【クリエイター Julia】YouTube登録者数66万人超え！ 人気動画を作る秘訣とは？

自分らしくキャリアを築いている女性にインタビューするこの連載。今回は、MORE読者世代からライフスタイルが気になるとの声が多い、クリエイターのJuliaさんを直撃！　クリエイターになるに至った経緯や彼女の人生観を聞いてきました。

2013年頃　Instagram開設。サロンモデルを始める

2015年　YouTubeチャンネルを開設

2021年　YouTubeチャンネル『Julia in Style』開始

2022年　『SHIKI STYLE』をプロデュース

2024年3月15日　詩人・KOHEI MIYAIさんと入籍

――Juliaさんの現在の職業や活動について教えてください。

YouTubeを中心に、InstagramなどのSNSで、ライフスタイルなどをいろいろ発信しています。今は、『SHIKI STYLE』というライフスタイルブランドのプロデュースもしています。

10代後半にサロンモデルをやっていて、Instagramなどで自分のことを発信するようになっていったんです。19歳の時にYouTubeチャンネルを開設し、最初は何もわからないまま、見よう見まねで動画をアップしていました。別に大きな夢があったとかではなく、本当に“ただ思い出を残していこう”みたいな感じで（笑）。気楽に始めたYouTubeだったけど、徐々に登録者数が増えていって、ライフスタイルを真似してくれる方も増え、本格的に頑張っていこうと意気込んで続けてきました。その延長で、企業とのタイアップ案件があったり、自分のブランドを立ち上げたりしています。

ーー今のお仕事をされていて、どんな時にやりがいを感じていますか。

普段からコメントなどで視聴者さんやファンの皆さんとのやり取りをするんですけど、それがすごく楽しくって！　それから、観てくれている方たちが私のインスタやYouTubeを見て、「ファッションを真似しています」、「動画を楽しみに今日までお仕事頑張ってきました」、「紹介されたカフェに行って、同じ席に座って同じもの飲んだよ」などの感想もいただくことがあるんですけど、皆さんがハッピーな気持ちになったり、生活にいい影響を与えられているなと感じた時に、やっててよかったなってすごく思います。

ーー今までのお仕事で印象に残っている出来事は？

海外に行かせていただくお仕事がたまにあるんですけど、日本じゃ見ることができないような光景を見させてくれる、経験をさせてくれるお仕事ですね。すごくワクワクするというか、やっぱり自分の記憶にもすごく残るので。日本でのお仕事ももちろん誇らしいですけど、自分の価値観を今までの経験よりももっと幅を広げてくれた時に、今まで頑張ってきてよかったなってすごく思います。

海外でも国によって街並みや雰囲気が違うので、そのおしゃれさや素敵な部分は、どんどん自分の感性に取り入れて、それを自分のブランドとかにも生かせていけたらいいなって思います。だから、私はファッションからすごく楽しみたいなと思ってて、行く街に合うようなコーディネートを意識的に組んだりするんです。その経験をするたびに、日本にいるだけでは凝り固まっちゃうような考え方もやわらかくしてくれるような気がしています。

ーー常に人に見られてることを意識しなければいけない状況ってすごく精神的にも大変だと思うんですけども、まったく抵抗はなかったんですか？

そうですね。もともとサロンモデルをやっていたし、Instagramがちょうど流行った時期だったので、自分のことを発信することに、早めに慣れちゃってたんです。別に隠すこともないし、恥ずかしいという思いもなかったんですよね。小さい頃は内気で恥ずかしがり屋で、すごく人見知りをするタイプだったんですけど、謎に表に出たい願望もあったんです（笑）。それで、発信することに抵抗がほとんどなかったのかもしれません。

あと、私が憧れる女性って、カッコいい面もありつつ、ちょっとドジしたり、親近感が湧くようなことでも見せられる人だと思っていて、なので、私の動画を観てくれる皆さんも　“私は完璧な女性じゃないよ”ということが伝わっていたらいいなと思ってて。憧れを持ってくれるのは嬉しいことですけど、まあ、私がもともとドジな人間なので完璧であることも難しい…。自分のありのままを見せたいと思います（笑）。

