“いつか産みたい”女子が今知っておくべき妊活のこと

20代女子の8割以上が「いつかは……」と考えている妊娠・出産。リアルなタイミングはまだまだ想像しづらい人も、今から考えておいてソンはない“妊活”についての大切な情報をギュッと集めました。

教えてくれたのは

月花瑶子先生
月花瑶子先生
産婦人科専門医として不妊治療専門クリニック『杉山産婦人科 新宿』にて生殖医療に従事している。監修書に『やさしく正しい 妊活大事典』
シオリーヌさん
シオリーヌさん
「性の話をもっと気軽にオープンに」をテーマに活動する助産師&性教育YouTuber。著書に『やらねばならぬと思いつつ』など

ちゃんと知ってますか? 妊活用語辞典

聞いたことはあるものの、なんとなくの理解で使いがちな「妊活」にまつわるキーワードをあらためて解説します!
【基礎体温】
安静状態(寝ている時)の体温。正常な排卵がある場合、低温期と高温期の周期を繰り返す。

【タイミング法】
排卵日を正確に予測して、医師が指導するタイミングに合わせてセックスを試みる方法。

【セックスレス】
日本性科学会の定義は「合意した性行為あるいはセクシャル・コンタクトが1カ月以上ないこと」。

【卵子凍結】
治療や加齢による妊娠率低下を避けるため、将来の妊娠に備えて卵子を採取・凍結保存すること。

【プレコンセプションチェック】
妊娠や出産に影響のある疾患の有無をチェックするための検診。ブライダルチェックと同じ意味。

【子宮外妊娠】
卵管など子宮以外の場所に受精卵が着床してしまうこと。およそ100人に1人の割合で発症。

【代理出産】
生殖医療技術を用いて、第三者の女性が妊娠・出産を代替する行為。日本では認められていない。

【妊娠週】
妊娠前の最終月経開始日から6日後までを「0週」とし、7日経過するたびに週数が増えていく。

【無痛分娩】
脊髄近くの硬膜外腔に麻酔薬を投与、または静脈への点滴によって陣痛を和らげる鎮静法。

【体外受精】
排卵直前に体内から採取した卵子を体外で精子と受精させ、発育したら子宮内に移植する治療。

【出生前診断】
出産前の子宮の状態を検査し、生まれる前に胎児に病気がないかなどを診断すること。

妊活のリアルを楽しく学べるコンテンツをチェック

月花先生やシオリーヌさんが発信する情報をはじめ、シオリーヌさんおすすめの妊活コンテンツをご紹介! ひとりはもちろん、パートナーと一緒に楽しむのもおすすめです。

『【性教育YouTuber】シオリーヌ』

『【性教育YouTuber】シオリーヌ』
妊活はもちろん、性にまつわる知識を楽しく学べる。「この動画が新しい視点や想像力を持つきっかけになればうれしいです」(シオリーヌさん)

『やさしく正しい 妊活大事典』(著)吉川雄司 (監修)月花瑶子

『やさしく正しい 妊活大事典』(著)吉川雄司 (監修)月花瑶子
妊娠のメカニズムからライフプランの立て方、パートナーのメンタルケア、不妊治療までを網羅した一冊。(プレジデント社 ¥1650)

映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』

映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』
「男性不妊をきちんと取り扱っている作品。おもしろいです」(シオリーヌさん)。DVD¥5170 ●配給:東急レクリエーション
©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会

『妊活夫婦』駒井千紘

『妊活夫婦』駒井千紘
「作者の駒井さんも不妊治療経験者なんです。デリケートなテーマですが、コミカルなマンガなので楽しく読めます」(シオリーヌさん)。(comico 電子版全5巻各¥590〜)
©駒井千紘/comico
イラスト/Kanna Takeda 取材・原文/国分美由紀 構成・企画/西脇素子(MORE)