フェイスラインに何度もできる「OLニキビ」! 生理前に悪化しやすいなど20代女子のお悩みの原因や、ニキビの種類を詳しく!!
働く女子を悩ませるOLニキビの正体
何度もUゾーンに出現する大人ニキビをMOREでは「OLニキビ」と命名! 長きにわたる戦いに終止符を打ち、美肌ロードへ踏み出そう!
教えてくれたのは『表参道皮膚科』梅田さやか院長
皮膚科から美容医療まで幅広い観点で治療を提案。長年、ニキビに悩んだ自身の経験をふまえた診察に定評あり
皮膚科から美容医療まで幅広い観点で治療を提案。長年、ニキビに悩んだ自身の経験をふまえた診察に定評あり
「OLニキビ」の大きな原因は不規則な生活やストレス
「ニキビは毛穴に汚れが詰まることで皮脂が外に排出されず、毛穴の奥でアクネ菌が増殖することで出現します。10代の頃の思春期ニキビは成長期における皮脂分泌の過剰が主な原因のため、皮脂量が多いTゾーンを中心にできるのが特徴。ところが思春期を過ぎ、大人になってからは不規則な食生活や睡眠不足、ストレスなどさまざまな原因が複雑に絡みあい、ホルモンバランスが乱れることでできやすくなります。皮脂量の多くないUゾーンや首にもできるのが特徴です」(梅田先生、以下同)
思春期ニキビと「OLニキビ」の共通の原因
「生活が不規則になると肌のターンオーバーのリズムが乱れ、古い角質が毛穴に詰まりやすくなります。また、乾燥や紫外線などの外的ダメージによりうるおいが不足すると肌のバリア機能が低下し、角層が厚くなることでニキビ発生につながることもあります」
「OLニキビ」特有の症状
・肌質はあまり関係しない(思春期ニキビがなかった人もできる)
・ストレスや不規則な生活、環境の変化が原因となることが多い
・原因が複雑でなおるのに時間がかかったり、繰り返しやすい
・あごまわり、フェイスラインなど顔の下のほうにできやすい
・生理前に悪化しやすい
・ニキビあとになりやすい
・ストレスや不規則な生活、環境の変化が原因となることが多い
・原因が複雑でなおるのに時間がかかったり、繰り返しやすい
・あごまわり、フェイスラインなど顔の下のほうにできやすい
・生理前に悪化しやすい
・ニキビあとになりやすい
「OLニキビ」スポット
「思春期ニキビと違って乾燥しやすい部分にもできやすいのがOLニキビ。Uゾーンはお手入れ時につい見落としがちな部分であり、保湿ケアを怠っている人は意外と多いのです。なお、首にできる赤い発疹はニキビではなく“マラセチア毛包炎”の可能性もあります」
知っておきたい、各ニキビの症状
白ニキビ
ニキビの初期段階。皮脂が詰まって毛穴の出口が狭くなり、皮膚が白っぽく盛り上がった状態。触るとプツプツとした凹凸はあるものの、痛みは感じない
黒ニキビ
白ニキビと同じく、ニキビの初期段階。毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒ずみ、毛穴の出口が少し開いた状態。触るとザラザラしていて、痛みは感じない
赤ニキビ
白ニキビや黒ニキビが悪化し、皮脂を栄養とするアクネ菌が増えて炎症を起こした状態。ポツンと赤くはれた見た目で、大きくなると痛みを感じることも
黄色ニキビ
赤ニキビの炎症がさらに悪化し、黄色い膿が見える状態。炎症が表皮の奥にある真皮層にまで達しているため、この状態が長引くとニキビあとが残りやすく
ニキビあと
●赤み
ニキビをなおそうと増えた毛細血管が、ニキビ自体がなおっても消えずに残っている状態。徐々に薄くなるが、赤みが強いと時間がかかる
●シミ
炎症が起きたところにメラノサイトという細胞が増え、メラニンが生成されて茶色っぽいシミになる。炎症後色素沈着ともいわれる
●陥凹(クレーター)
ニキビの炎症が強く広範囲に広がり、毛穴の壁が壊されて皮膚がえぐられたままなおってしまった状態。凹凸が深いほど改善しにくい
●肥厚性瘢痕
ニキビによって傷ついた皮膚がなおる過程で、傷をふさぐための組織が過剰に増え、皮膚が盛り上がって傷がふさがってしまった状態
ニキビをなおそうと増えた毛細血管が、ニキビ自体がなおっても消えずに残っている状態。徐々に薄くなるが、赤みが強いと時間がかかる
●シミ
炎症が起きたところにメラノサイトという細胞が増え、メラニンが生成されて茶色っぽいシミになる。炎症後色素沈着ともいわれる
●陥凹(クレーター)
ニキビの炎症が強く広範囲に広がり、毛穴の壁が壊されて皮膚がえぐられたままなおってしまった状態。凹凸が深いほど改善しにくい
●肥厚性瘢痕
ニキビによって傷ついた皮膚がなおる過程で、傷をふさぐための組織が過剰に増え、皮膚が盛り上がって傷がふさがってしまった状態
取材・原文/井上ハナエ 撮影/山崎友実 イラスト/Studio CUBE.