もちろん、世の中に自分の生活などを発信しているので、いろんな言葉が返ってきます。嬉しい言葉もたくさんあるけど、やっぱりその中に1つでもマイナスなコメントがあると、ずっと頭に残っちゃうんですよね。その意見って、本当にアドバイスをしてくれている人、私を傷つけたいから言う人の2パターンあると思うんです。長年続けている活動だから、最近はそこを見極められるようになってきました。だから、アドバイスはちゃんと受け入れたいし、でも逆に傷つけようとしてる意見だったら、気にしないほうがいいなと思えるようになりました。自分の今まで培ってきた経験から、何がいいのか悪いのかは自分で判断しよう、自分を信じようと思えるようになりました。 

ーー動画や写真はどのくらいの頻度で撮影しているんですか？

写真はほぼ毎日撮っていて、動画は1週間の半分以上はカメラを回してるかな。編集作業も、動画をカットしてつなげるところまでは私がやっています。短くなった動画を編集者さんに投げて、テロップや音楽、エフェクトをつけていただいて、私がまた最終確認して完成です。リールなどの縦動画に関しては、私が自分で作ってます。

編集作業はもともと好きなので、楽しんでやっています。すべて編集者さんにお願いしようと思ったらできることなんですけど、私は自分の手も加えた動画を作りたいって思いがあるので。自分の手が加わることでに満足感が上がるんです。

ただ、情報量がたくさんあるので、毎日夜は編集作業をしていることも多いですね。撮影にも時間が取られるので、華やかな部分だけではないです（笑）。だからこそ、結局楽しんでやっていることがいちばん続く秘訣。YouTubeを始めたばかりの時も、視聴回数はそんな多くなかったけど、動画を作ること自体が楽しくて！　今後、もし登録者数や視聴者数が減ったとしても続けるんだろうなと思います。

ーー最近では、結婚式が大きなライフイベントだったと思います。入籍・結婚式を終えての率直な感想と、経験して変わった価値観を教えてください。

終わった感想は、 “やっと終わった〜！”、“とりあえず成功してよかった〜！”ですね（笑）。私、すごくネガティブなところがあって、“家族や友達に、自分ってどう思われてるのかな”と思うことがよくあるんです。だけど、結婚式の場で大切な人たちを目の前にした時に、すごくみんなが心から祝福してくれて、“ちゃんと愛されてたんだな”ってすごく安心しました。それと同時に、周りの人をもっともっと大切にしていきたいと、すごく強く思いましたね。私の人生の一大イベントが終わったからこそ、改めて、周りのひとりひとりに人生があって、その人生をもっと応援していきたい、サポートしていきたいと強く思いました。家族や友達だけでなく、ファンのみなさんにもそれぞれの人生があるので、みなさんにプラスになることを発信できればいいな。

ーー今の自分は、想像していた生き方や働き方ですか？

全然、想像できなかったですね。子どもが好きなので、保育士さんになってるんじゃないかなって思ってました（笑）。

だから、私のターニングポイントといえば、やっぱりYouTubeを始めた時ですね。当時はのんびりとアップしていたけど、だんだんと観てくれる方が増えてきた時に、毎日投稿を頑張ったことがあるんです。徹夜しながら編集してたり、大変すぎて、本当につらかったんですけど（笑）。そういう努力もあったからこそ、今も頑張れているというか、チャンネル登録者数なども、自分が動画を上げ続けた積み重ねだと思っています。

YouTubeを始めた当初から観てくれている方も多くて、もうすぐ10年にもなるのに離れずについてきてくれる方や、新しく応援してくれる方もいるので、観てくれている皆さんには本当に感謝しかないです。

ーーJuliaさんはMORE読者と同世代。読者は、30歳を大きな節目ととらえている人も多いですが、Juliaさんは30歳をどうとらえていますか？

少し前までは、年齢を重ねるタイミングで、“もう26歳になっちゃった”とか、年齢を重ねることがすごくネックに考えていて、“26になったのに、昔思ってたようなお姉さんじゃない”と感じたりしていたんですけど、そう思うと、自分に自信がなくなっていってしまうので、あまりそう思わずに、今を楽しもうという考え方に変えました。30歳に関しても、“それまでにこれをやらなきゃ”と目標を決めるのはいいと思うんです。でも、もし目標がちゃんと達成できなくても、何をやるのも何歳でもいいじゃないですか。だから30代に入ってから海外留学をしても、資格を取るでも、何に挑戦してもいいと思うので、30代に入ることに焦りを持たないようにしようとも思ってます。

