【髪の乾かし方】で2週間後のヘアが変わる!? 正しい方法をヘアケアのプロがレクチャー
“キレイ”を印象づけるサラサラ髪。その基本は、きちんとステップを踏んだ毎日のホームケア。見た目だけでなく、手触りも、扱いやすさも劇的に変わる!? サラサラ髪への導き方をヘアケアのプロがレクチャー! この記事では、続けていけばサラサラ髪が叶う、「髪の正しい乾かし方」についてご紹介。
教えてもらったのは……
雑誌やWeb、広告などでディレクションやライティングを行う。長くヘア専門誌の取材を担当して興味を持った“髪”を追求するため、毛髪診断士®の資格を取得。
乾かし方で髪は変わる! 正しいヘアドライの方法
シャンプー後の髪、きちんと乾かせてる? 水気を含んだ髪はキューティクルが開いて傷つきやすくなっているから、ヘアドライは時間をあけずにできるだけ早く行うことが大切。タオルドライ+ドライヤードライの2段階で行って。ドライヤーの熱を長時間あて続けるのも髪を傷めてしまうから、W数が高めのパワーのあるドライヤーで、短時間ドライを! 今さらでも知りたい正しい乾かし方をご紹介。
Point1 タオルで押さえるようにして頭皮の水分をオフ
「ドライヤー前は必ずタオルドライを。まずは頭全体をタオルで覆い、頭皮を優しく押さえるようにしてタオルに水分を吸わせます」(靏田さん、以下同)
Point2 マッサージするように髪の水分もオフ
「さらに、摩擦を最小限にするために指の腹を使って優しく揉むようにタオルドライ。マッサージするように、頭皮と髪の水分をタオルで拭き取ります」
Point3 髪の中間〜毛先は優しく包みこむように
「傷みやすい髪の中間〜毛先は、とくに優しく水気を拭き取ります。タオルで毛束を包み、擦らずに押さえるように」
Point4 毛量が多い部分も念入りに
「後頭部や首元、耳の後ろなどは、毛量が多く乾きにくい部分。この部分も忘れずに内側からタオルを入れ、しっかりと水分をとっておきましょう」
Point5 クセが出やすい前髪からスタート
「前髪に割れグセやうねりグセが出やすい人は、クセづく前にドライヤーで乾かすのがポイント。根元を中心に強温風を当て、人差し指・中指・薬指を左右に小刻みに動かしながら乾かします」
Point6 ドライヤードライは、毛量が多い部分を念入りに
「次に全体を乾かします。まずは毛量が多く乾きづらい衿あしや後頭部からスタートするのがコツ。ドライヤーを小刻みに振り、髪に手ぐしを通しながら、しっかりと強温風で乾かして」
Point7 全体が乾いたらトップを
「ある程度全体が乾いたら、ボリュームがつぶれやすいトップ(頭の一番高い部分)の根元を起こすように弱温風で乾かします」
Point8 ハネやすい部分は引き出しながらドライ
「顔まわりなどのうねりやハネが出やすい部分は、毛束を指で挟んで横に引き出しながら乾かすのが◎。根元部分から弱温風を当ててクセを取りを」
Point9 毛流れをまっすぐに整える
「全体が7割程度乾いたら、毛流れをまっすぐに整えるために、弱温風を当てながら根元から毛先まで指を通します。やりづらい後髪はなるべく前に持ってきて温風を当てるのが◎」
FINISH!
Tシャツ¥5000/NORMA JEANS BLU その他/スタイリスト私物
使ったドライヤーはこちら
圧倒的なコンパクトボディで、重さは約270g。ドライヤー時の腕の疲れを軽減してくれるから、しっかり乾かしたい時に最適。また最大風速47m/秒の風が傷みやすい濡れ髪を、内側までムラなくスピーディーに乾かしてくれて速乾が叶う。フェスティノ ツヤモイストドライヤー¥25300/ウィナーズ
乾かし方をマスターしたら、ドライヤーもアップデート!
せっかく正しい乾かし方をマスターしたなら、ドライヤーにだってこだわりたい。みるみる髪がサラサラになる名品ドライヤーをピックアップ。毎日使うアイテムだからこそ、この機会に見直してみませんか?
撮影/英里 ヘア&メイク/久保フユミ(ROI) モデル/川口ゆりな(モア専属) スタイリスト/小林優奈 取材・文/靏田由香