誰もが知っている有名なグルメでも、実は知らない雑学がいっぱいある。そんな“明日誰かに話したくなる”グルメのナゾを、独自に調査するのがこちらの連載【ご当地グルメ探偵M】!

今回は「いちご大福」について。今では和菓子の定番になっていますが、大福の中にいちごを初めて入れたときはかなりセンセーショナルだったのでは⁉︎ 発祥のお店や、誕生秘話など、ご当地グルメ探偵Mが調査結果を報告します!

若い人にも和菓子を食べてほしい

Q.「いちご大福」はどのようにして生まれた?

A.若い人に和菓子を食べてもらうための工夫でした
東京・新宿区にある和菓子の老舗『玉屋』が、昭和60年に初めて販売したのが「いちご豆大福」。大福やどら焼きなど昔から変化のない和菓子を、若い人にもっと食べてもらうには何か工夫が必要だ、と思った大角社長。若い人に好かれる和菓子とは?と考えたとき、洋菓子にたくさん使われているいちごが思い浮かんだそうです。

実際に10代〜20代の女性の間で大人気となり、今では定番の商品になりました。その後いちご大福を製造するお店が増え、当時全国の和菓子店の売上が3割増えたということで、『玉屋』は和菓子協会から表彰されました。
玉屋のいちご豆大福
いちご豆大福®︎ ¥324 ※消費期限は1日
『玉屋』の商標登録商品である「いちご豆大福®︎」は、素材も徹底的に吟味し、国産の最高級品を使用しています。小豆は北海道産特選小豆「雅」。砂糖は白双糖。米は宮城県産「みやこがね」特選米。水は秩父連山に湧き出る良質の「秩父山水」を使用し、豊富なミネラルを含むすっきりと透きとおる名水は、選び抜かれた素材のおいしさを余すことなく引き出します。

教えてくれたのは……大角玉屋

大正元年に創業した『大角玉屋』。常にお客様を第一に考え、本物の和菓子、本物のおいしさを味わってほしい、そして心から喜んでほしい。創業当時から大切に受け継いできた伝統を守り、より高めていく。それが『大角玉屋』の姿勢です。

■『大角玉屋』公式サイト
https://www.oosumi-tamaya.co.jp/index.html
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取材・文/堀越美香子 ※掲載商品については変更等の可能性があります。メーカーHP等で最新情報をご確認ください。