すべてがドラマだ!「箱根駅伝」全10区の見どころ【往路編】
2日間、約11時間に及ぶ選手たちのドラマを見逃さないよう、全10区間の特徴と見どころを“駅伝女子=駅女”代表のイラストレーター・進藤やす子さんがわかりやすく解説します!
流れをつくる重要区間!
1月2 日午前8時、大手町の読売新聞社前を21チームが一斉にスタート!「比較的フラットで走りやすいコースが続くけど、ここでの出遅れは致命的なミス。近年はレースの流れを左右する区間として重要視されていて、各校エース級の選手たちの駆け引きが見られます。六郷橋の下り坂はポイント!」(進藤さん、以下同)
エースはここに集結!
各校のエースが集う「花の2区」は平地の中で最長区間。権太坂とラスト3㎞にある2つの厳しい上り坂がヤマ場で、ランナーたちの力量が問われる。「学生長距離界を代表するスター選手たちがしのぎを削る前半のハイライト区間。外国人選手が起用されることも多く、ごぼう抜きが見られる場合もあるので見逃さないで」
箱根駅伝の絶景区間
12kmのゆるやかな下り坂を過ぎると、相模湾に沿って走る海岸線に。海風の影響を受けやすく、強い日差しが選手たちを苦しめることも。「正面に富士山を望む箱根駅伝の中でいちばんの絶景スポット。以前はつなぎ区間といわれていたけれど、最近では2区同様エース区間ととらえる大学も多く、準エース級の選手が集います!」
スピードがものを言う!
全区間中最短の18.5km。後半に入ると細かなアップダウンが続き、15km付近には勝負のポイントとなる酒匂橋が待ち受ける。「スピードのある選手やルーキーが多い区間。小田原中継所手前は見通しも悪く、箱根の山から吹きつける冷たい風が選手の体温を奪います。監督が5区を前にどんな戦略を打ち立てるかに注目です!」
山上りはドラマの宝庫
18.6km地点にある国道1 号線の最高点、874mまで高低差約864mを駆け上がる「山上りの5区」は箱根駅伝、最大の難所。「前回から距離が約20m延長され最長区間に。選手が山上りに向いているかどうかが勝負を決める鍵になるので、各大学がどの選手を起用するかに注目。前回大会、区間賞獲得の神野大地選手は登場するか?」
1月2日、3日ともにスタート1時間前の7時から14時過ぎのゴールまで完全生中継(一部地域を除く)。
各チームや選手たちの詳細データも解説してくれるから、ビギナーにも十分楽しめる! 前回大会活躍選手を迎える恒例のゲスト解説が誰かにも注目。前後の特別番組も、感動間違いなし!
サッポロビール 新春スポーツスペシャル
『第92回 東京箱根間往復大学駅伝競走』(日本テレビ)
■往路 1月2日(土)7:00~14:05(7:50~全国ネット)
■復路 1月3日(日)7:00~14:18(7:50~全国ネット)