田中みな実さんの最新スキンケア法は?「何ごとも諦めたら終わり。美しくなることに貪欲でありたい」
透明感肌をつくるスキンケア論
しなやかな美しさが加速するばかりの田中みな実さんに聞く、「一生モノの肌」のつくり方。美容を心から愛するみな実さんが語るメソッドやマインドは、これからの肌の可能性を広げるための、力強いバイブルになるはず。
みな実さんにとって理想の肌って?
「美容を好きになった頃から今も変わらず、きめの整った透明感のある肌が理想です。隠蔽感のある肌では、人との対話も“厚塗りだと思われているのでは!?”などと、よけいなことを考えてしまいそうだから。肌状態がいいとそれだけで視界が晴れるし、ご機嫌でいられます。加えて、年齢を重ねた今、目指したいのは、パーンとしたはりのあるいきいき肌! かつては肌の色が蒼白でどこまでもシュッとしたフェイスラインの小顔が理想だったけど、年齢とともにある程度の丸みはやはり必要だなと。人はないものねだりな生き物です(笑)」
「よりシンプルに効率よく肌悩みに寄り添っていきたい」
「優秀なアイテムが多すぎて、365日スキンケアしても追いつかないほど魅力的だけど、多忙な時はシンプルかつ効率的なケアで時短できるようになりました。とにかく朝が早かったり、夜が遅くて、睡眠時間が思うようにとれないなか、いかにいい肌状態を保てるかがテーマ。1日の終わりに保湿、鎮静、リセットはマスト。最近は、気になり始めた頬の毛穴の弛みを徹底的にケアするべくあれこれ試した結果、何周かしてビタミン系のケアに落ち着きました。ただし、ビタミン系のアイテムは乾燥を引き起こすこともあるので、十分な保湿も忘れずに。あと、ネッククリーム、フットクリーム、ボディケアなどは、プラスαのものだったけど今はマイナスをゼロにしていく感覚で欠かせないルーティンに。徹底したUVケアはやりすぎくらいがちょうどいいし、学生の頃から今くらいやっていればよかったと後悔。その時のマイブームのケア、たとえば、肌断食みたいなことをしていた時期もあったけど、結論、極端なことは私の肌には合わない気がしています。あとは、尊敬する美の賢者たちの存在がとても大きいです。何かあったら相談にのってもらえる美のプロフェッショナルのお姉様方に、ものすごく助けられています。何ごとも諦めたら終わり。美しくなろうとすることをやめてしまえば、そこからは平均的に老いていく一方。だから、私は美しくなることに貪欲でありたいし、それを恥じることはありません」
Photo : Kazutaka Nakamura Hair : Koichi Nishimura Make-up : AYA(TRIVAL) Model : Minami Tanaka Stylist : Menko Nishino Text : Natsuko Tohriyama ※MORE2024年秋号掲載