【上白石萌歌さんインタビュー】映画『子供はわかってあげない』で、3度目の水泳部員役に。20歳の抱負は「○○!」

水泳選手の役はこれが3作目。肩書に「スイマー」って足そうかな(笑)。

【上白石萌歌さんインタビュー】映画『子供はわかってあげない』で、3度目の水泳部員役に。20歳の抱負は「○○!」_1
水をはじくようなみずみずしい肌と健やかな佇まい。画面に映るだけで青春を体現する上白石萌歌さんは、映画『子供はわかってあげない』でも水泳部員の高校生、主人公・美波を爽やかに演じている。

「ドラマ『3年A組—今から皆さんは、人質です—』と『いだてん〜東京オリムピック噺〜』でも水泳選手の役を演じたので、映画の撮影時にはすでに日焼けで真っ黒。3作とも種目が違うので、もしバタフライの選手を演じる機会があったら個人メドレーができちゃいます。肩書に『スイマー』って足そうかな(笑)」

劇中で描かれるのは、幼い頃に別れた実の父親を探すひと夏の冒険。そう聞くと“孤独”や“暗さ”を連想してしまうけれど、沖田修一監督らしいオフビートなユーモアがちりばめられていて、とにかく明るい。

「自分が美波の立場だったら、あそこまで明るくはいられないと思うんです。でもその明るさを描くからこそ、内側に抱える寂しさが逆に胸に刺さってくる。演じる時は、常に美波の内面を必死で考えていました」

久々に再会した豊川悦司さん演じる父親と美波が、水泳を通じて距離を縮めていく過程にもほっこり。萌歌さん自身も上京したため、お父さんとは離れて暮らしている。

「父は地元の鹿児島県で中学校の先生をしているんですが、離れているからこそ父の優しさに気づいたりできるんですよね。もちろんしっかり反抗期もありましたよ。やけに父の咀嚼音が気になったり(笑)。でも今はまったく気にならないし、会った時は古着屋さんに買物に出かけたりして一緒に遊ぶ、いい関係です」

ひとりでどこへでも行ける行動力は、お父さん譲り。これまでも、役づくりのために和歌山県へひとり旅をしたこともあるとか。

「今は座席が個室みたいなすごくいい夜行バスもあって。宿泊代も浮くのでおすすめです! 次に行ってみたい場所は石川県。のどぐろを食べてみたいんです。ひとつの料理だけを目的にする旅って、大人っぽくないですか?(笑)。今年20歳になってやっとお酒を飲めるようになったので、楽しみが増えそうです」

素顔は現役の大学生。演技の仕事にも直結するような勉強をしているという。20代の“元年”となる今年。抱負を書き初めにするとしたらなんと書くか、最後に少々無茶ぶりの質問をしてみると、「事前に考えたかった〜」とケタケタ笑いながら「健康!」とほがらかに返答。その健やかな笑顔に、現場にいたすべての大人が癒されたのは言うまでもない。


かみしらいし・もか●2000年2月28日生まれ、鹿児島県出身。2012年にドラマ『分身』でデビュー。ドラマ『義母と娘のブルース』、『3年A組—今から皆さんは、人質です—』、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』、映画『羊と鋼の森』、主演声優を務めた『未来のミライ』など話題作に出演

『子供はわかってあげない』

【上白石萌歌さんインタビュー】映画『子供はわかってあげない』で、3度目の水泳部員役に。20歳の抱負は「○○!」_2
水泳部に所属する高校2年生の美波(上白石)はある日、同じアニメが好きだという書道部員のもじくん(細田佳央太)と出会う。幼い頃に別れた実の父親のことを打ち明けると、もじくんの兄(千葉雄大)を巻き込んで父親探しのスペシャルな夏休みが始まった。●近日公開予定

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