夏のレジャー後、肌の赤みが引かない場合は?日焼け後の正しいケア方法を美プロが伝授
夏の肌・髪・体のためのレスキュースキンケアQ&A
紫外線ダメージや汗・皮脂が気になる夏。全身のお手入れに関するリアルなお悩みに、専門家がベストアンサー!
日焼けダメージ編
夏ならではの紫外線ダメージは、放っておくと深刻なトラブルに。取り返しがつかなくなる前に、日々のスキンケアを見直して!
Q.うっかり日焼けをしてしまった夜、いつものスキンケアがちょっとピリピリ。どうすれば?
A.ひたすら鎮静。スキンケア前にスプレーなどで冷やすのも◎。バームで保護も忘れずに
「肌のほてりを感じたら、すかさず鎮静効果のあるスプレー化粧水と、潤いを密封するバームでケアを。さらに保冷剤などで冷やすと肌が落ち着きます」(小田さん)
Q.日焼けをしても、赤くなっていなければいつものケアで大丈夫?
A.日焼けから72時間以内のケアが重要。冷やして保湿を!
「紫外線を浴びてから約72時間でメラノサイトが活性化するので、日焼けした自覚がなくてもその前に美白&鎮静効果があるケアを。刺激を感じるスキンケアや熱いお湯での洗顔、入浴は避けて」(水井さん)
Q.日焼けした肌を放置するとどうなってしまうの?
A.シミ、シワ、はり不足、あらゆる肌トラブルの原因に
「くすみやシミのほか、紫外線の一種であるUVAは肌の弾力に関わる真皮まで届き、シワやたるみの原因に。今のうちからしっかりケアをして」(貴子先生)
Q.日焼けしてしまって皮むけまで……。この皮、むいて大丈夫ですか?
A.色素沈着の原因になるので、自然にむけるまで放置を
「無理にはがすとまだ育ちきっていない未熟な角層まで傷つけてしまう恐れが。色ムラの原因にもなるので、触れずにターンオーバーを待ちましょう」(貴子先生)
Q.長時間のレジャー後、赤みがまったく引きません。どうすれば?
A.赤みが続いているなら皮膚科に。行けない場合はとにかく冷やして鎮静
「その赤みは肌の悲鳴。今使っている化粧品は一度お休みして、敏感肌向けのアイテムでシンプルな保湿ケアを。赤みが続くなら皮膚科を受診して」(水井さん)
Q.マスクオフしたらうっかり日焼けの色ムラが。なんとかなりますか?
A.角質ケアできる美容液で、すでに焼けてしまっている部分のターンオーバーを促して
「メラニン生成にアプローチする美白ケアと、メラニンが蓄積した角質層をターンオーバーさせる角質ケアの両面からのアプローチができる美容液を投入して」(水井さん)
Q.夏前にはなかったシミを発見! まずはどうすれば?
A.気になる部分を集中的にスポットケア
「シミを初期鎮静したいなら、まずはシミに特化したスポット美容液を。それ以外にも広範囲にシミが潜んでいる可能性があるので、全顔や体用と併用するのも◎」(水井さん)
教えてくれたのは(50音順)
オーガニックコスメ、マクロビオティック、フレグランス、薬膳など幅広い分野のPRコンサルティングに携わる
美容誌の編集を経てジャーナリストに。長年の体当たり取材で培った美容のアイデアは、どれも実用度高し!
『松倉クリニック代官山』院長。肌質を素早く見抜き、ひとりひとりに合った治療法を提案。テクニックにも定評あり
美容ライターとしての美容知見を生かしながら、毛髪診断士の資格も持つ敏腕ライター。数多くの媒体で活躍
数多くのファッション誌などで活躍。美容師経験もあるため、メイクから髪悩みまで幅広いテクニックに定評あり
トータルビューティサロン『リバイタライズサロンクリーム』チーフセラピストとして多くのファンを持つ
エステティシャンを経て培った肌データを分析し、個々に合ったケアを提案。肌とボディケアのプロフェッショナル
撮影/英里(モデル) 岩城裕哉(製品) ヘア&メイク/沼田真実(ilumini.) モデル/鈴木友菜 スタイリスト/小林優奈 取材・原文/野﨑千衣子 ※MORE2023年9・10月合併号掲載