【結婚式にかかるお金】指輪、ご祝儀、衣装にかける値段が安い&高い都道府県は?
結婚式にまつわるマネー 全国調査!
結婚式にかけるお金のデータを調べてみたら、意外と地域差が! 今回は中から“〇〇ナンバーワン”の地域を発表!
※『ゼクシィ結婚トレンド調査2021』の結果をもとにMORE編集部で算出。
※『ゼクシィ結婚トレンド調査2021』の結果をもとにMORE編集部で算出。
新婦の衣装代が高いエリア
No.1【北海道】平均47万8000円
北海道は「新婦の衣装総額」、「ウェディングドレス代」、「カラードレス代」ともに全国1位! ただ、新郎の衣装代の総額は14万7000円と全国平均の15万9000円よりやや低めでした。
ひとり当たりのギフト代が高い都道府県
No.1【新潟県】平均1万1000円
ギフトの品数が多い地域といわれる新潟県がトップに! “籠盛り、引菓子、引出物(記念品)、松の葉、赤飯”の5点セットが基本となっており、全部揃えると値段が張ってしまうよう。
披露宴のひとり当たりの料理代が高い都道府県
No.1【岐阜県】平均1万7600円
豪華な結婚式を行う傾向がある岐阜県は、披露宴の料理を奮発しがち? “菓子まき”文化も根づいており、おいしいものでゲストをもてなしたいという気持ちが強いのかも。
ご祝儀総額が安いエリア
No.1【北海道】平均82万2000円
全国平均の176万8000円と比べると、北海道はご祝儀代がかなり低い! これは北海道にご祝儀文化が根づいていないからだそう。ちなみにひとり当たりの引き出物代も全国で最も安く、約2300円という結果に。
新婚旅行代が高いエリア
No.1【東海】平均37万5000円
コロナ禍により新婚旅行費用は全国的に縮小傾向。平均は29万9000円でした。その中で東海は全国平均より8万円弱ほど高いという結果が。派手婚文化があった影響かも。
婚約指輪代が高いエリア
No.1【首都圏】平均38万6000円
全国平均の35万円から3万円以上高かった首都圏。ハイジュエラーも多いので、目が肥えている人が多くついつい奮発したのかも!? ちなみに一番人気のデザインはシンプルなソリティア。
ご祝儀総額が高いエリア
No.1【九州】平均206万6000円
全国平均の176万8000円と比べると、九州地方のご祝儀総額はかなり高め! 九州には伝統的なしきたりを重んじる傾向があり、披露宴に親族を大勢招くことが多いそうです。
結婚式の総額が高いエリア
No.1【首都圏】平均323万6000円
首都圏の結婚式の総額は、他県に比べ個人差が激しいのが特徴。式場やプランが豊富にある&高級ホテルも多くあるので、こだわればこだわるほど全体の価格が上がってしまうのかも。
専門家に聞いた! コロナ時代の結婚式マネートレンド
教えてくれたのは
『リクルートブライダル総研』所長・落合さん
ブライダルマーケットの研究・発信に努め、テレビ・新聞・雑誌などのメディア出演や、寄稿および講演多数。また、川口短期大学准教授でもある
ブライダルマーケットの研究・発信に努め、テレビ・新聞・雑誌などのメディア出演や、寄稿および講演多数。また、川口短期大学准教授でもある
式やパーティーの総額は減少
「“派手婚”ブームが終わり、今はカジュアルな“ありのまま婚”が人気。それに加えコロナ禍で招待人数が減ったので、総額も減少する結果に」(落合さん、以下同)
参加者ひとり当たりにかけるおもてなしは手厚く
「結婚式の総額が減少する中、ひとり当たりの料理や引き出物の金額は上昇。『ゲストを喜ばせたい』と考えるカップルが増えています」
式をせずフォトウェディングをするカップルが増加
「密を避け“写真だけの結婚式”を選ぶ人が一時的に増加。費用が抑えられることもあり人気です。結婚式はコロナ禍が落ち着いてから……という人も」
日本全国結婚式ご当地あるある
【北海道】結婚式は大多数が会費制!
開拓地である北海道は移民が多かった影響で冠婚葬祭が簡素化。披露宴は会費制が多く、友人などから選ばれた幹事が準備や手配を取り仕切るのが通例なんだそう。
【沖縄】結婚式は招待客の人数が多い
うちなんちゅの結婚式は、たくさんの人を招くのが習わし。コロナ禍以前は200〜300人の披露宴が当たり前で、食事は大皿、ご祝儀はひとり約1万円ほどだったそう。
【北陸・東海地方】“菓子まき”文化がある!
家の2階などからお菓子をまく“菓子まき”は、幸せのおすそ分けの意味のある風習。現在でも一部で根強く残っており、地域によってはお菓子を配る“菓子配り”も。
【四国地方】披露宴は、新郎側が新婦側をもてなす
婚礼文化発祥の地・関西地方の影響を受けた四国地方は、披露宴で新郎側が新婦側をおもてなし。また徳島県の“初歩き”、香川県の“出立ち式”など古く珍しい風習も!
【東北・北陸地方】挙式や披露宴が長め!
家と家の結びつきを大切にする地域性が出るのか、結婚式や披露宴の時間が長めなんだそう。また沖縄ほどではないものの、ゲストの人数が多いのも特徴です。
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イラスト/pum 取材・原文/衛藤理絵 構成・企画/西脇素子(MORE)