肌と髪で人生が変わるって本当ですか?

エイジレスな美しさを輝かせているMEGUMIさんに聞く、一生モノの肌と髪のつくり方。取り入れるアイテムの選定のみならず、美への向きあい方、ポジティブなマインドなど、経験に基づく力強い言葉の数々を胸に刻んで。

タレント MEGUMIさん

タレント
MEGUMIさん

めぐみ●1981年9月25日生まれ、岡山県出身。2001年デビュー。映画やドラマでの俳優業のほか、映像プロデューサー、カフェオーナーなど活躍は多岐にわたる。2024年、自身が手がけるスキンケアブランド『オレリー』も発売

負担なく続けられるケアを毎日コツコツ続けることが美へのいちばんの近道

以前は肌のトラブルがめちゃくちゃたくさんあって、いちばんひどい時はステロイドを塗っていたんですよ。そんな時、美容家の佐伯チズさんに出会い、それまでのスキンケアルーティンを洗いざらい見直したことで、今は年齢や季節でのゆらぎはあるものの、だいぶ安定してきたように思います。たくさんのいい製品が出ているのでそれらも積極的に試しつつ、基本的には“忙しい中でも無理なく続けられる”ということを重要視しています。

私のスキンケアにまず絶対的に欠かせないのが、10年以上前から使い続けている『ルルルン』のシートマスク。肌人生を変えてくれたいちばん最初のアイテムです。シミやシワ、たるみ、くすみ、肝斑……すべてのエイジングのサインはほとんどのものが乾燥が原因といっても過言ではありません。そのために、ベーシックケアとしてまずはしっかり肌を水分で満たすことを重要視しています。

シートマスクの何がいいかというと、ただ貼るだけでOKというところ。『ルルルン』は化粧水タイプのマスクなので、私の場合は洗顔後すぐに貼り、肌の奥がなんとなくひんやりしてくるまでそのまま5〜10分。その後、美容液やクリームを。こうして肌が潤いに満たされることで透明感もはり感もぐんと高まります。どんな肌タイプにもマッチする『GREEN』が今は出番が多いかな。

MEGUMI愛用のルルルンプレシャス GREEN(バランス)

「目に見えて効果が! 俳優仲間の男性にもすすめています」(MEGUMIさん、以下同)。ごわついた肌もなめらかに。ルルルンプレシャス GREEN(バランス) 〈32枚入り〉¥1980/Dr.ルルルン

肌の潤いをしっかり担保するためは、“落とす”作業も本気でやることが重要。汚れや皮脂をさっぱりとオフすることができるクレイが配合されている、『Aurelie.』の洗顔フォームをおすすめしたいです。

ぜひ試してみていただきたいのが、泡立てネットでしっかりと泡立てた泡を肌の上に置き、3〜5秒待ったあと洗い流す方法。クリアな爽快感とともに透明感、はり感、つやも高まって、洗うだけで“美容やってます!”っていう感じの手応えと、水分を迎える準備が万端に。

MEGUMI愛用のAurelie. モイストフェイスウォッシュ

「結果につながる洗顔料」。MEGUMIさんプロデュース。3種の天然クレイを配合。きめ細かな泡立ちも話題。Aurelie. モイストフェイスウォッシュ 100g¥3740/オレリー

「自信が持てると、行動が変わる、人生が変わる。肌の調子がよくなると、雰囲気もよくなりました」

一方髪は、汚れをすっきり落とすのはもちろんのこと、頭皮の血流を促すことが髪の健康状態を左右すると考えています。こり固まったままの頭皮だと顔のくすみやたるみも招いてしまうので、頭皮環境を整えつつ、頭皮をほぐすことにもスキンケアと同じように注力しています。

『MAROA』のスカルプケアブラシはまず、シャンプーをする時に使用。汚れをきちんと落とすためにもしっかり泡立てることが大事なのですが、このブラシを使うと手だけでやるより3倍泡立ちます。その泡を頭皮だけでなく毛先にも行きわたらせれば、髪に付着した汚れもすっきり。根元の立ち上がりもまとまり、はり・つやもアップ。抜け毛も以前よりずっと減ったように思います。外出時でも使えるように、私の場合は2個持ち。1カ所ずつ丁寧にほぐします。

MEGUMI愛用のMAROAスカルプケアブラシ

「使い始めてからどんどん顔がリフトアップ。忙しい現代人の心までほぐすブラシ」。頭皮と頭髪のブラッシングはもちろんツボ押しとしても。スカルプケアブラシ¥2310/MAROA

20代後半〜30代は変化の時期。諦めずトライし続ければ肌も人生も変わるはず

年齢を重ねると、だんだん肌に“かすっと感”が出てくるので、今は、ぎゅうぎゅうに水分が詰まっているようなはりのある肌を目指してケアしています。髪は、天使の輪のようなつや感と、触った時のふわりとした軽さを目標に。どちらもつけ焼き刃的なケアでは得られないから、毎日コツコツできることを続けるしかない。歯を磨くように当たり前のルーティンにするしかないんです。それが結果的に美への近道になるのかなと。

皆さんのような20代、30代は、肌や髪のみならず、社会的立場も変わる変化の時期。思いきり戸惑って当然だと思うんです。そういう時こそ今までとは違うアイテムを手に取って、試してほしい。それで失敗してもいいんです。その経験が自分をより知ることにつながるから。そういうトライ&エラーを繰り返していけば、40代を迎えた時に“なんだかひとりだけ若くない!?”といった人になれると思います。そうして肌が変われば自信を持つことができるようになり、行動も変わってくる。

つまりは人生が変わるんです。私も“ブス”と言われていた時代のコンプレックスを胸に、死ぬ気で美容をやってきたから今があると思っています。美容はいつでも、みんなの味方なんです。

「肌も髪も育っていくものだから、やらないと変わらない。毎日何かをやって、底上げすることが大切」

Photo : Yuki Ueda Text : Natsuko Tohriyama ※MORE2024年秋号掲載