冬には冬のケアが必要なんです! “追い美白”でくすみレスな肌を手に入れよう

美容トレンドを熟知する美容家と、その美貌でも知られる皮膚科医による夢の対談が実現! 同い年でプライベートでも仲よしというおふたりに、冬の透明感ケアについて聞きました。
冬こそ美白スキンケアが大事! 美のプロ・の画像_1
(右)貴子先生
女優やタレントも足繁く通う『松倉クリニック代官山』院長。その美意識の高さに美容業界からの信頼も厚い
(左)神崎 恵さん
インスタフォロワー29万人超えのモテ系美容家。スキンケアからメイクまで、美容の最新トレンドを網羅
貴子先生(以下、) 透明感、いつ頃から気にし始めたかな?
神崎さん(以下、) 私たちの世代って、ちょうど美容の転換期だったんだよね。ちょっと前の世代は小麦肌がブームで、少し後の世代はスキンケア世代。透明感という言葉が浸透したのも、だいぶ大人になってから。
 たしかに。強いていうなら、私たちはメイクを楽しむ色もの世代だったよね。
 メイクに夢中になっているうちに美白ブームが到来して、なんとなく気にし始めたのかな。でも始めてみたらその効果にビックリ。私は日焼けしやすい体質だから、それ以来美白は欠かせないものに。

 でも、当時の美白って、とにかく白くすることが正義で、今の美白とはちょっと違っていたよね。今は、白くするよりも透明感を底上げするようなアイテムが増えている気がする。
 同感。シミを消します! というものより、シミも目立たなくするけど、全体のトーンを明るくして肌自体の印象をよくしてくれるものが目立つよね。
 透明感には水分量も欠かせないから、保湿ができる美白美容液が増えているのにも納得。
 化粧水のように肌なじみのいいアイテムも多いから、スキンケアを重ねることにハードルを感じるモア世代でも取り入れられそう。
 最近の20代女子の肌を見ていて思うのは、〝白いのにくすんでいる〟っていうこと。
 わかる気がする! ちゃんとお手入れしていそうなのに、なんとなく肌が冴えない子、いるよね。あれはどうして?
 ズバリ、保湿が十分にできていないから。いくら美白美容液や日焼け止めを使っても、潤いの土台がちゃんとできていないと、どうしてもくすみが出ちゃう。
 なるほど。まさに透明感が足りていないっていうことね。
 もちろん美白も大切だけど、それこそ夏限定の美白じゃダメだっていうことも知ってほしい。

 私は日焼けしやすいから、夏はもちろん美白するけど、正直、現状維持で精いっぱい。だから、夏以外にも美白をして、夏前に透明感を取り戻すようにしてる
 それは大正解。夏は紫外線が強いから、完全な美白は正直難しい。だから、紫外線量が少なくなる冬のうちに美白をして、メラニンをリセットすることが大切
 若い頃は、夏に日焼けしても、冬には代謝して白くなっていたけど、年齢を重ねるごとにくすみが抜けにくくなって、肌の基本色が暗くなるんだよね。
 そうならないために、まだ肌の体力があるモア世代の今こそ、〝冬美白〟を始めるべき!
 普通に生きていたら、いやでも透明感や白さは失われるもの。モア世代の女の子には、今あるポテンシャルを大事にしてほしい
 ほかにも、鉄分不足による血行不良や角質肥厚など、くすみの原因にはいろいろあるけど、肌のポテンシャルを維持するには、潤いに満ちた土台づくりと、信頼できる美白美容液がマスト
 それでダメなら貴子先生のクリニックへどうぞ!(笑)。
 ありがと(笑)。

貴子先生のおすすめアイテム

冬こそ美白スキンケアが大事! 美のプロ・の画像_2
「今の20代女子は、肌は白くても乾燥してくすんでる! 美白効果のある化粧水のあとに、とろみのある美容液を重ねて潤いを密閉します」(貴子先生)。
(右)ホワイトショット LX[医薬部外品]150ml¥11000/ポーラ (左)エストG.P. エンリッチド セラム ルーセント80g¥12000/花王

神崎さんのおすすめアイテム

冬こそ美白スキンケアが大事! 美のプロ・の画像_3
「普通に生きているだけで肌の透明感や白さは失われます。顔全体のくすみケアには『オバジ』、スポットもケアしたい場合は『HAKU』を愛用」(神崎さん)。
(右)オバジC25セラム ネオ12ml¥10000/ロート製薬 (左)HAKU メラノフォーカス V[医薬部外品]45g¥10000(価格は編集部調べ)/資生堂
取材・原文/野﨑千衣子  撮影/岩谷優一 ヘア/津村佳奈