先日ホタルを見に行ったのもあり、昨年出会った映画をを思い出しました。

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*夏美のホタル*

”読む前よりも、読んだ後の方が、読者の人生がキラキラするような作品” と原作著者の森沢明夫さんがコメントされている通り、この夏の過ごし方を考えてしまうような、今の季節に観ておきたい映画。 昨年もブログでご紹介したのですが、改めて書きたいと思います☺︎

*予告編*
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有村架純さん演じる写真家志望の”夏美”が、自分の将来や恋人との関係性に悩み、亡き父の形見のバイクに乗って思い出の地を訪れるこの物語。そこである老親子に出会い、途中からは恋人の”慎吾”も合流してひと夏を過ごします。 老親子や田舎の子供たち、森に住む仏師との交流の中で、亡き父を含めた”人の生き方”に触れ、自分の生きる道を見つめ直していく夏美。

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物語の中で印象に残っている3つの台詞があります。

1)才能ってのは覚悟のことだ

2)人生には三つの恵みがある。生まれてくる喜び、親に愛される喜び、子供を愛する喜び

3)稼ぐために写真を撮るのはやめました。誰かを笑顔にしたり、人の心を動かしたりするために... 絶対あきらめません

自分の生き方に悩みを持つ夏美が、自分自身や恋人、亡き父の想いに触れる中で出会ったり、口にする言葉です。 特に心に残っているのは2つめの台詞。 自分の幸せは自分しか決められないし、他人の幸せは測れない。人生は、進み続ければ幸せの形が変わっていって、必ず新しい恵みに出会えるようにできている。そう感じました。

主人公”夏美”を演じるのは、第39回 日本アカデミー賞優秀主演女優賞、新人俳優賞をダブル受賞した今大人気の有村架純さん。 ”等身大で演じるように”と監督に指示されたという彼女の飾らない演技が作品にぴったりで、共感できて、とても好きでした。

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夏美の恋人”慎吾”には「悪の教典」「八重の桜」などにも出演する若手実力派の工藤阿須加さん。 事故で傷を負い森で暮らす”地蔵さん”こと”恵三”には光石研さん、その母親役には吉行和子さん。恵三の心の友である仏師に小林薫さんと、演技派揃いのキャスト勢も魅力です。
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そしてこの作品のもう一つの魅力は、美しい渓谷の景色。夏美が写真を撮りに訪れる思い出の地は、千葉県でも有名な観光地、「養老渓谷」だそうです。 涼しげで透明感のある景色を写真に納める夏美を見ていたら、私も写真を撮りに行きたくなりました。

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夏美が散策する川沿いは、養老渓谷から車で30分ほどのところにある「会所の森 親水広場」というところだそう。涼しげで夏に行くのにぴったりな気がします♪ 気に入った映画のロケ地を巡るのも、良い夏の過ごし方かもしれませんね✨

日本人らしい繊細な心の動きと、静かな説得力のある深みのある作品だと思いました。 登場人物が若者だけでなく、色んな人生を送ってきた大人達だからなのもあるかもしれません。 こんな静かな、でも自分の人生に大きな意味をくれるような夏休みが送ってみたくなる。 YouTubeで爆発的な人気を誇るアーティストのUruさんが手がける主題歌も素敵です。

主題歌:Uru『星の中の君』

繊細で透き通るような歌声と、遠く広い星空が思い浮かぶような歌詞が心に染みる曲。

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初夏にぴったりの映画『夏美のホタル』、レンタルにも出ています。ぜひ観てみてください。
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