ヘアブラシの2大ブランド『メイソンピアソン』と『ラブクロム』の魅力を徹底解剖!
「くし」と「ブラシ」図鑑
髪をとかしたりブラッシングするための「くし」と「ブラシ」は、実はブランドフィロソフィーが深く面白い世界。100年以上前から髪に寄り添ってきた『MASON PEARSON』と彗星の如く現れ人々を虜にしている『LOVECHROME』。人気のわけとは?
MASON PEARSON [メイソンピアソン]
【おすすめの髪質】すべての髪質
【長さ(㎝)&重さ(g)】21.6㎝/80g
【ブラシの素材】猪毛
【持ち手の素材】酢酸セルロース
ブラシ界のロールス・ロイスといわれる名品
創業者のメイソン・ピアソン氏により開発された1世紀以上の歴史を持つヘアブラシ。発売当時からほぼ形を変えず愛され続けてきた背景に大々的な広告はなく、あったのは高品質な猪毛でとかすことで出合える最高の髪に魅了された人たちのクチコミ。ブラッシングとは「髪の毛根部分を刺激し、毛先まで栄養を行き届かせるもの」と定義され、美しく健康的な髪を育てることができる設計に。毛先から少しずつブラッシングすることで、驚くほどのツヤ髪体験が叶う。
開発当初、特許を取得していた頭皮を痛めないクッションパッド
静電気が起こりにくく耐久性が高い。持ちやすいカーブの持ち手
(右)クラシックなピンクが可愛らしい一本も。MASON PEARSON ハンディブリッスルピンク¥28600・(左)付属のお手入れ専用ブラシで定期的にメンテナンスを。(単品販売も。¥3520)/オズ・インターナショナル
LOVECHROME [ラブクロム]
【おすすめの髪質】すべての髪質
【長さ(㎝)&重さ(g)】10㎝/19g
【クシの素材】ABS樹脂
【持ち手の素材】独自のコーティング
新進気鋭、話題のブランド
約13年前に登場すると瞬く間に注目の的に。「髪がきれいになることで女性がいきいきと過ごせるような製品を」。そんな思いから生まれたくしは、特殊技術を用いて表面加工が施され、摩擦ダメージを抑えながら髪をとかすことができる。とかしたあとのまとまり感には驚きの声も多数。和櫛をモチーフにしたデザインも魅力的だ。手のひらサイズで携帯にも便利なくしが、美髪ツール界に新風を吹き込んだ。
コーム先端は球状加工され頭皮にやさしく幅広い年代に使いやすい
髪を分けるのに便利な「取分け刃」が、くしの端についている
(右)3種類の刃がひとつになった高機能コーム。INBATHパドルコーム プレミアムブラック¥12540・(左)頭皮のこり、顔の表情筋に使えるタイプも。(R)K24GPスカルプカッサ ゴールド¥17490/YC・Primarily
Photo : Mitsuru Kugue Stylist : Asako Takano Text : Mariko Urayasu ※MORE2024年秋号掲載