【菅本裕子（ゆうこす）】起業・結婚を経て30歳になったゆうこす「毎日楽しい！」

Story of my life 私の履歴書【連載第1回】

自分らしくキャリアを築いている女性にインタビューするこの連載。今回は“ゆうこす”こと菅本裕子さんにインタビュー。モテクリエイターになったきっかけから、現在のお仕事、結婚などについてうかがいました。

モテクリエイター・実業家

菅本裕子（すがもと　ゆうこ）

1994年生まれ、福岡県出身。アイドルを経て、2016年に個人事務所、株式会社KOSを起業。タレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberなどの多数の顔を持ち、コスメなどのプロデュース業や、ライバーマネジメント事務所321を経営するなど、マルチに活躍。1st写真集『ゆうこす写真集チャーミング』が発売中。

History

2011　HKT48第一期生オーディションに合格し、デビュー

2012　HKT48脱退

2015　『ミスiD』準グランプリ受賞。「モテクリエイター」を名乗る

2016　株式会社KOSを起業

2022　結婚

“モテ”に振り切ったらバズった！　“ニッチ”で“ポップ”で“キャッチー”が秘訣

ーー今現在、自分で想像していた働き方ですか？

インフルエンサーという職業は、以前はなかったので、想像してはいなかった仕事をしていますけど、昔から新しいことをするのが好きでしたし、満足しています。SNSで自分のことを発信し始めた2015年くらいが一番のターニングポイントだったのかな。メイク動画だけじゃなくて、“あざとい”や“モテメイク”に絞ったんです。その分野は、当時私しかいなかったので、実質1位になれました（笑）。

“モテクリエイター”の誕生秘話にせまる！

ゆうこすの考える“モテ”とは？

菅本さんのオフィスKOSにはプロデュースしたコスメ、コンタクト、プロテインドリンクや、自身の写真集、グッズなどが陳列。

ーー“モテクリエイター”を名乗り始めた理由は？

SNSでは目に留まらないとすぐスワイプされるので、“ニッチ”で“ポップ”で“キャッチー”という3つを大事にして、“モテクリエイター”という肩書きを考えました。それから、拡散されるには、共感されないといけないなと。“男の子にモテたい”、“ぶりっこしたい”という子に向けて、素を見せたり、なりたい自分に近づける過程を発信することで仲間意識を持ってもらえるのではと戦略的に発信していました（笑）。

ーー “モテ”とは究極のところ、なんでしょうか？

結局は、他人と比べず、自分の魅力を理解していること。自信を持っている人がモテる要素を持っているんだと思います。そういう人は、心身ともに健康で、キラキラ輝いて見えます。

感情的すぎる発信はしない

ーーSNSなどで発信する時に、意識していることや気をつけていることは？

意味のない発信はしないことですね。個人で活動していた時は、自分の投稿にみんなの反応があることが楽しくて、感情のままに発信することがあったんです。だけど今は、会社を立ち上げて、多くの人に支えてもらっているので、私の発言や投稿で誰かを傷つけていないか、常に気にしています。不安な場合は、信頼できる友達や男性マネージャーなどに意見をもらい、いろんな立場の人の目を通してから発信しています。

「夫はいちばんの“親友”」

ーー2022年にご結婚されましたが、どうですか？　

“一番の親友ができた”という感じ。夫とは、日々思ったこと、感じたことを、寝る前に話して、いろんなことを常に共有しているので、毎日が楽しいです！　それから、プライベートと仕事がいい感じにバランスを保てています。結婚するまでは、夜遅くまで働いたり、無理もしたりしていました（笑）。結婚をして、今までとは大事にするものが違って、新しい視点になれたことがうれしいです。

ーーMOREの読者は20代の女性が多いのですが、周りが結婚し始めると焦るという話題がよく出ます。そういう時期は、ありましたか？

私は、周りが結婚し始めたからというより、夫とは25歳くらいからつきあっていて、お互いに子どもが欲しかったから、早くから結婚したいと思っていました。とはいえ、仕事などのいろんなタイミングを考えて、すぐにはしなかったので焦りとは違うかもしれないです。焦るのは、将来が不安だからだと思うんですけど、その原因が何なのかを考えるといいかもしれません。子どもを産みたいなら卵子凍結をする手段もありだろうし。漠然と結婚がしたいけれど恋人がいないなら、相手を探すことからですよね。“結婚相手を探そう”とか“恋愛をしよう”という気持ちで動くよりも、“友達作り”と考えるとハードルが下がるかもしれません。

「30代は選択肢が広がって毎日が楽しい！」

ーー今年30歳をむかえてどうですか？

大人になったなと思いました（笑）。自分がすることに、より責任を感じる状況が多くなって、“もっとステップアップしなければ”という気持ちになりました。あと、20代後半に体調を崩すことがあったんです。20代前半は健康なんて気にしてなかった。“こうしておけばよかった”と思うことが増えたので30代から健康には気をつけたほうがいいなと思いました。

ーーどんな30代を歩んでいきたいですか？
女性として、また何か1つのロールモデルになりたいです。
最近だと、婦人科の先生とのコラボ動画で、子宮頸がんのワクチンやピルの話をさせていただきました。
“そういう選択もあるんだよ”って多くのフォロワーさんに知ってもらえたらと思っていて。
以前のコンテンツはメイク動画だけだったけど、これからは見た目だけじゃなく、心身ともにモテる動画を作っていきたいです。