誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!

今回は「東京ばな奈はなぜ東京なのにバナナ? なぜ“奈”だけ漢字なの?」。東京みやげとして大人気の「東京ばな奈」ですが、バナナは東京の名産じゃないし、“ばな奈”って一文字だけ漢字なのも謎!ご当地グルメ探偵Mが調査結果を報告します!

日本中のみんなに親しみを持ってほしい!

Q.東京の名産品ではないバナナを使ったのはなぜ?

A.毎日食べたくなるスイーツを目指した結果バナナにたどりつきました。
普通なら、その土地のおいしい食材などを使っておみやげにする……というのが定番だと思うのですが、ビジネスタウンである東京には名産食材が少なく、これといったものを見つけることができませんでした。そこで注目したのが、東京という場所の特異性です。東京というのは、全国からいろんな人が集まるところで、新しいふるさととなる場所

「だったら、日本中のみんなが親しみをもっているものをテーマにお土産を開発しよう!」

ということで、バナナにたどり着きました。
バナナは当時の年配の方々にとって高級で海外から来た憧れの味。若い方にとっては馴染みのあるおやつの味。さらに当時はバブル真っただ中。高級品が売れる世の中ですが、それとは真逆の「毎日食べたくなるような親しみのあるスイーツ」もこれからは求められていくのではないか……ということで、みんなの想い出の中にあるであろうバナナをテーマにしたお菓子を、新時代の東京みやげとして、都内百貨店各店から発売を開始しました。

Q.“奈”だけ漢字なのはなぜ?

A.愛着を持ってもらうため、女の子の名前をイメージしてつけました。
ただの果物の「バナナ」でなく、みんなの友達や家族のように愛着をもってもらえる存在でありたい。そこで、杏奈ちゃんや玲奈ちゃんなど、女の子の名前として人気のある「奈」の字をもらって、女の子をイメージした「ばな奈」と名づけました。リボンをつけているのも女の子だからです。

教えてくれたのは……東京ばな奈ワールド

『東京ばな奈ワールド』は、1991年“新しい時代の東京みやげ”として誕⽣した「東京ばな奈」から始まったスイーツブランドです。 バナナのおいしさにとことんこだわったスイーツの数々を⽣み出して、世代を越えて愛されています。

■『東京ばな奈ワールド』公式サイト
https://www.tokyobanana.jp

「東京ばな奈」のおやつをチェック!

東京ばな奈8個いり
東京ばな奈「見ぃつけたっ」 8個入 ¥1166
たっぷりのバナナかすたあどを、スポンジケーキでふんわり包みこんでつくりました。
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取材・文/堀越美香子 ※掲載商品については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。