スタイリスト石上美津江さんが教える「可愛いベースで大人になれる名品」

大人なスタイルに憧れるけれど、自分らしさも忘れたくない。20代が今手に入れるべき“センスを育てる”アイテムをスタイリスト石上さんに学ぶ連載。

スタイリスト石上美津江さん

スタイリスト
石上美津江

『MORE』や『LEE』で活躍するスタイリスト。フレンチシック好きで、シンプルな中に可愛げや女らしさのあるスタイリングにファン多数。年に一度のファスティング期間が今年も到来したとのこと。食べ物のことを考えない生活ってつまらない、と思いながらも終わった後の体がすっきりとする感覚を再び求めて頑張っているそう

VOL.12 SAINT JAMES(セント ジェームス) バスクシャツ

SAINT JAMES バスクシャツ

フランス北部のノルマンディー地方セントジェームス市で1889年にスタートしたブランド。フレンチマリンスタイルのパイオニア的存在であり、その中でもバスクシャツは世界中で長い間愛され続けている。数々の著名人も着用したことで知られ、流行に左右されない不朽の逸品。

ずっと変わらず愛される名品がいつだっておしゃれの可能性を広げてくれる

『セント ジェームス』のバスクシャツを着たコーデ

カットソー¥13200/セント ジェームス代官山店 Tシャツ¥6380/シンゾーン ルミネ新宿店(ザ シンゾーン) ジャケット¥39600/シオタ スカート¥40700/メゾン イエナ(ビロット) 靴¥7150/LEEマルシェ(ベンシモン) ネックレス¥30800/モットハウス・トーキョー(サピア バシャール) リュックサック/スタイリスト私物

『セント ジェームス』のバスクシャツを着た飯豊まりえ

「“こんなに長い間愛されている服ってないんじゃないか”って思うくらい、普遍的な存在のバスクシャツはコットンのいい意味でガサッとした質感が大好き。小さなサイズから大きなサイズまで豊富に展開されているのも魅力のひとつだと思っていて。今まではジャストサイズがお気に入りだったけれども、最近は日本に置いてある中では2番目に大きい、“T6”サイズをゆるっとスタイリングしています。こんなふうにデザインは変わらなくても、その時の気分に合わせてグッドバランスを見つけられるんです。大きめをラフに着たいから、色はピンクを選んで可愛げをキープ。そして赤のスカートを合わせて、さりげない女性らしさも忘れないようにするのがポイント。強い色が着たい時も、このバスクシャツがあれば平常心でいられる、そんなところも頼もしいですよね」(石上さん)

撮影/鈴木 新(go relax E more) ヘア&メイク/川添カユミ(ilumini.) モデル/飯豊まりえ スタイリスト/石上美津江 ※MORE2023年7月号掲載