ーー今年入籍されましたが、Juliaさん自身は“30歳までに結婚したい”などの願望みたいなものはあったんですか？

30歳までに、とは考えてはいなかったですけど、夫のKOHEIさんとはお付き合いしてすぐに、“この人ならもういつでも結婚して大丈夫だな”と思えたんですよね。最初に会った時の対応がすごく自然で、これからも絶対変わらないだろうなという安心感がすごくあったんです。付き合ってしばらくしても、その安心感は変わらなかったし、信頼できる人だなとより感じました。あと、すごく話し合える関係なんですよね。だからこれから先も、ケンカをしてもちゃんと話し合える、いろんな場面でも“この人なら大丈夫そう”と思えたので、結婚を意識できましたね。でも、夫はすごくマイペースな人だから、結婚に対しては、「私はいつでもいいし、そろそろでもいいし」というニュアンスで伝えさせてもらって、それで私の誕生日にプロポーズをしてくれました。きっかけは、私が作った感じです（笑）。

ーー最後に、人生のモットーと今後の野望についてもお聞きしたいです！

“初心を忘れないようにしたい”ということと、今日本で幸せな環境で自分のやりたいことができているありがたさも忘れずに、謙虚な心を持ちながら活動できたらいいなと思っています。あとは、これからも、マイペースに動画配信をしていきたいですし、自分のブランドを広めたり、新しい商品を作っていきたいなという気持ちもあります。『SHIKI STYLE』から7月に新商品のマルチオイルが出るんですけど、たくさんの方に使ってもらって、感想をいただけたら嬉しいですね。

SHIKI STYLE
2022年7月にローンチしたJuliaプロデュースのライフスタイルブランド「SHIKI STYLE」は、「季節を感じ、日々の暮らしに小さなときめきを」がコンセプト。心地よく輝けるアイテムを展開し、2025年7月に3周年を迎える。発売されたばかりの「DAY TO NIGHT MULTI OIL」は、朝から夜まで寄り添うマルチユースオイルとして性別や年齢を問わず誰でも使えるアイテム。ジェンダーレスな「常緑樹の香り」が、心安らぐ贅沢な瞬間を演出してくれます。

Q.気分が上がる“アゲめし”は？
A.イクラの軍艦　「お寿司が小さい頃から大好きで、なかでもイクラの軍艦がいちばん好き♡　プチプチとした食感も味も好きで、のりが巻いてあるのもいい。一口で幸せになれる幸せの塊です！」

Q.最近の癒しは？
A.ワンコたちとアイス　「夜にのんびりリビングでワンコたちとくつろぎながらアイスを食べる時間。ヨーグルトアイスみたいなものに今すごくハマってます。アイスは、夏場は2日に1回は食べているかも」

Q.これがあれば“ONになる”メイクアイテムは？
A.赤リップ　「“今日はメイクしたくないな”と思う日でも、リップさえ色をつけたら、“メイクをやってる感”や“しっかりしてる感”が出るので。赤リップでだいぶ印象が変わると思ってます」

Q.気になるインフルエンサーは？
A.Chloe Haywardさん　「ファッションスタイルやネイルが好きなタイプで、いつも可愛いので、よくチェックしています」

Q.憧れる生き方をしている人は？　
A.『SEX AND THE CITY』のキャリー　「いつまでも美しい。そして、年齢にあったファッションをすごく楽しんでる感じがカッコいい。私もこれから年齢を重ねるとともに、例えばシワが増えるとか色々あると思うんですけど、そういうこともキレイに受け入れてる。あと、キャリーはすごくカッコよく洋服を着こなしてスタスタと歩いてるけど、ドジなところもあって。そういう人間らしいところに親近感も湧きます」

Q.インフルエンサーとして必要なものは？
A.謙虚な心を持つこと、初心を忘れないこと　「閲覧数や再生数など、数字が出てるので、数を意識しがちなんですけど、やっぱり観てくれる方やコメントをしてくれてる方、ひとりひとりにいろんな人生があるんだなっていうのは考えながら、コメントを返していきたいし、感謝を忘れないようにしたいなと思っています。あと、長く続けていると作業的になってしまいがちですけど、初心も忘れず、今も楽しくやっていこうって気持ちを持つように心がけています。淡々とやるんじゃなくて、動画を出した後もちゃんと振り返って、みんなに何かいい影響を与えられてるかとかも考えながら出していきたいなって思います」

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