宿命の対決に負けない! もう花粉なんてコワくない!!

例年にも増して猛威を振るうと噂の、憎き花粉。症状や時期がさまざまで、正体をつかみづらい花粉症を準備万端で迎え撃つべく、今日から6日間連続で2019年の花粉症対策バイブルをお届けします。きちんと知れば、上手な対応策が見えてくる!
というわけでまず今回は、花粉症の基本のアレコレを再確認しましょう。
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トップス・グローブ/スタイリスト私物

【教えてくれたのは……】
●『松倉クリニック代官山』院長 貴子先生
日本形成外科学会認定専門医。幅広い見識と経験から出される、的確な美容アドバイスに絶大な信頼が

Q.花粉症って、普通のアレルギーと何が違うの?

A.原因が花粉かどうかがカギ
「花粉症もアレルギーのひとつです。なかでも“花粉が原因で発生する”アレルギーが花粉症の特徴。花粉によるアレルギー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などが発症し、肌や鼻、目、のどなどさまざまなところに症状が現れます」(貴子先生)

Q.認めたくないものだな、今さら花粉症とは

A.発熱の有無で見極めよ!
「大人になってから発症することも多々。免疫力や体の抵抗力が落ちると発症リスクが高まります。症状は風邪をひいた時と似ていますが、花粉症は風邪と違って高い熱が出ないことが特徴です」(貴子先生)

Q.花粉症って春でしょ? 2月はまだ早くない?

A.春だけじゃない&今年は特に要注意!
「スギやヒノキ以外にもブタクサやシラカンバなど、症状を引き起こす植物はたくさんあり、飛散時期も異なります。スギ花粉は2月から飛散しますが、今季は暖冬で早まる可能性大」(貴子先生)

Q.この時期になると肌が荒れる。でも、花粉症じゃないはず!

A.肌だけに症状が現れる場合も
「肌表面のゴワつきやかゆみが気になるなら、花粉によるアレルギー性皮膚炎の疑いあり。気温や湿度の低下による肌荒れの場合と対処法は同じですが、アレルギーは症状が長引くので注意しましょう」(貴子先生)

Q.実際、花粉症って治るものなの?

A.基本的には治りません。上手につきあいましょう
「症状や生活スタイルに合った薬を見つけるなど、賢く対処を。ビタミン・ミネラルを配合した点滴をクリニックで受けると症状緩和の助けに」(貴子先生)

Q.耳鼻科って行ったほうがいいの?

A.市販薬を買うより効率的&コスパ◎!
「症状が軽めなら市販薬でもOK。ただし耳鼻科や耳鼻咽喉科などのある医療機関で診療を受けるのが確実なうえ、金額的にも安くすみます」(貴子先生)

Q.頭がぼーっとして仕事にならない!

A.原因は、粘膜についた花粉!
「鼻の奥の粘膜が腫れて鼻がつまると、微熱っぽさや倦怠感を覚えるように。鼻やのど、目を洗ってみて」(貴子先生)
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❶ミストウォーターを噴射し鼻内部の花粉やほこりなどを洗い流す。アルガード鼻すっきり洗浄液100㎖¥900(価格は編集部調べ)/ロート製薬 
❷抗ヒスタミン剤・抗炎症成分配合の薬液が花粉や目の汚れをオフ。アイボンAL[第3類医薬品]500㎖¥1200(価格は編集部調べ)/小林製薬
取材・原文/浪花真理子 撮影/岩谷優一(vale./モデル) 齋藤晴香(製品) ヘア&メイク/George モデル/ゆきら(モアビューティズ) スタイリスト/梅林裕美