アップサイクルな文房具でゴミ問題に向き合おう【いげちゃんのコツコツSDGs連載】
日々、よく耳にする“SDGs”という言葉。なんのために取り組むの? 私にできることは何? SDGsに興味を持ち始めた井桁弘恵が、そんな疑問に向きあいます!
【Vol.32-2】文房具を通して、SDGsを考えよう
文房具を新調する時、どういう基準で選んでいますか? 近年、環境や人に配慮したサステナブルな商品が続々と誕生しています。そこで、今回はゴミ問題や環境保全、さらにはどんな人にも優しい社会について学べる文房具を紹介します。
What’s SDGs?
国連で採択された、2030年までに達成すべき17のゴールのことで、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。私たちが地球に住み続けるために、貧困、飢餓、環境、教育、ジェンダー平等などの問題を世界が協力して解決することを目指す。
環境に配慮した文房具を選ぼう!
使い勝手抜群なうえに、環境にも配慮された文房具4選を紹介します。
ゴミ問題に取り組んだアップサイクル文房具
1)コスメをアップサイクルしたクレヨン「ハロヨン」
口紅やアイシャドウ、チークなど、使用期限切れなどにより不要になったカラーコスメをクレヨンにアップサイクル。唯一無二のカラーで発色も美しく、やわらかな描き心地。デザイン性が高く贈り物にもぴったり! 『COSME no IPPO』では不要になったカラーコスメの回収も行っているので、気になった人は公式サイトやInstagramを要チェック!
2)製造工程で発生するノートの端材で作る「トートバッグ〈コクヨの紙から〉」
キャンパスノートをはじめとする、ノートの製造過程で発生する上質な紙の端材を配合した再生紙から作られた糸で織り上げたトートバッグ。紙そのままの素朴な風合いを感じられる仕上がりは、抜けがあってしゃれ感も抜群。肩掛けが楽にできる持ち手と内ポケット部分はオレンジ色になっていて、ツートンカラーも素敵。
3)KOKUYO MEの「Flat Case」「Multi Pouch」「Pen Case」
ファッションブランド「アーバンリサーチ」の廃棄衣料アップサイクルブランド「commpost(コンポスト)」と「KOKUYO ME」がコラボレーション。廃棄せざるを得なくなった衣料を原料に作られた生地を使用した文房具。立てても使えるペンケースやガジェットなども収納できるマルチポーチ、ノートや書類を収納できるフラットケースとサイズもさまざま。
4)海洋プラスチックゴミから作られたボールペン「スーパーグリップG オーシャンプラスチック」
年間800~1200万トンが海へと放出されているという海洋プラスチックゴミをリサイクルして作られた一本。しっかりと指にフィットするグリッドグリップ採用で、握り心地も、書き心地も快適! オーシャンブルーのボディを見るたびに、海洋プラスチックゴミ問題への意識が高まるはず。
いげちゃんのコツコツ日誌
今回紹介されていたアイテムは、どれも機能性だけでなくデザイン性が高いものばかりで、手に取りやすいなと思いました。可愛いのに、+でサステナブルっていいですよね。文房具売り場に普通に並んでいてもおかしくないし、今後、環境に配慮した文房具が主流になっていけばいいな。気が付いたらアップサイクルのものを使ってた!っていうのが一番理想かも。
撮影/森脇裕介(モデル) 田村伊吹(物) モデル/井桁弘恵 ヘア&メイク/山口春奈 スタイリスト/高野麻子 文/海渡理恵