「小さなハッピーに目を向けて、“どうでもいい日をつくらない”」

毎日いいことばかりではないけれど、「でも今日はこれができた」を見つけていく

はあちゅうさんが語る『恋と仕事 51の名の画像_1
少し前に妊娠を報告されて、幸せいっぱいのはあちゅうさん。ブロガーであり、作家であり、インフルエンサーでもあるはあちゅうさんは、様々な場で活躍中。3月末にはMOREで約4年間連載していた『はあちゅうの恋愛名言博物館』『はあちゅうのお仕事名言博物館』を加筆修正してまとめた書籍、『普通っぽいのになぜか心に響いて離れない 恋と仕事51の名言』を発売。

この書籍は、はあちゅうさんの身近な人が何気なく言った名言をまとめた一冊。“3分間だけ好きでした”“好き嫌いで仕事していいよ”等、様々な“普通っぽい”名言が収録されている。

「小さい頃から作家になりたかったせいか、日々の中で気になった言葉を書き溜める習慣があるんですよね。偉人の言葉や本に出てくる一文だけでなく、身近な人が何の気なしに言った言葉も。本人が名言だと自覚していないような言葉に心を動かされることが、私にはとても多い。そんな言葉を届けられれば恋愛もお仕事も頑張っている女性の元気になるかもしれないな、と思ってスタートしたのがMOREの連載でした。私を通して、周りの人の素敵な言葉がみなさんに伝わるのも嬉しいです」

掲載されている名言の中で、はあちゅうさんがMOREガールにいちばん勧めたい言葉は“どうでもいい日をつくらない”だそう。

「特別なことがない日でも、特別なことを見つけられれば幸せになれる。そう思って、私は毎日“感謝ノート”をつけているんです。これは、その日に起きたいいことを毎日3つ、書き留めているもの。必ず3つ書くことにしているので、“家事が全部できた”とか、その日あった小さな幸せを見つけるいい機会になるんですよね。いいことばかりの毎日ではないけれど“でも今日は、これができた”という小さなことに気づければ、その日はどうでもいい日ではなくなる。そんな意味の言葉です」

様々な書籍を発売しているはあちゅうさんが、次に執筆したいのは小説。

「小説はハードルが高いから、書きたくなるんです。書いていると、すごく苦しいし大変。でも、物を書いていく上での能力や自信をつけるには小説がいちばんいいんですよね。内容は……明るい不倫を題材にした小説を書いてみたい! 不倫小説って、不倫ならではの背徳感が前提になってますよね。でも、身近で不倫をしている人の中にはパートナー公認の不倫などもあって、時代に合わせて当事者の前提や感性が塗り変わってきているようにも思うので“妻でも母でも女でもいなければならない”という呪縛から解き放たれたお話にしてみたいんです。」

はあちゅう●1986年1月22日生まれ、神奈川県出身。ブロガー、作家。慶応義塾大学法学部卒。夫・しみけんさんとの結婚生活をまとめた『旦那観察日記~AV男優との新婚生活~』(スクウェア・エニックス)等著書多数。インスタグラム・ツイッター:@ha_chu

『普通っぽいのになぜか心に響いて離れない 恋と仕事51の名言』発売中!

はあちゅうさんが語る『恋と仕事 51の名の画像_2
2015年〜2019年まで、約4年間続いた人気連載が書籍化。はあちゅうさんが身近な人から集めた恋と仕事の名言には、共感も学びもたくさん。中にはクスっと笑える“迷言”も。¥1200+税/集英社

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取材・文/東美希