本日初日を迎えたダンスカンパニーDAZZLEによる舞台

Touch the Dark

公開ゲネプロを観に行かせていただきました!

【ダンスカンパニーDAZZLE】建物一棟の画像_1
▶DAZZLEをあまりご存じないという方はこちらから

会場はチケット購入者にのみ知らされる、都内の建物一棟。 その中にある様々な場所を巡りながら、パフォーマンスを目撃したり、あちらこちらに散らばる物語のヒントを探したり…五感の刺激を受けつつ”体験”していくこの公演形式は、【イマーシブシアター】と呼ばれる、日本ではまだ馴染みのないもの。 振付・演出を手掛ける長谷川達也さんは、ニューヨークで初めてこの公演形式を体験した際に、「同じ環境を与えてくれたらDAZZLEの方がもっと面白くできる!」と思われたのだそうです。

▷TOKYO DANCE MAGAZINE DAZZLE公演「Touch the Dark」特集 長谷川達也×上妻宏光

そんな強い情熱を持って創られた今回の作品。 空間、そして時間さえも緻密に操られた、奇妙で美しい世界、物語が繰り広げられます。 ダンスシーンは細かいものを含めると20シーンほどあるそうで、このうちどれを、どれだけ目撃できるかは、観客の私たち次第。

【ダンスカンパニーDAZZLE】建物一棟の画像_2
建物一棟が丸々舞台になっているので、ときに導かれながら、ときに自らの選択で物語のゴールへ向かいます。 それはまるでゲーム空間、もしくは映画の中に迷い込んだような感覚!ダンスにあまり馴染みがない方でも気づけば没頭してしまっているような、まさに”エンターテイメント”と呼ぶにふさわしい作品です。

《STORY》 ※特設サイトより その病院は、 おかしなところが何もなかった。 入っていった者より、 出て来た者の数が少ない? 病院は人生の終着駅になることもある。 患者の死に抗う、誠実な院長がいた。 あらゆる治療を施し、 命を守るためには手段を選ばなかった。 必ず助ける。 仮に肉体が温もりを失ったとしても、 彼は決してあきらめなかった。 まだ、救う方法があるはずだ。 彼女が目を覚ますための、方法が。 このように、この病院には、 おかしなところは何もない。 さあ、安心して、ご来院を。

振付や構成はもちろん、音楽、照明、舞台美術を含め、全ての演出に緻密に計算された美しさがあるのがDAZZLEさんの大きな魅力だと思うのですが、その魅力がこれまでになく発揮されているのが今回の作品。 ■林ゆうきさんによるオリジナル楽曲 ■細部まで作り込まれた美術と小道具 ■繊細かつ独創的なダンスシーン どれもがその時間、空間に合わせ、巧みに融合されています。 ただし残念なことに、一回ではとても観きれないのです。 幸運なのは、10日間で全31回ものチャンスがあるということ。 もしかすると昼と夜、時間帯が変わるだけでも違う景色が見えるかもしれません。

【ダンスカンパニーDAZZLE】建物一棟の画像_3
きっと体験していただければ分かるはず!! 各回55人だけが体験できる、二度と同じには再現されない作品空間がそこにあります。

DAZZLEメンバーだけでなく、客演キャストも多数の今回の作品。 日替わりメンバーもいらっしゃるようなので、ダンスシーンだけでなく、ダンサーをコンプリートするためにも複数回ご覧になることをお薦めします! 生でしか感じられないダンスの魅力、映像では決して再現しえない世界、ぜひ味わってみてください。 -------------------------

「Touch the Dark」 ◾︎日程:2017年8月25日(金)~9月3日(日) ◾︎会場:非公開 ※東京都渋谷区の会場 ※チケット購入後に正確な住所を添付 ◾︎出演 DAZZLE 客演メンバー 青木仁美 阿部昌 新井菜央 池上明杜 岩下朱里 小川原紅奈 加藤花奈 香取康志 河合国広 川上俊映 佐藤航 澤村佳子 鈴木麻衣子 林智也 星野梓 増田美咲 村尾太陽 村松久瑠美 吉澤光雄 吉浜あずさ (五十音順) ◾︎チケット:一般 5,000円 / プレミアム 8,000円 平日昼公演は一般 3,500円 / プレミアム 6,500円 ◾︎主催:株式会社DAZZLE ◾︎協力:株式会社SMAG 株式会社電通

▷公演特設サイト

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