マスクを取ると“どんより見え”する人、増えてるらしい!? 急げ! “顔の下半身”ケア

目から下の“顔の下半身”。マスク生活が続く中、このエリアに発生中の肌トラブルは、表情の劣化に直結! 速攻レスキューしなくっちゃ!

教えてくれたのは

トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん
トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん
顔を見た瞬間、肌悩みの原因を突き止めるゴッドアイの持ち主。豊富な経験&知識と愛あふれる美容指南が大人気
エイジングデザイナー 村木宏衣さん
エイジングデザイナー 村木宏衣さん
筋肉・骨格・リンパのトリプルアプローチで、一時しのぎでない深く確実な効果を叶えるゴッドハンドは脱帽もの

顔全体の“老け”の原因! むくみ・たるみ

【ケア方法】“顔の下半身ほぐし”。1分以内で引き上げ完了!

むくみ・たるみは顔全体の老けの原因
筋肉とリンパに直接アプローチ。それぞれ10秒前後でできるからスキンケアのついでや入浴中、写真を撮る直前や仕事の合間にも◎。

たった1回でこんなにすっきり!

5つのメソッドを一巡するだけで、目の開き方、頬の位置、ほうれい線、口角の上がり方、輪郭のシャープさ、そして顔の長さに至るまで劇的変化。全体的に間延び感がなくなり、立体的で若々しい印象に。肌の透明感も復活!

【1】デコルテプッシュで顔全体のむくみを払拭!

「とにかく初めに手をつけるべきは鎖骨。このエリアに集中しているリンパ節をほぐすことで、顔まわりに滞った老廃物や血液が流れていく道すじをつくります」(村木さん、以下同)

①デコルテを押す

顔全体のむくみを払拭するデコルテプッシュの方法1
❶ほぐす側とは逆の手の人さし指と中指を揃えて、指の腹を鎖骨の内側のくぼみにあてる。首を軽く傾げたら、体の中心に向けやや強めに押す。鎖骨の溝にそって内側から外側へと指を少しずつずらしてはプッシュを。これを片側5回ほど繰り返す

②首を揺らしてさらにほぐす

顔全体のむくみを払拭するデコルテプッシュの方法2
❷①で押さえた箇所の中で、特にこりや痛みを感じた部分を再プッシュ。こりの部分は意識しつつ首や口もとの力は抜いて。「ゆるんでいいんだよ〜」と心で唱えながら首を「うんうん」「いやいや」と5回ずつ縦横にゆっくり小さく揺らす。これを左右2回繰り返して
ほかにもこんないいことが!
★肩こり軽減
★肌トラブル回避

【2】あご&首流しでフェイスラインくっきり!

「輪郭のボヤけは脂肪がついたというよりも、むくみが原因の可能性が大。このほぐしステップで、あご下・耳下・首といった顔下半身のリンパをまるっと流して、すっきり見えを叶えましょう」

①あご&首をほぐす

フェイスラインをすっきりさせる、あご&首流し1
❶ほぐす側とは逆の手の人さし指をカギ形に曲げ、あごのへりから2㎝ほど内側の、くぼんだ部分にあてる。奥に軽く圧をかけたら、あごを小さく「あぐあぐ」と8回ほど動かす。指をあご下から耳下へとずらしながら繰り返す

②鎖骨に流してフィニッシュ!

フェイスラインをすっきりさせる、あご&首流し2
❷①で耳下までほぐしたら、そこから首すじにそって鎖骨まで、軽く圧をかけながら指をすべらせる。5回ほど繰り返し老廃物を流して

ほかにもこんなにいいことが!

★首のこりをOFF

【3】耳さすりで頬の位置をアップ!

「耳周辺もリンパ節の密集地帯。流れをよくすると顔下半身のむくみや、頬・あごの緊張が軽減。すると頬位置が上がり輪郭もシャープに。スキンケア中の指すべりがよい時にぜひ」
頬の位置が上がる耳さすりの方法
耳のつけ根前側の、触ると骨が凹んでいる部分に中指と人さし指をまっすぐ添え、気持ちいい程度の圧をかけながら下向きに10回ほどさする。同様に耳のつけ根の裏側の凹みにも指を添え、さする。耳まわりがポカポカするはず

ほかにもこんなにいいことが!

★表情筋が動きやすく
★リンパを流してくすみオフ

【4】頭ほぐしで顔のパーツを全部引き上げ!

「後頭部には顔全体の皮膚を額→頭頂部→後頭部へと引っぱり、リフトアップする筋肉がついています。この筋肉がデスクワークなどでこると、引っぱる力が弱まり顔たるみに直結」
頭ほぐしの方法
こぶしの平らな面を後頭部耳横にあて、圧を頭部に垂直にかけながら、左右に1〜2㎜ほど小刻みに動かす。骨の上についている筋肉をほぐすイメージ。こぶしの位置を耳の高さから衿あしまで10秒ほどかけて徐々に下げる

ほかにもこんなにいいことが!

★スマホ首&姿勢を改善

【5】かむ筋肉をほぐして大顔化リセット

「ストレスなどによる無意識の食いしばりも顔下半身の大顔化に。使いすぎた“かむ筋肉”・そしゃく筋が頬を横&下に引っぱります。ほぐして口角の上がったすっきり小顔へ!」
そしゃく筋のほぐし方
口を軽く開き、親指の腹を上あごと下あごのすき間で、頬骨がぶつかる位置にあてる。目尻の延長線上が目安。残りの4本の指はあごに引っかけたら、親指で軽く圧をかけ、「あぐあぐ」と6回ほどあごを小さく動かす。親指をフェイスラインまで徐々に下げながら繰り返す
ほかにもこんなにいいことが!
★ほうれい線予防
撮影/藤澤由加 ヘア&メイク/木下 優(ロッセット) モデル/MOREインフルエンサーズ No.234 りお イラスト/白ふくろう舎 構成・原文/浪花真理子 企画/松本一葉(MORE)