての実力を伸ばしていきたいと思います。モアにもぜひ出させていただきたいです! デート企画での彼氏役とか楽しそう。モア編集部の皆さん、ぜひよろしくお願いします(笑)。around27歳のモアの読者のみなさんと釣り合えるような、大人な男性になれるよう頑張ります!」 (取材・文/堀越美香子 撮影/亀田亮) なかがわ・だいすけ/1998年生まれ。東京都出身。第31回メンズノンノ専属モデルオーディションでグランプリを獲得。現在発売中の『メンズノンノ』1月号より、専属モデルとして活動中。

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