有名なご当地のグルメ、その名前の由来や誕生秘話など、明日誰かに話したくなる情報を調査する「ご当地グルメ探偵M」連載。今回は「ままどおるってどういう意味?」。調査結果を報告します!

今回は「博多通りもんの“通りもん”って何?」。博多みやげとして人気の「博多通りもん」ですが、あれ…? “通りもん”って何…?ご当地グルメ探偵Mが調査結果を報告します!

博多どんたくと深〜い関係が!

Q.「博多通りもん」の“通りもん”ってどういう意味?

A.博多どんたくで練り歩く人たちを“通りもん”と呼びます。
例年5月3日、4日に行われる福岡・博多名物のお祭り「博多どんたく」。明治時代の流行語でもあった、オランダ語で「休日」を意味する「ゾンターク[Zondag]」がなまって、「どんたく」という博多弁になりました。どんたくは”西洋休日”として親しまれ、面白楽しく練り歩く人々で博多の街は大にぎわい! このどんたくをしている人たち、すなわちどんたく衣装に身を包み、三味線を弾き、笛や太鼓を鳴らして練り歩く人たちを博多弁で「通りもん(とおりもん)」と言います

ミルクの香りのするハイカラな衣装で身を包み、餡がしっとり練りあげられた明月堂のおまんじゅうは、まさに「博多通りもん」の名にふさわしい博多名物と言えるでしょう。今やたくさんの方に親しまれ、福岡・博多のおみやげとしても大好評です。

教えてくれたのは……明月堂

昭和4年、『明月堂』は福岡市天神・今泉若宮町にて創業しました。その頃はハース巻き煎餅の製造卸売りで成功をおさめていましたが、創業者の秋丸祐一郎は製造だけでなく、お客様に直接販売したいという思いから昭和9年に商都博多の川端町に店を構えました。創業以来93年、地域色と独創的な菓子づくりを貫き、なかでも「博多通りもん」は世界食品コンクール「モンドセレクション」で金賞を連続受賞するなど、そのおいしさが国内外で認められ、『明月堂』の名前も全国に誇れる博多名菓の菓子舗として知られるようになりました。

■『明月堂』公式サイト
http://www.meigetsudo.co.jp/

■問い合わせ先:092-411-7777/0120-747-470

「博多通りもん」のおやつをチェック!

博多通りもんの画像
博多通りもん 5個入り ¥620
『明月堂』人気ナンバー1のお菓子「博多通りもん(とおりもん)」。モンドセレクション金賞を22年連続受賞し、今や世界に誇る福岡・博多の名菓となりました。博多の和菓子の伝統に西洋和菓子の素材を取り入れた「博多通りもん」は、まさに博多っ子が愛する遊び心や洒落っけをこめた、博多で生まれ育った博多ならではの西洋和菓子。主に福岡近郊でしか売られていないお菓子なので、博多名物として福岡・博多のお土産やお取り寄せの和スイーツとして大人気の通りもんです。
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取材・文/堀越美香子 ※掲載商品については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。